~ ヤモえもん ~

休日は毛鉤釣り…自然に触れ、酒を楽しむ。

青葉若葉

2022年06月10日 | ブログ

2014年4月に廃線となったJR岩泉線。この線路跡と並行する道路(国道340号線)を車は大川方面に向かっている。曲がりくねった幅の狭い道、対向車が気になった。しばらくすると、大川に架かる大渡橋にさしかかった。この橋を渡り左折すれば、大川松草線だ。しばらく川沿いの道を走り、入渓点を見つけ、釣り支度を始めた時だった。急にお腹がゴロゴロとしだして、我慢できない。トイレがない場所では、ひと目を憚り木立の影で「雉撃ち」するしかない。切羽詰まった時こそ、恥も外聞もないものだ。今回の釣行は、予期せぬ事ばかりを経験する旅になったようだ。

急いで、釣り支度を済ませ、冷んやりとした溪の流れに足を踏み入れた。

 
 入渓した場所の少し上流では、iwameさんの竿が曲がっている。今日は期待できる日になるかも…。
 iwameさんを追い越して、上流へ…。何とか俺の毛鉤にも山女が出てくれた。
 この流れというところで、小さいながらも岩魚が出てくれた。

水深のあるゆったりした流れから、飛沫が上がった。コンディションの良い岩魚が、気持ちよく竿を曲げてくれた。

釣りメシは、コンビニのおにぎりとメンチカツ、そして、いつものレタスサラダ。どうやら、渓を遡行して、汗をかいたこともあり、お腹の具合も良くなったようだ。
 ランチタイム前に、このポイントで一度毛鉤に反応した魚を狙って、毛鉤をチェンジする。
狙いどおり、カディスパターンの毛鉤で…。やりましたよぉ〜!

木々の緑が初々しく鮮やかな緑色。初夏、樹種によって様々な緑のハーモニーと柔らかく降り注ぐ日差しは、身体にじんと染み込んでくるようだ。青葉若葉、そして澄んだ青空が生を感じさせる。
 梅雨の晴れ間をねらっての東北釣行ではあるが、例年、雨にあう時もしばしばだが、珍しく今年は天気に恵まれた。

まだ、明るい夕暮れの宮古の街を、今宵の居酒屋に足を向ける。

本日のメニューは、黒板に書かれているのだが、小さくて文字が読めませんよと言ったら、スマホに写して注文して…とおかみさんのアドバイスが…。なるほど。その手があったか。

春雨の中華風サラダのおとうしで、生ビールを…。お腹の具合も良くなって、安心して飲めるな。

大トロ、鮃、たこ、メカジキ、そしてどんこの肝和えのお造り。こうなったら、お酒の出番でしょう。
先ずは、地元の岩手県宮古市鍬ヶ崎下町の菱屋酒造店(嘉永5年(1852年)創業)が醸す、「千両男山)の純米酒。香りを抑えた落ち着いている。味もしっかりしていてバランスのとれていると思う。燗にして飲んだらまた旨味が出るような気もする。
 
焼き鳥のねぎまは、鶏肉とネギのバランスが良い。

川海老のから揚げを摘みながらの日本酒も良い。

岩手県下閉伊郡岩泉町の泉金酒造株式会社(安政元年(1854年)創業)が醸す、龍泉「八重桜」純米吟醸。酒米が、吟ぎんがということもあって、上立ち香は穏やかな香り。含み香は酸味を感じる。色が黄色味があったが、後味は爽やかという感じの酒でした。

青森県上北郡七戸町の株式会社 盛田庄兵衛(安永6年(1777年)創業)が醸す、純米吟醸「七力」春しぼり 無濾過生原酒。新鮮さを感じる香味と酸味と旨味がバランスよく後味は爽やかな感じの酒でした。

宮古の街に夜の帳が下りる。明日も天気が良さそうだ。新緑の渓が待っている。
 

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