山精(第1首) 解説
七月二十九日さきに童馬山房主人より贈られし歌集「暁紅」をとり出してふたたび読みもてゆくに感歎ますますふかしこえて五日この五首を記して箱根強羅なる山荘にこもれる主人のもとに寄す
あめつち の いかなる ちから あともひて
この ひとまき の われ に せまれる
(天地の如何なる力あともひてこの一巻の我に迫れる)
七月二十九日さきに童馬山房主人より贈られし歌集「暁紅」をとり出してふたたび読みもてゆくに感歎ますますふかしこえて五日この五首を記して箱根強羅なる山荘にこもれる主人のもとに寄す
あめつち の いかなる ちから あともひて
この ひとまき の われ に せまれる
(天地の如何なる力あともひてこの一巻の我に迫れる)