「24時間」というのは経過するのが早い、と公式サイトの時計を見て思う。
LMP1クラスは相変わらずアウディR10がプジョー908に5周の差をつけてリード。
3位にもプジョー908がついており、こちらはトップから7週差。
先頭のアウディにトラブルが生じれば逆転は可能だが、残り時間を考えるとちょっと考えにくいかなと思う。
去年大激戦だったLMGT1クラス。
アストンマーティンとコルベットががっぷり . . . 本文を読む
今週末、名古屋では二つの古書即売会が開催された。
一つは毎回恒例の名古屋古書会館で開催される「倉庫会」、もう一つは名古屋駅近くのノリタケの森ギャラリーで開催される「第4回オールドブック倶楽部展」。
両方掛け持ちできないことはないので、二つの古書即売会に足を運んでみることにした。
土曜日の午後。
いつもの時間に名古屋古書会館へ向かう。
いつもどおり「倉庫会」は目録を発行しないため、現地での本探しが . . . 本文を読む
今週末、毎年ル・マン24時間レースが始まった。
TV中継はおろか、インターネットでの速報も少ない。
何しろ予選の状況すら公式HPでしか知ることはできなかった。
今年の見所はアウディとプジョーの両ディーゼルエンジン車の対決。
去年デビューウィンを果たしたアウディが昨年に続いて勝つのか、プジョーがディーゼルエンジン車のデビューウィンを達成するのか。
・・・で、約10時間経過した時点の順位を見るとや . . . 本文を読む
「ダルマ駅」。
鉄道に詳しくない方なら「?」と思われるので、説明が必要だろう。
国鉄時代末期、大量に不要となった貨車。
この貨車の処分に手を焼いた国鉄当局は、主に倉庫用として足回りを取り外した貨車の車体を売りに出した。
その中には国鉄内部で再利用された車もあり、主に車掌車がこれまた足回りを取り外して「駅舎」に転じた。
これが「ダルマ駅」である。
本書は日本全国に点在する、こうした「ダルマ駅」の訪 . . . 本文を読む
この駅に間借りしている銚子電鉄の「駅」を紹介した以上、「大家」たるJRの駅について書いておかなければ片手落ちのような気がする。
銚子電鉄の電車を降りた後、一旦駅の外へ出る。
この駅を訪れること自体、10年ぶりだ。
雨は上がっていた。
駅前は出迎えの車でいっぱい、思うような絵にならない。
こんなに車が多かったっけ、と考え込んでしまう。
駅舎の入り口付近を撮ってみる。
こちらも車がずらりと並ぶ . . . 本文を読む
朝も早くから始まった銚子電鉄の旅もいよいよ大詰め。
時計を見ると11時30分を回っている。
外川行きの電車に乗ったのがだいたい8時過ぎだから3時間半ちょっと寄り道を楽しんでいたことになる。
残る区間は仲ノ町から銚子までの一駅間。
どうせ乗るなら釣り掛け電車に・・・ということでデハ801に乗る。
あぁ、これで今回はおしまいか、という感傷に浸る間もなく終点に到着した。
電車のドアが開く。
すると、 . . . 本文を読む
車庫構内の見学を終えて仲ノ町駅へ戻る。
どうしても撮りたい車両があったものの、狭い車庫内では撮影が難しかった。
見学許可は下りているとはいえ、自由に移動して良いか判断に迷ったというのもある。
銚子電鉄の車両は個性的な面々が揃っているが、その中で極めつけの車両がいる。
それが「撮りたかった車両」、デハ301だ。
製造年は1930年というから、車齢はかれこれ77年(!)というご老体。
銚子電鉄に入線 . . . 本文を読む
駅との連絡通路を渡ると検修庫がある。
入場車両があるのだろうか、この日の検修庫の扉は開けられていた。
意外とこうした施設を間近で見ることがないので覗きこんでみる。
庫内に整然と置かれた道具類が印象に残る。
