記念日・年中行事
○猪肉の日
長野県飯田市南信濃の「遠山郷」と呼ばれる地で、猪肉・鹿肉・熊肉などさまざまなジビエの肉などを扱う有限会社「肉の鈴木屋」が制定。昔から「イのいちばん」と呼ばれるほど美味しい猪肉は、疲れを取り、体内の活性化にも役立つとされる。野性食肉のシンボルとしてその歴史や文化を大切にしながら、多くの人に猪肉を味わってもらうのが目的。
記念日名は「ししにくの日」と読み、日付は4と4で「シシ」の語呂合わせから。
※ジビエ:(仏 gibier)とは、狩猟によって、食材として捕獲された野生の鳥獣である。主にフランス料理での用語。主に畜産との対比として使われる。狩猟肉。
※猪肉[ししにく、いのししにく]:イノシシの肉。食肉とされる。 「獅子に牡丹」という成句から、獅子を猪に置き換えて牡丹肉(ぼたんにく)とも呼ばれる。また、獣肉食を避けた名残で山鯨(やまくじら)という別称もある。
イノシシの語源は「猪(い)の獣(しし)」で、「い」は鳴き声からとされ、「しし」は大和言葉で「肉」、また肉を食用とするけもの一般をいう語。
○獅子の日
4(し)4(し)で「獅子」の語呂合せ。
※獅子1.ライオン。
「―身中の虫」(ししの体内に住み恩恵を受けている虫が、かえってししの肉を食って害をする意から、仏徒でありながら仏道に害をすることのたとえ。また、内部からわざわいを起こすもの)。
2.「獅子舞」の略。
○シシリアンライスの日
佐賀県佐賀市のご当地グルメとして人気を集めている「シシリアンライス」を、全国的にPRすることを目的に一般社団法人佐賀市観光協会が制定。シシリアンライスとは1枚のプレート皿に温かいライスを敷き、その上に炒めたお肉と生野菜を盛り合わせてマヨネーズをかけたものである。日付は4と4を「シシリアン」の「シシ」と読む語呂合わせから。
※【発祥・由来】:シシリアンライスの発祥は、1975年(昭和50年)ごろ、佐賀市中心の商店街の喫茶店で誕生したとされている。はじめは、喫茶店の従業員様向けの『まかない食』であった。作り方はいたってシンプルで1枚のお皿に炊き立てごはん+炒めたお肉+サラダ+最後にマヨネーズが基本形である。
シシリアンライスの由来は、諸説いろいろあるが、佐賀のお隣の長崎に「トルコライス」というメニューがあるが、実は「トルコ」という国のお隣に「シリア」という国があり、佐賀と長崎がお隣であることから、長崎トルコライスに対抗してシリアからシリア…シシリア…シシリアンライス…と変わって行き名づけられたのではないか?と多くの喫茶店のマスターは言う。
○写真シールの日
写真シール機「美写」を開発している日立ソフトウェアエンジニアリングが制定。
4(しゃ)4(しん)で「写真」の語呂合せ。
写真シール機は「プリクラ」の通称で知られているが、プリクラは「プリント倶楽部」を開発したアトラスの商標となっている。
○交通反戦デー
1989年のこの日、東京都の交通遺児を励ます会が交通反戦大会を開き、この日を「交通反戦デー」とすることを決めた。
児童や生徒も参加できる春休み期間中の覚えやすい日で、また、「死(4)死(4)を返上」の語呂合せから。
○養子の日
さまざまな社会問題の解決に取り組む「公益財団法人 日本財団」が制定。
子どもの福祉の観点から永続的な家庭を提供する仕組みである養子縁組の普及と啓発が目的。日本財団では特別養子縁組の普及をめざして「ハッピーゆりかごプロジェクト」を展開している。
日付は4と4で「養子(よーし)」と読む語呂合わせから。
○女子ロックの日
京都府京都市に本拠を置く、ファッションアイテムブランドの「ハナゾノハウス」が制定。
