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JALシステム障害から学ぶ代替手段の重要性

中小企業診断士の長谷川進です。こんにちは。
今日はシステム障害についてのお話です。

今週水曜日にJALのシステム障害が発生しました。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090603/331230/

羽田発の便に欠航が相次ぐなど、利用者に大きな影響を及ぼしました。

最近この手のトラブルが増えているような気がします。
事実、昨年11月にもJALは同様のトラブルを起こしていました。

今回の障害の原因は予約発券システムのバージョンアップ。
JALの重要システムのバージョンアップゆえ、JALのシステム部門や関係するITベンダーの方々は入念なテストをされたことかと思います。
ITの現場の厳しさを知っている私としても、バージョンアップに伴うトラブルを防ぐことの難しさは痛感していますので、今回のようなトラブル発生を理解できないわけではありません。

しかし、気になるのはこのようなトラブルで欠航が相次ぐことです。

JALのようが大企業になると、ビジネスプロセスのIT依存度が極めて高いことは理解できるのですが、顧客への影響をもう少し考慮してもいいのではないかと思います。

システムを機能拡張することも重要ですが、システム障害時でも人海戦術で乗り切るような代替手段についてもっと真剣に考える時期に来ているのではないでしょうか。

システム障害を防ぐこと、システム障害発生時の代替手段を確立しておくこと。
地味ではありますが、重要なことであることは間違いありません。

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