土くれ(第1首) 解説
十月の末つかたなりけむ喜多武四郎予が胸像を作り持ち来りて示すを見るに頗る予が意を獲たり乃ち喜多が携へたる鉄の箆をとりてその背に秋艸道人の四字を刻す
あさひ さす ひろき つくゑ に ふろしき の
つつみ を おきて とも は しづけし
(朝日さす広き机に風呂敷の包みを置きて友は静けし)
十月の末つかたなりけむ喜多武四郎予が胸像を作り持ち来りて示すを見るに頗る予が意を獲たり乃ち喜多が携へたる鉄の箆をとりてその背に秋艸道人の四字を刻す
あさひ さす ひろき つくゑ に ふろしき の
つつみ を おきて とも は しづけし
(朝日さす広き机に風呂敷の包みを置きて友は静けし)