昔は大手私鉄だろうと中小私鉄だろうと、こうした「手作業」的な整備が行われていたが、こうした光景を見ることの方が少なくなってしまった。
再びデキ3の方へ戻る。
デキ3の背後には2両の電車が留置さ . . . 本文を読む
このブログを開設して今日で満三年になった。
時間の経過は早いと最近よく実感する場面が多い中、よくもまぁヒマを見つけて毎日記事を書いてきたものだと改めて思う。
最初は「文章の練習」、「備忘録」的な気持ちで始めたブログだが、いつの間にかこれだけの規模になってしまったことに自分でも驚くばかり。
本来なら筆不精故、あっさり止めても良かった筈だが毎日何かしら書き続けて今に至っている。
幸い、一年目~二年 . . . 本文を読む
「ポケモンラッピング編成」こと3703Fが猿投へ発車していくのを見送った後、もうしばらく知立駅に止まることにした。
三河線末端区間が廃止される前はよく立ち寄った駅だが、廃止後はめっきり足が遠のいてしまった。
この機会に行き交う電車を眺めてみるのも悪くない。
名古屋本線上り方面のダイヤの乱れは続いている。
JRへの振り替え輸送も始まり、いつ収拾がつくかわからない状況になっていた。
ふと、豊橋方面 . . . 本文を読む
6月9日。
名鉄が豊田スタジアムで開催する「名古屋グランパスエイト ポケモンDAY」の開催に合わせて三河線と名古屋本線でそれぞれ「ポケモンラッピング」編成を走らせる予定だった。
この日は雨。
走行写真を早々に諦めて二本纏めて知立で撮ろうと名鉄名古屋を豊橋行き快速特急で出発した時から嫌な予感はあった。
この日、国府宮・奥田間の踏切障害で名古屋本線の豊橋方面電車は遅れ始めており、自分が乗った名鉄名古 . . . 本文を読む
田沢湖線角館と奧羽本線鷹ノ巣を結ぶ秋田内陸縦貫鉄道。
昨年夏、全線乗り通したが「忘れられつつある日本の田園風景」を思い切り堪能した記憶がある。
その一方で、膨大な累積赤字を出し続けているため存廃については秋田県をはじめとする関係者を交えて議論が行われてきたが、その最終結論を出す時期が近づいてきたようだ。
「秋田内陸縦貫鉄道:「存廃、1年以内に結論」知事、赤字続きで方針」(毎日新聞、6/9)
記 . . . 本文を読む
傘を片手に、駅と車庫を繋ぐ通路を渡る。
見えてきたのは黒い小さな電気機関車。
銚子電鉄の「マスコット」とでも言うべき、デキ3だ。
黒い小さな車体は雨に濡れていた。
このデキ3、開業時代から銚子電鉄にいた訳ではなく、大元は沖ノ島炭鉱電気鉄道が輸入した機関車を1941年に譲り受けた物。
このため、本線用というよりは「産業用」という印象が強い。
実際、その小ささ故に銚子電鉄に入線してからも銚子・仲 . . . 本文を読む
銚子電鉄訪問にまつわる記事を書いている中で、「銚子電鉄の魅力とは?」と自問自答してみた。
古い木造の駅と南欧調の駅が混在する駅舎。
駅で売られている「ぬれ煎餅」や「たいやき」。
そういった物も魅力のうちに数えられるが、個人的にはやはり「車両のバラエティの多さ」をイチ押しに挙げたい。
総延長6.4kmという小さな鉄道であるにも関わらず、在籍している電車は4形式6両。
これに客車1両と電気機関車1両 . . . 本文を読む
長野電鉄が5月30日から発売を始めた写真集。
購入方法や内容はこちらを参照。
それにしても長野電鉄が特急列車の運転を開始して50年になるのか、と改めて表紙を見て感慨にふける。
考えてみれば「長野電鉄の特急の歴史=2000系の歩み」と言っても過言ではないだけに、一系列で支えた特急史を持つ鉄道会社もそうないだろうと思う。
写真集の構成は特急運転開始当初の「マルーン時代」、クリームと赤色の「りんごカ . . . 本文を読む