山精(第4首) 解説
七月二十九日さきに童馬山房主人より贈られし歌集「暁紅」をとり出してふたたび読みもてゆくに感歎ますますふかしこえて五日この五首を記して箱根強羅なる山荘にこもれる主人のもとに寄す
いにしへ を わが する ごとく のち の よ は
きみ を こほしみ たへ がて に せむ
(古を我がするごとく後の世は君を恋ほしみ堪え難てにせむ)
七月二十九日さきに童馬山房主人より贈られし歌集「暁紅」をとり出してふたたび読みもてゆくに感歎ますますふかしこえて五日この五首を記して箱根強羅なる山荘にこもれる主人のもとに寄す
いにしへ を わが する ごとく のち の よ は
きみ を こほしみ たへ がて に せむ
(古を我がするごとく後の世は君を恋ほしみ堪え難てにせむ)