「ロックだね~」を合い言葉に女子ロックを楽しむ日。全ての女の子たちがロックファッション・ロックミュージックに触れて、新たな自分を発見してほしいとの願いが込められている。
日付は4と4を「女(4)子(4)」と読んで。
○歯周病予防デー
歯周病罹患率80%という日本の現状を改善しようと、全国の歯科衛生士が立ち上げた新たな歯周病予防法(歯肉のプラークコントロール)の普及活動を行う「Goodbye Perio プロジェクト」が制定。
日付は4と4で「歯(4=シ)周病」「予(4=ヨ)防」の2つの4(シ・ヨ)の語呂合わせと、プロジェクトが本格的に活動を開始した2012年4月4日にちなんでいる。
○脂肪0%ヨーグルトの日
脂肪0%ヨーグルトのリーディングカンパニーである京都府八幡市に本社を置く日本ルナ株式会社が制定。脂肪分がなくても美味しく健康的な脂肪0%ヨーグルトのPRと普及を目的としている。
日付は4月4日を404として「脂肪(4)0%(0)ヨーグルト(4)」の語呂合わせから。
○ヨーヨーの日
「ハイパーヨーヨー」を製造しているおもちゃメーカーのバンダイが制定。
4(よー)4(よー)で「ヨーヨー」の語呂合せ。
1998年のこの日には、ジャパンヨーヨーアソシエーション(JYYA)が設立された。
この日とは別に、ヨーヨーを世界的に有名にした立役者であるドナルド・F.ダンカンの誕生日6月6日もヨーヨーの日になっている。
※水ヨーヨー:水風船を輪ゴムや紐で吊るした水ヨーヨーというものもある。これも水風船を掌から放したり引き寄せたりして遊ぶのでヨーヨーと呼ばれるが、その運動は、むしろ手鞠に似ている。
○どらやきの日
3月3日の「桃の節句」と5月5日の「端午の節句」にはさまれた日を、あんこを間にはさむ「どらやき」の日としたのは、どらやきの製造販売を手がける鳥取県米子市の丸京製菓株式会社。
日付には4と4で「みんなで食べて、みんなで幸せ(4合わせ)」との意味もあり、この日にどらやきを食べようと提唱している。
○男前豆腐の日
京都府南丹市に本社を置き、「男前豆腐」「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」「男勝りお嬢」など、今までにないネーミングやパッケージ、個性的な味で人気の豆腐商品を製造販売している男前豆腐店株式会社が制定。自社の商品の魅力を多くの人に伝えるのが目的。日付は「男前」という言葉は男性に限らず女性にも使われることから、女性の日である桃の節句(3月3日)と男性の日である端午の節句(5月5日)の真ん中の4月4日とした。
※男前(おとこまえ、英:handsome)
腕前や一人前のように、特定の言葉を強調する役目を持つ「前」をつけることで、硬派で魅力的な男性を表現する言葉となっている。美男子が女性的な美しさも含み、容貌の美しさのみを言うのに対して、男前とはあくまで男性的であることを条件とし、容姿以外の品格・行動においても魅力的であることを意味する。なお、ボーイッシュで美しい顔立ちの女性や、凛々しいふるまいをする女性を「男前」と表現することがあり、中性的・男性的な魅力を兼ね備えた女性(美女)を表現する言葉にもなっている。ちなみに、英語でも「handsome woman」「handsome lady」と表現する。
○トランスジェンダーの日
1999年2月に性同一性障害者の自助グループ・TSとTGを支える人々の会が制定。
「男と女」だけではとらえきれない性の多様性について、広く社会的な理解を深める日。
