WBO-APバンタム級1位 WBO-APバンタム級2位
那須川 天心(帝拳) ジェルウィン・アシロ(フィリピン)
4勝(2KO) 17勝(7KO)2敗1分
那須川選手の人気、カリスマ性には疑う余地はない。
世界チャンピオンを差し置いても最もお客を呼べる選手だ。
キックボクシングからボクシングに転向して5戦目で、
タイトルマッチとなった。また今までは契約ウエイトだったが、
初めてバンタム級のウエイトでの試合となったが、
減量がどう出るのか。
写真右側:シルバーのトランクスが那須川選手。
写真左側:白と青色のトランクスがアシロ選手。
1ラウンド:那須川選手が右ジャブを伸ばす。アシロ選手の
右ストレートがヒット。那須川選手のワンツーにアシロ選手は
右アッパーを返す。無難な立ち上がり。
(那須川選手:10-9:アシロ選手)
1ラウンドを観た印象:これまで那須川選手が戦った4試合には
世界ランカーもいたけれど、一番強い相手だと思った。
那須川選手はスピードがあり、当て感もよけ感も優れているが、
アシロ選手は今までのように簡単に当てさせてはくれないし、
那須川選手が被弾するシーンもあった。
2ラウンド:距離の探り合い。那須川選手の右ジャブ、アシロ選手は
右ストレートから前進。那須川選手の右ジャブに合わせて、
アシロ選手は右ストレートを放つ。
(那須川選手:9-10:アシロ選手)
3ラウンド:アシロ選手が前進、那須川選手の右ジャブは当たらない。
アシロ選手が積極的にパンチ江尾振るって前に出てワンツー。
那須川選手の左ストレートにアシロ選手は右ストレートを当てる。
(那須川選手:9-10:アシロ選手)
4ラウンド:アシロ選手がプレッシャーをかける。那須川選手のワンツー、
アシロ選手は右アッパーを合わせる。那須川選手が右ジャブから
ロープに詰めて左フック。アシロ選手は右ストレート、右アッパー・
那須川選手は左を上下に。アシロ選手のいきなり放つ右ストレートが
ヒットする。
(那須川選手:9-10:アシロ選手)
5ラウンド:那須川選手が右ジャブからワンツー、アシロ選手は
右ストレート。那須川選手が右ジャブからリズムをつかむ。
(那須川選手:10-9:アシロ選手)
6ラウンド:。アシロ選手は右ストレートから左フック。那須川選手は
右ジャブからコーナーに詰めてワンツー、右アッパー、左ストレート。
(那須川選手:10-9:アシロ選手)
7ラウンド:那須川選手がプレッシャーをかけコーナーへ詰める。
アシロ選手は右ストレート、那須川選手のワンツー。アシロ選手は
右ストレートを当てるが単発。那須川選手のワンツーが当たる。
(那須川選手:10-9:アシロ選手)
8ラウンド:那須川選手が前進、アシロ選手の右ストレート。
那須川選手がワンツーからロープに詰め左右ボディ。アシロ選手は
右ストレート、那須川選手の左ストレート。
(那須川選手:10-9:アシロ選手)
9ラウンド:アシロ選手が前進するところに那須川選手の左ストレートが
左胸から肩口に当たり、アシロ選手が右フックを空振りしてバランスを
崩して倒れたがレフェリーがダウンを宣告。(スリップと思うが。)
立ち上がったアシロ選手が前進すると那須川選手が左ストレートを当てる。
アシロ選手の右フック。那須川選手の左ストレート、アシロ選手の左フック、
那須川選手が左ストレートでコーナーへ詰める。
(那須川選手:10-8:アシロ選手)
10ラウンド:アシロ選手は右ストレート。那須川選手はプレッシャーを
強めるがアシロ選手の右ストレートが当たる。那須川選手の左ボディ、
ワンツー。アシロ選手の左フック、右アッパー、右ストレート。
(那須川選手:9-10:アシロ選手)
私の採点は95-93で那須川選手の勝利。公式採点は97-92、
98-91が2者、3-0の判定で那須川選手がチャンピオンとなった。
9ラウンドのダウンがなくても那須川選手が勝ったのだが、
今までのような一方的な試合にはならなかった。
試合後、武居選手にメッセージを送っていたが、
現時点では早いだろう。じっくりと経験を積んでからでも遅くない。
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