すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

ビシケクにて

2010-08-27 11:50:47 | Weblog
24日の深夜にカザフスタンのアルマタから国境を越えてキルギスに入る。こんな時間と思ったが国境は長い車列。高度が高いのか寒い。午前4時にビシケクにホテルに着き就眠、7時に起きてミーティングの準備。午後に予定されたオトンバエワ大統領とのミーティングが午前に繰り上がり、アポのやりくりで大使や大使館の皆さんも大忙しだった。大統領の会談も30分の予定が一時間十分にものび、6月の南部での騒擾から人権問題報告まで話し合った。10月の国会議員選挙にはぜひ国際監視に日本から議員団で来てほしいとの要請があった。選挙管理委員長、与野党党首との会談などが連続し、休む暇がない。
それでも、焼け焦げた検察庁、閉鎖された大統領府(屋上からスナイパーがデモを狙撃した)焼き討ちされたビルなどをみると、首都のビシケクでこの程度だから、南部のオシなどではどれだけの死者が出たかわからない(一説によると2000人)。ウズベクに脱出した人々も一応は帰国したらしいが、状況は予断をゆるさない。こんな状況だとは、日本にいてはまったくわからなかった。日本のニュースというものがいかに世界の現実とかけはなれているかと天をあおぐ。
そこへ小沢さんの代表選出馬ニュース。策士のベテラン政治家が、そんな無茶をするなんて、そこまで追い詰められていたのかと逆に驚く。世界のニュースは嘲笑というかんじ、経済危機にまたKY政治家で混乱というニュアンスか。驚いたことに、NHKでも英語ニュース(それしか見れない)ではきわめて冷たいコメントしていた。NHKも一般国民が見ないところでは自信をもって、真実を語るのかね?日本では各陣営が囲い込みみたいな報道ばかりだが、そんなかね?
みんなある程度覚めていると思う。9月1日に本当に出馬してから、2週間の選挙戦が勝負だろうね。