SUPER FLAT 2

非ファルス的にもっこりするものを肯定せよ!(神の性的不器用あるいはその性的悪戯に由来するもの達について)

スバル森社長の涙

2008年12月22日 | Weblog


「…コーナーが(スバルのチームカラーである)青一色に染まっているのを目にすると......」 森社長が声を詰まらせている。もともとスバルは来年いっぱいでWRCへの参戦を終了する予定でいた。ゆえにこの会見での涙は、もちろんWRC撤退の悔しさだけからくるものではない。半月前には800人に及ぶ非正規従業員への契約終了を告げたばかりなのである。大幅な減産による周辺地域産業への影響も大きい。もちろん、だからといってこんなふうに企業のトップが公の場で涙を見せてしまうなんてことは異例の事態であろうが、そこになぜか「スバルらしさ」を感じてしまうのは私が希少の「スバリスト」だからだろうか。スバルは大量解雇を避けようと、ぎりぎりまで生産調整をして粘ったと聞いている(こういうことは報道されない)。すくなくとも、誰かさんが言うように、「冷静さを失って一斉にそのような行動にはしってしまった」わけではないのだ。ましてや今回の金融危機は「ちょっとした何か」で済まされるものではないだろう。