すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

解散は解散だ!

2012-11-14 23:26:08 | Weblog
先週9日の読売新聞記事ですでにキナ臭い雰囲気があったが、ついに今日の党首討論で16日解散が決定!これほど追い込まれた状況で、喫緊の課題である補正予算による景気下支えもせずに解散するのは、民主党同志の多くを切り捨てる「神を恐れぬ所作」だが、ともかく「解散は解散で解散だ!」短期決戦だから、ともかくスタートから全力ダッシュだな。課題は山積、新マニフェストも党綱領もやっつけ仕事とならざるを得ないし、空白選挙区を沢山残し、党ポスターやキャッチも決まっていないが、決まったものは決まったとしか言いようがない。昨日は常任幹事会で解散反対の圧倒的な意見集約があったし、今日実は昼前に幹事長に会ったがが、ともかく今は選挙すべきでないという幹事長の声にごまかしはなかったと思いたい。
野田総理も党首討論ではあたかもシナリオを読むような展開を見せたけれど、展開によっては16日選挙まで明言しないケースもあったと思う。その決意表明を引き出したのは実は安倍自民党総裁の狼狽ぶりだろうと思う。定数是正のように党内にも友党にも影響のでるテーマで結論を突きつけられて、まさに「地が出た」のだろうと思う。目のきょろきょろした表情に、当惑の心理が簡単に読み取れた。この点だけは、それを見逃さずに、手を詰めた野田総理の政治技術を評価したい。
また、この「早すぎる解散」は「生活党」にも「維新の会」にもほかに第三勢力を目指す動きにも、大きなダメージを与えたと思う。小沢さんの上ずった声も無意味な饒舌も想定外の状況に対応できていないことをテレビ画面に映していた。その意味でライブ映像は残酷だなあ。
しかし、この党首討論での瞬間風速的な勝利がどれだけ落ち込んだ民主党の党勢挽回に役立つかどうかはよくわからない。ことの良しあしは別として、ともかくここで生き残らなければ、民主党政権はかっての細川政権と同じように、過去の逸話に終わってしまう。総力をあげて選挙戦にのぞまなければならないと覚悟を決めた。