「おかまの日」と言われていた日をそのまま「トランスジェンダーの日」としたことにより、「おかま=トランスジェンダー」という誤った認識がなされる恐れがあることから、当事者の間で日付を変更もしくは廃止すべきという声が上がっている。
※TS:性転換症(transsexualism) - 性同一障害のうち最も症状が重く性別適合手術を必要とする症例
○おかまの日
3月3日の女の子の節句と5月5日の男の子の節句の中間の日であることから。
○コメッ子記念日、米粉の日
米粉王国として知られる新潟県で米粉の用途や需要の拡大を目指している新潟米粉研究会が制定。日付は「米」という漢字は分解すると八十八になる。米粉は米の子ども、米の半分と解釈して八十八の半分の四十四から4月4日を記念日とした。
「コメッ子」とは米粉食品を食べて元気に育つ子どものこと。
○フォーの日
大阪府吹田市に本社を置き、「スーパーカップ」「スープはるさめ」「ワンタンメン」など数多くの人気の即席麺・スープを製造、販売するエースコック株式会社が制定。
お米でできたベトナムを代表するめんのフォー。そのなめらかな食感と、だしのきいた味わいのスープに具材を加えた自社の即席めんのフォーの美味しさを広めるのが目的。
日付は数字の4が英語で「フォー」と読むことから4が重なる4月4日とした。
○KOBE JAZZ DAY 4/4
兵庫県神戸市の豊かな文化の創造を目的として、さまざまな芸術文化事業を展開する公益財団法人神戸市民文化振興財団が制定。
1923年の4月、日本で初めてプロバンドによるジャズの演奏が行われた神戸市は、日本のジャズの発祥の地とされている。その日付は定かでないが、ジャズと言えば4 ビート(4/4拍子)であることから4月4日としたもの。4/4はエイプリル・フォースと読む。
○ピアノ調律の日
国際ピアノ製造技師調律師協会が、ピアノ調律に対する理解と認識を深めてもらうことを目的に制定。
日付はピアノ調律にあたって、基準音中央のA=440Hz(ヘルツ)を採用するのが一般的なことから、AをAPRIL、440を4月4日にあてはめたもの。一般社団法人日本ピアノ調律師協会が登録。
○あんぱんの日
1875(明治8)年のこの日、明治天皇が水戸邸の下屋敷を訪れる際に、木村屋のあんぱんが出された。
木村屋の木村安兵衛が当時の侍従・山岡鉄舟に「これまでは京都の和菓子をお出しすることが多かったが、純日本製のパンをお出ししたらどうか」ともちかけられた。木村安兵衛は、それまでのあんぱんに工夫をこらし、日本を代表する花である八重桜の塩漬をいれた桜あんぱんを開発した。
○沖縄県誕生の日
1879(明治12)年のこの日、琉球藩を廃し沖縄県とすることが布告され、沖縄県が誕生した。
※オキナワ:「オキナワ」という語の初出は779年の「唐大和上東征伝」の「阿児奈波(あこなは)島」で、他様々な文献に「倭急拿(うちな)」「屋其惹(うちな)」「悪鬼納(おきなわ)」「浮縄(うきなわ)」などの文字が見られるという。
「おき」は大きいもしくは沖という意味で、「なは」は漁場もしくは場所という意味であるとされている。沖縄古語の原則では語頭にr音が立たないという特徴があり、それゆえに「リュウキュウ」は外国からの呼称で、「オキナワ(オキナハ)」が固有語であったと考えられている。『小さな島々を冒険的に渡ってきた人たちが見た大きい島』、それがオキナワ(オキナハ)である、と外間守善は書いている。
▲地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー(International Day for Mine Awareness and Assistance in Mine Action)
