SUPER FLAT 2

非ファルス的にもっこりするものを肯定せよ!(神の性的不器用あるいはその性的悪戯に由来するもの達について)

第34回タミヤ人形改造コンテスト

2005年10月12日 | Weblog
田宮模型主催【第34回人形改造コンテスト】作品募集
2005年10月25日 締め切り(当日消印有効)

「1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ」の身長約5cm の兵士人形を使った模型コンテストです。ちょっとポーズを変えたり小物を組み合わせただけのお手軽改造から、全く別の人物やキャラクターに変身させてしまう技巧派、発想のおもしろさで勝負のアイデア作品まで、とにかく兵士人形が元になっていればどんな作品でもOK!このコンテストでは製作テクニックだけでなく、題材選びのおもしろさや遊び心が大きなポイントです。1973年の第1回以降、正統派のミリタリー仕上げはもとより、映画やスポーツ、芸能人など、その年の話題、流行が作品に反映されるのも特徴。毎年発行される作品集を見ればその時代背景も見えてきます。さあ、あなたの作品で次の歴史の1ページを飾ってみませんか?

男と男の約束

2005年10月12日 | Weblog
 ACC(アジアン・カルチュラル・カウンシル)のジョージ・コーチ代表をゲストに迎えた8日の『エフエム芸術道場』では、なかなか興味深い話を聴くことができた。現在の村上隆のプロデューサー的な活動の傾向は、実は13年前にACCから受けたレジデンシィ・フェローシップの経験からきているのだという。
 当時「加勢大周宇Z」プロジェクトの失敗から国外逃亡を余儀なくされていた村上隆に、ACC発行のニューヨーク行きのチケットを渡したのはコーチ氏である。だが何故そうしたのかは不明なのだ。コーチ氏との面接の時に持ち前の英会話力不足から緊張してドジを踏みまくった村上隆は、これでは絶対に自分は助成を受けられないと思い、そしてACCが駄目なら自力でニューヨークに行く決意を固めていたのだという。そこまで追い詰められていたのだ。
 思うに、その面接のとき、ふたりの間で「男と男の約束」が交わされたのではないだろうか。ACCを設立したジョン・D・ロックフェラー三世(1978年没)の意思を継ぐコーチ氏は、2003年にNYロックフェラーセンター前に村上隆の『二重螺旋逆転』が展示されたとき、それを見て「ロックフェラー三世に見せたかったな」と思ったという。そう、このとき村上隆はたぶん「男と男の約束」を果たしたのだろう。コーチ氏はそういう意味でも嬉しかったに違いない。
 そして日本の美術界から逃げてACCの用意したニューヨークのアパートに隠れていた失意の時期に、にもかかわらずそこで感じた不思議な希望こそが、今に至る村上隆のアートマインドを支えているだ。そこでは芸術を信じるということは人間を信じるということと同じなのだ。人間(アーティスト)はひとりでは何もできないのである。いい話だろう。

【アジアン・カルチュラル・カウンシル2006年度応募要綱】

ACCでは2006年度の日米芸術交流プログラムの応募を受け付けています。申請書類の締切は、2006年2月1日です。その後6月に行なわれるACCの春の理事会で助成を決定し、同年9月から助成対象期間となります。プログラムに関する詳細、及び申請につきましては、下記の東京事務所までお問い合わせ下さい。

104-0061 東京都中央区銀座1-16-1東貨ビル8F
Asian Cultural Council
ジョージ・コーチ(日本代表)
Tel: 03(3535)0287 Fax: 03(3535)5565
E-mail: jusap@gol.com
URL: www.asianculturalcouncil.org/jusap