大学入試改革「新テスト」英語の要点についてまとめてみます。
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★以下、旺文社 教育情報センター資料(29年 11月13日)抜粋★
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大学入試改革 「新テスト」情報
入試改革 国立大 「基本方針」公表!
国立大は外部検定、記述式必須!
国立大学協会は 11 月 10 日、32 年度から実施(33 年度の入学者選抜)される、いわゆる入試改革について、国立大としての「基本方針」を公表した(「平成 32 年度以降の国立大学の入学者選抜制度 -国立大学協会の基本方針-」)。
各国立大はこの「基本方針」にのっとって新入試を設定するだろうし、さらに公私立大はそれを見て動いてくるだろう。「基本方針」は大きな影響力を持つものといえる。
【共通テスト】 重要ポイント .
英語の外部検定
・一般選抜では 1次試験として、共通テストの英語とあわせ、全受験生に外部検定を課す。
【解説】
共通テストでの外部検定利用については、受験者の経済的負担という非常に大きな問題を抱えている。国立の大学であればなおのこと非利用者枠を残し、検定弱者に対しても門戸を広げるべきとも考えられるが、全受験生に課すという方針となった。
利用方法については、共通テストの英語も外部検定も、ともに 1次試験の位置づけで、具体的なイメージは不明だ。1 次は共通テスト、2 次で外部検定というなら利用方法も広がるが、1次で両方を課す方法については、本年度中をメドとしている国立大共通のガイドライン、来年度の各大学の予告を待つことになる。
~以上、旺文社情報センター資料より抜粋~
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以下、水野の補足です。
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高校学習指導要領における英語教育の抜本改革を踏まえ、大学入学者選抜においても、「読む」「聞く」「話す」「書く」の“4技能”を適切に評価するため、「共通テスト」の枠組みにおいて、民間事業者等により広く実施され、一定の評価が定着している “英検などの「資格・検定試験」を活用”すると報道されています。
そして、今後の動きは、以下のようになる見込みです。
2019年度まで(2017年度高1以上)
・・・現行の「大学入試センター試験」→翌年より廃止
2020年度~2023年度(2017年度中3~小6)
・・・移完全移行行措置として、「共通テスト」と「認定試験(民間試験)」の両方またはいずれか一方を各大学の判断で選択活用
2024年度以降(2017年度小5以下)
・・・民間試験に完全移行
皆さん
大学入試は、当教室が目指している「読む」「聞く」「話す」「書く」の“4技能”を高める方向に進んでいます。そのため、従来以上に英検を受験しようという動きが強くなっています。
しかし、試験のためだけに英語の学習するのは悲しいことです。英語は、世界中の人とコミュニケーションするための手段です。英語を使って自分の考えを「発信」することが出来るように、これからも、楽しみながら英語の学習を続けてゆきましょう
(水野克哉)
<追伸>
関連事項は以下のクリック
「大学入試センター試験『英語』の後継」
http://blog.goo.ne.jp/stepworld-llnisshin/e/5ca6ae274f86eedcb60369b76d2f22d7