日々雑感

残りの人生 こころの趣くままに

嫌な思い出

2019-06-08 | きいてきいて
水無月に入ってはや8日。梅雨入り途端に
各地に警報が出るほどの大雨で、今年も水害に
痛めつけられる不安もよぎります。

           

小学二年生の頃、遠い分校まで歩いて通っていた。
本校なら姉も一緒に通学できたのに。
戦後の爆発的な生徒数に、こういうことも有りだった。

雨のある日、通学途中で高下駄の鼻緒が切れて、しかも
小さなどぶ川があふれ、はだしの足にミミズがウヨウヨ。
切れた下駄をぶら下げ、泣きながら小一時間かけて到着。

引き返すことなど考え及ばず、とにかく行かねば・・と
必死だったのだろう。着いた後は何も覚えていない。

恐怖のこの体験はべったり下意識に張り付いている。
梅雨の季節になるととみに思い出す。

そんな時には、紫陽花や菖蒲を見にふらっと公園に。






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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
gamanohosirousagiさま (suri-riba)
2019-06-10 16:32:54
「健忘症でもボケの始まり」 でもありません。
なぜなら、認知症は直近のことから忘れ、遠い昔のこびり付いた事は、最後まで残るらしい。と言う事は何も嫌な経験などさせなかったご両親に手を合わせてくださいよ。

この分校は、終戦まで「朝鮮学校」として使われていた校舎で、そのままつかったので想像してください。7歳の女子だったのですよ!トホホ・・でした。
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オールレディさま (suri-riba)
2019-06-10 16:19:18
あまり記憶力に自信はないのに、やっぱり超嫌なこと
辛い記憶はこびりついています。
「草履袋」をもって下駄と履き替えましたが、その草履覚えていますか? 暴力団が履く「セッタ」のような代物でした。

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紫陽花、菖蒲見ごろの時 (sirousagi gamanoho)
2019-06-09 18:18:46
しとしと降るからざあざあ雨を越して、龍神の暴走宜しく各地に被害をもたらすようになってきた、近頃の梅雨期!
今夏は大暴れ無しにしていただきたいです。

お二人の子供時代の思い出話につねづね感心しているsirousagi.
良い事も悪い事も昭和20年代の出来事などすっかり記憶に無いと、時々もの哀しさにおそわれますよ。
忘れるのが私の人生には必要なのでしょう!
ッテいうか、ただの健忘症、ボケの始まり?
クワバラクワバラ

あじさいは朝浅葱(あさぎ)色 夕縹(はなだ)
   心のゆれを 見極められて
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Unknown (オールドレディー)
2019-06-09 09:26:01
関東甲信越地方は梅雨入りしたとか。近畿・中国地方もまもなくでしょうね。今年も7・8月は雨が多いとか、昨年の西日本豪雨を思い出されます。
昔は学校へ下駄をはいて行ってましたね。私の記憶にあるのは真冬の大雪の日、素足に下駄でした。下駄の歯に雪がこびりついて歩けなくなったことを覚えています。足が真っ赤になって泣きたいくらいでした。
今こんな話ができるのは私たち同年代のババだけでしょうね。昭和の思い出は良いことも悪いこともたくさんあって、いくらでも話せますね。平成の記憶はあまりありませんが…。
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