国連が2006年に制定した国際デー。
☆清明[せいめい]
二十四節気の一つで、桜等草木の花が咲き始め、万物に清朗の気が溢れて来る頃。
この日の前日は「寒食」といい、火気を用いない冷たい物を食べる習慣があった。
様々な花が咲き乱れ、お花見シーズンになる。「清明」を花言葉にする花はキンポウゲ科デルフィニウム属のヒエンソウ (飛燕草、学名:Delphinium ajacis) である。
□御田植祭(埼玉県秩父市・秩父神社、4月4日(月) 13時~)
秩父神社の神門と鳥居の間に田代を作り、神部が神歌を歌いながら、白装束で40名ほどが一年の農作業の所作を行う。今宮神社にお水取りに出かけた後、秩父神社に戻り、15時~御田植を行う。埼玉県無形民俗文化財。
○勝浦の春まつり(千葉県勝浦市・覚翁寺、市立図書館前通り、4/4(月)~5(火) 9:00~15:00※開催時間は目安(各店舗により営業時間が異なる)
明治40年から続く徳川家康の家臣で勝浦藩主・植村泰忠の菩提寺である覚翁寺の墓前祭り。覚翁寺の境内と図書館前通りに多くの植木店や露店が出店し、家族連れなどで賑わいをみせる。
○ニホンバシ 桜バル2016(東京都中央区・日本橋、4/4(月)~10(日) 17:00~23:00※土日は12:00~23:00 ※店舗によって異なる)
コレド室町を中心とした施設館内の店舗から、普段なかなか入れない日本橋近隣の老舗店舗まで、お得なチケットで楽しめるグルメ&ショッピングイベント。今年は日本橋・三越前を中心に、広範囲にエリアを拡大。参加店舗も約80店舗に拡大予定。日本橋の桜の名所をめぐりながら、とっておきの桜グルメや桜グッズとの出会いを楽しもう。
○【桜・見ごろ】宮谷の桜(岐阜県下呂市・宮谷の桜、4/4(月)~14(木)※開催日は見ごろの目安 気候等の条件により時期が前後する場合あり)
宮谷神明神社の近くにある桜。ライトアップにより水田に映る姿は幻想的で、日中とは異なる表情をみせる。宮谷神明神社のお参りとともに美しい桜を楽しんでみては。 ※ライトアップ有り(日時未定)
○【桜・見ごろ】岩太郎のしだれ桜((岐阜県下呂市・岩太郎のしだれ桜、4/4(月)~15(金)※開催日は見ごろの目安 気候等の条件により時期が前後する場合あり)
樹齢100年といわれている、下呂市を代表するしだれ桜。この木を植えた人物の名が「岩太郎」という由縁がありその名が付けられたそう。道行く人に覆いかぶさるように咲く姿は風格があり見ごたえ十分だ。 ※ライトアップ有り(日時は直前に決定)
○【桜・見ごろ】八坂湖畔(岐阜県下呂市・八坂湖畔、4/4(月)~15(金)※開催日は見ごろの目安 気候等の条件により時期が前後する場合あり)
岩屋ダムの下流に約400mの桜並木があり、湖畔に映る姿も美しい。川沿いに咲く桜を眺めながら、ゆっくり散歩を楽しんでみては? ※ライトアップ有り(日程は直前に決定)
○第28回谷汲さくらまつり(岐阜県揖斐川町・町営谷汲[たにぐみ]門前駐車場、4月4日(月)~4月12日(火) 9~16時の開催。)
谷汲踊保存会により、谷汲踊が上演される。また、特産品の販売、バザー、その他郷土芸能も上演される。
□曳山祭(石川県輪島市・住吉神社、重蔵神社、4月4日(月)~4月6日(水))
高さ5m以上、総輪島塗の山車が市内を練り回る。厄年の男衆や子どもたちが山車を曳く。住吉神社の曳山巡業は5日14時~。重蔵神社の曳山巡業は6日9時~。神社ごとにさまざまなイベントが行われ、市民や観光客で賑わう。
