すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

90年比25%CO2削減とダム建設中止

2009-09-23 21:06:59 | Weblog
鳩山新政権の明暗を分けるかたちとなった八ツ場ダム建設中止と国連総会でのCO2削減公約...いずれむマニフェストでうたった公約だが、いずれむ簡単ではない。怒号と拍手喝さいと、反応はまったく逆だが、両者に共通して欠けているのは具体論の提示だ。温暖化の問題は一応は将来の課題でもあり、他国との調整が含まれているので、多少は時間の余裕があるが、八ツ場ダム関係住民はこれまで長くまたされ続け、だまされ続けてきて、いまこの決定だから、政権が変わったからといって、「はいそうですか」という人はいないだろう。マニフェストはともあれ、まず住民の意見を聞くというのが良かったのではないだろうか。民主党もかってのようにリベラル派や市民活動派がほとんど姿を消し、立場はどうあれ、「草の根」の意思というものに思いをはせる政治家が少なくなっているのではと心配になる。もはや当初目的とかけ離れたダム建設の中止は当然だが、やはりそれにはそれなりの安全着陸プロセスがあってしかるべきだろう。他人事ではない。自分自身もしっかり見つめなおさねばと思う。