乾ルカさんの「森に願いを」(日本之実業社)を読みました。この本は、いつもの本屋さんの新刊本の棚で見つけたもので、やさしいタッチの森の絵とタイトルに惹かれて購入しました(森が好きなので)。街の中にある大きな森での人々の出会いが書かれた短編集です。
ボクが乾ルカさんの本を読むのは初めてのことです。とても上質でわかりやすい文体です。丁寧に書かれた作品なんだろうなあと思いました。各短編がとてもおもしろく、読みやすいので、どんどん読み進んでしまうのでもったいないと思い、一日に1つと決めて、1週間で読み終えました。いっこさんにも勧めたら、いつもは小説を読まないいっこさんなのに、早速読み始め、作品の世界に引き込まれ、読みふけっていました。大変めずらしいことです。
乾ルカさんの他の作品にも興味を覚えました。今度本屋さんに行ったら、他の作品を探してみようと思います。