□南山王祭(ほいのぼり)(滋賀県日野町・日枝神社、4/4(月)※雨天の場合は「ほいのぼり」の奉納はなし)
通称南山王さんの春祭りで、祭り当日は各町内から「ほいのぼり」と呼ばれるのぼりが奉納される。「ほいのぼり」とは、竹を細かく割りあげて竹ひごを作り、そこへ紙の花を付けたもの。その美しいほいのぼりが二十数本が境内を華やかに彩る、春のムードいっぱいの祭り。
○京都dddギャラリー第207回企画展 21世紀琳派ポスターズ 10人のグラフィックデザイナーによる競演(京都市右京区・京都dddギャラリー、4/4(月)~5/13(金) 11:00~19:00※4/24(日)は、特別開館。土曜・4/24(日)は18:00まで。)
16~17世紀の俵屋宗達、17~18世紀の尾形光琳、18~19世紀の酒井抱一。 江戸時代、およそ100年ごとに、直接の師承関係ではなく私淑というかたちで、琳派の系譜は継承されてきた。
光琳は宗達の、抱一は光琳のスタイルとセンスを、時空を超えたシンクロニシティーによって血肉化し、コンテンポラリーな創造を成し遂げたのである。そして、20世紀においては、硬直化、保守化した日本画壇ではなく、むしろ先鋭的なデザインの世界にこそ、琳派のエッセンスが受け継がれている。
戦後のデザイン界を牽引した田中一光は、1960~70年代に琳派をはじめとする日本の古美術を巧みに引用したポスターを多数制作した。彼こそが、まさに「20世紀琳派」というべき存在だったのである。では、21世紀に琳派はどのように受け継がれるのであろうか。
本展では、第一線で活躍するデザイナー10人に琳派からインスパイアされたポスターの制作を依頼し、一堂に展示する。「21世紀琳派」の競演をお楽しみください。
○FestartOsaka2016(大阪府大阪市北区・大阪 北船場・西天満界隈、4/4(月)~16(土) 11:00~18:00※開廊日・開廊時間はギャラリーによって異なる)
北船場・西天満界隈は日本画・洋画・工芸・現代美術など多様なジャンルのギャラリーが入り交じる独特なエリア。普段は個々に展示を行っている19軒のギャラリ-が協力し、工芸・現代アート・洋画・日本画など得意分野を活かした展覧会を一斉に開催する。また、場所がわからない、ひとりで入りにくいという人のために、ギャラリーツアーを実施する。
□初辰まいり(4月)(大阪府大阪市住吉区・住吉大社 6:00~17:00※毎月初辰日)
初辰とは、毎月最初の辰の日のこと。この日に参拝すれば、より一層力を与えて守り助けてもらえると信仰されている。4年を一区切りとして48回参拝すれば、満願成就。これは、四十八辰、つまり始終発達するという意味からきたもので、4年間月参りを続けられるというのは、それだけ無事発達していることでもある。商売発達のために遠方から訪れる人も多く、早朝から大勢の参拝者でたいへんにぎわう。
○スプリングフェスティバル2016(兵庫県神戸市須磨区・神戸市立須磨離宮公園、4/4(月)~5/8(日) 9:00~17:00※木曜日休園(祝日の場合は翌日 5月6日は臨時開園)
須磨離宮公園では4/4(月)~5/8(日)の間「スプリングフェスティバル2016」を開催する。4月上旬には1万本のチューリップ、リキュウバイやシダレザクラ、中旬にはサトザクラ、キモッコウバラやヒラドツツジが開花し、GW頃には約230本の牡丹が見頃を迎えるなど、この時期の園内は花であふれる。5/3~5/5は18:00まで開園時間を延長。5/5は小中学生の入園料が無料。春のお出かけは離宮公園できまり!
