日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

折り鶴の変化

2007-10-06 | おりがみ

おりがみの代名詞たる折り鶴であるが

その進化にもおもしろいものがある

 

ごく普通の折り鶴の尻尾に

ハサミをいれて足にしたことは

けっこう多くの人が体験しているかもしれない

Dsc06897

ギャグである

上半身はとりすましているのに

下半身のだらしなさはどうだろうか

ふだん謹厳実直な上司の

酒の席での乱れ方を見るような情けなさである

 

この尻尾にハサミを入れる方法も

足の折り方ひとつでで

写実主義のほうに振ることもできる

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この程度の折り鶴変化は序の口で

世の中にはもっと変なことを考える人たちもいるのだ

 

Alec Fehlという外人さんの作品

Nuclear Crane(核の鶴) 

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なんのために三つ首にするのか分からない

放射能の影響で奇形になったという設定なのだろう

むしろ紙が赤いせいか

カニに見える?   

 

宮島 登氏の作品

四つ足鶴(もしくはドラゴン)

Dsc06915

これは秀逸である

一枚めの鶴が一発ギャグなら

これは上質のジョークだ

一見普通の折り鶴なのだが

ちょこんと付いている四つの足が

微笑みをそそる

鶴を折れる人ならこれも折れるので

ぜひリンク先の折り図を参照して折ってみてほしい

コメント (1)
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