○【桜・見ごろ】大平山(山口県防府市・大平山、4/4(月)~11(月)※開催日は見ごろの目安(気候により時期の前後あり、例年の見ごろは3月下旬~4月上旬)
春は桜、ツツジ、秋は紅葉が素晴らしい、大平山。標高は東京スカイツリーとほぼ同じ。眺望が良く、防府平野と瀬戸内に浮かぶ島々を眺めることができる。春は山麓にある260本の桜が訪れた人を迎えてくれる。なお、ロープウェイは平成27年3月に廃止。桜のある山麓駅周辺から山頂にある大平山山頂公園まで行く場合には車を利用して。
○【桜・見ごろ】毛利氏庭園(山口県防府市・国指定名勝 毛利氏庭園、4/4(月)~11(月) 9:00~17:00 ※開催日は見ごろの目安(気候により時期の前後あり、例年の見ごろは3月下旬~4月初め) ※入場は16:30まで)
明治・大正時代の技術の粋を集め、自然の美に人工の妙をつくした壮大華麗な庭園「毛利氏庭園」。春になると園内のでソメイヨシノを始め、ヤマザクラ、珍しい「におい桜」など各種の桜が咲き誇り、一目見ようと多くの人たちが足を運ぶ。
○【桜・見ごろ】天神山公園(山口県防府市・天神山公園、4/4(月)~11(月)※開催日は見ごろの目安(気候により時期の前後あり、例年の見ごろは3月下旬~4月上旬)
防府天満宮の天神山山麓の小道をたどると、国分寺の甍・国府の旧跡地、その向こうに三田尻湾がかすむ。小道をたどると桃玄洞・柳星甫・山頭火らの句碑がある。酒垂神社前の広場は桜の名所として知られており、春になると約450本の桜が一斉に開花する。防府天満宮への参拝とあわせて春の散策を楽しんでみては。
○【桜・見ごろ】桑山(山口県防府市・桑山、4/4(月)~11(月)※開催日は見ごろの目安(気候により時期の前後あり、例年の見ごろは3月下旬~4月上旬)
桜の名所として有名な桑山は、整備された公園や散策道、文化財などを有する、見どころの多い場所。山頂へは歩いて約20分。途中、展望広場やベンチがあり、のんびりと景色を楽しみながら登ることができる。近くには平成27年の大河ドラマ花燃ゆの主人公・文とその夫となる楫取素彦のお墓のある大楽寺もある。また、開花期間中はボンボリが点灯され夜桜を楽しめる。昼はポカポカ陽気の中散策に、夜は夜桜見物に出かけてみては。
○【桜・見ごろ】向島運動公園(山口県防府市・向島運動公園、4/4(月)~11(月)※開催日は見ごろの目安(気候により時期の前後あり、例年の見ごろは3月下旬~4月上旬)
向島西側の海岸沿いに位置し、瀬戸内海のさわやかな潮風を感じながら、テニスや野球、ソフトボール、サッカーなどのスポーツを楽しむことができる運動公園。春には約570本の桜が咲きそろう。運動仲間とお花見を楽しんではいかが。
○両腕を事故で亡くした詩画家 大野勝彦来館(大分県九重町・九州芸術の杜 大野勝彦美術館、4/4(月) 10:00~16:00※雨天決行予定)
大野作品を見ながら先生と楽しいお話を楽しもう。サイン会も実施される。プロフィール:昭和19年2月3日生まれ。平成元年7月22日 農作業中、機械により両手を切断。その後書きためた詩を「両手への賛歌」として自費出版。エッセー、詩画集などを多数出版。平成16年にはロサンゼルスで3,000回目の記念講演。個展や講演を行うなど精力的に活動。平成17年9月九州芸術の杜内に「大野勝彦美術館」開館。
アグロステンマ(ムギセンノウ(麦仙翁)) corncockles
【花言葉】「育ちのよさ」「気持ちがなびく」「自然を好む」「小国の王」
【概要】
アグロステンマ(ムギセンノウ、学名:Agrostemma githago)は、ナデシコ科アグロステンマ属の一年草。ヨーロッパ原産。
日本へは明治時代(1877年)に渡来した。日本各地で半野生化している。
和名をムギセンノウ(麦仙翁)という。麦畑に生えるセンノウ、葉がムギに似たセンノウなど由来は諸説ある。センノウはナデシコ科リクニス属の植物で、花の姿が似ているから付けられた。別名、ムギナデシコ(麦撫子)。
属名は 畑の意味「アグロ」と王冠の意味「ステンマ」という言葉からなり「畑に美しく咲く」という意味をもつ。麦畑の雑草としてヨーロッパでは知られる。
種小名「ギタゴ」はラテン語の古名から。
【特徴】
草丈60~90cm。 葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
開花期は5~7月。花径は5~7cmで、5弁の花弁は軽く外側にカールする。花弁には放射状に筋が入る。花の色は濃いピンク、ピンク、白などである。
花後につく実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。種子はサポニン配糖体を含み有毒である。
http://www.botanik.kit.edu/garten/img/artenschutz_agrostemma_githago.jpg
・葉
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・花
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https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/ff/Agrostemma_githago_120605.jpg
【主な原種・園芸品種】
‘桜貝’〔Agrostemma githago 'Sakuragai'〕
薄いピンクの花を咲かせる。草丈は、ギタゴとして流通するものよりも少し低い70cm。ギタゴと混植すると美しい。
https://shop.takii.co.jp/shop/img/product/l1/FZZ439.jpg
http://ruri.air-nifty.com/photos/uncategorized/aguro0512.jpg
‘オーシャン・パール’〔Agrostemma githago 'Ocean Pearl'〕
ギタゴの花弁の赤紫の部分が、白くなった品種。
http://apps.rhs.org.uk/plantselectorimages/detail/WSYD0008635_4737.jpg
‘ミラス’〔Agrostemma githago 'Milas' = A. milas〕
花の直径が5cm~8cmになる大輪の園芸品種で、野生種とはまた趣を異にする。ミラスは本種が発見されたトルコの町の名にちなむ。
https://www.anniesannuals.com/signs/a/images/agrostemma_githago_milas_02.jpg
http://www.aaronsipfphoto.com/resources/may2013portraits/Agrostemma%20githago%20Milas%20Purple%20Queen%20W6392.jpg
【詳しい育て方】
■主な作業
花がら摘み:咲き終わった花はそのままにしておかずに花茎の付け根から切り取り、株が余計な体力を消耗しないようにする。そうすることで次々と新しい花が咲き長期間楽しむことができる。
支柱立て:4月から5月になると草丈が高くなるので、様子を見て、倒れないように支柱を立てておく。
霜柱で浮き上がった苗の処置:秋にまいて大きくなりきれていない苗や、植えつけが遅れた苗は、12月から2月に霜柱で土の上に持ち上がり、根が乾いて枯れることがある。植えつけ場所を見回って、株元を押さえておく。
■栽培環境
日当たりと水はけのよい土地が適している。茎が細い割に草丈が高くなる。特に花の時期は上の方が重くなって倒れやすいので、強い風の当たる場所は避ける。
■水やリ
株の上から水をかけると、茎葉に生えているうぶ毛に水分が付いて蒸れやすいので水やりの際は株元から与える。
■肥料
やせ気味の土地でもよく育ち、肥料が多いと草丈が伸びすぎて倒れやすくなる。土にあらかじめ苦土石灰を混ぜておけば追肥の必要はない。
■用土
水はけのよい弱アルカリ性の土を好みます。赤玉土中粒5:腐葉土3:酸度調整済みピートモス2の配合土に、用土1リットル当たり2gの苦土石灰を混ぜ、適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料を施して植えつける。
■植えつけ
3月から4月と10月から12月が植えつけ適期。春にタネをまいたり苗を植えつける場合は、時期が遅れると株が大きくならず、花もたくさん咲かなくなるので、適期を守る。
■ふやし方
タネまき:9月から10月、タネをまいてふやすことができる。
発芽適温は20℃前後なので、暑さの去る9月中旬以降が適期。一年草で花が咲き終わった後は株自体が枯れてしまうので、毎年タネをまいて育てる。
花が咲き終わった後、地面にこぼれたタネから自然に芽が出るほどで発芽率はよい。花壇などにばらまいて発芽したら間引きながら育ててもいいし、箱などにまいて本葉が出始めた頃に混み合った苗を間引き、本葉2~3枚の頃にポットに1本ずつ植え替えて苗を育て、大きくなったら花壇やプランターに植えつける。苗を作ってから植えつける場合、晩秋までに植えつけを済ませ、寒さが来るまでにしっかりと根を張らせる。
■病気と害虫
病気:灰色かび病
5月から6月に雨が続くと、灰色かび病が発生しやすくなる。特に開花期は雨を避けて、風通しを図ると発生が少なくなる。
害虫:アブラムシ
9月から11月と3月から6月、特に新芽にアブラムシが発生しやすいので、よく観察し、発生したら防除する。
■まとめ
水はけのよいやせ気味の土地が適する
倒れやすいので風の強い場所は避ける
蒸れるので、茎葉に水をかけない