記念日・年中行事
◇鏡開き
正月に年神様に供えた鏡餅を雑煮や汁粉にして食べ、一家の円満を願う行事。鏡割りともいう。武家社会の風習だったものが一般化した。
元々は鎧などの具足と一緒に供えた餅を雑煮にして食べる「具足開き」という武家の風習で、1月20日に行われていた。
三代将軍徳川家光が1月20日に亡くなったため、20日を忌日として避け11日に行うようになった。
武家の風習であったため、刃物で切るのは切腹を連想させるので、手で割ったり、木槌で砕いたりした。「切る」という言葉を避けて「開く」という縁起の良い言葉を用いている。鏡は円満を意味する。
地方によって日が違い、京都では4日に、ほかに20日に行う地方もある。
◇蔵開き
年の初めに、吉日を選んでその年初めて蔵を開くこと。また、その祝い。多く正月11日に行い、鏡餅を雑煮などにして食べた。江戸時代、大名が米蔵を開く儀式をしたのにはじまる。
○樽酒の日
祝いの宴、喜びの場で酒樽の蓋を威勢良く開ける鏡開き。良いことがあったら、良いことがありますようにとの思いから樽の酒をふるまい飲み交わすこの風習を、日本の文化として次の世代に伝えていきたいと奈良県広陵町に本拠を置く長龍酒造株式会社が2009年に制定。
この日は鏡餅を開く「鏡開き」の日であるが、樽酒の蓋を割って開けることも「鏡開き」ということから。
祝宴などで菰(こも)を巻き付けた酒樽(菰樽という)の蓋を木槌で割って開封することも鏡開きという。 これは、酒屋では酒樽の上蓋のことを鏡と呼んでいたことに由来する。 また、この場合は鏡抜きと呼ぶこともあり、「鏡開き」と呼ぶのは誤りだという説もある。
○塩の日
1569(永禄11)年、武田信玄と交戦中の上杉謙信が、武田方の領民が今川氏によって塩を絶たれていることを知り、この日、越後の塩を送ったとされている。この話が、「敵に塩を送る」という言葉のもととなった。
※1.11忌
『路傍の石』等で知られる小説家・山本有三[やまもとゆうぞう]の1974(昭和49)年の忌日。
その他の代表作・・・『生きとし生けるもの』『波』『風』『女の一生』『真実一路』
◎成人の日(Coming of Age Day)(1月第2月曜日)
「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」国民の祝日。
1948(昭和23)年7月公布・施行の祝日法によって制定され、当初は1月15日だったが、2000(平成12)年から1月第2月曜日に変更された。
「民法」第3条に「年齢二十歳をもって、成年とする。」とあり、法律上、独立の社会人としての地位が与えられ、選挙権が与えられる。
この日には、各市町村で満20歳に達した人を招いて「成人式」が行われ、講演会やパーティーを開いたり、記念品を贈ったりする。都会へ進学・就職して帰省する人の為に、8月のお盆の時期に成人式を行う所もある。
ところで、平成27年6月、公職選挙法等の一部を改正する法律が成立し、公布された(平成28年6月19日施行)。
今回の公職選挙法等の改正は、年齢満18年以上満20年未満の者が選挙に参加することができること等とするとともに、当分の間の特例措置として選挙犯罪等についての少年法等の適用の特例を設けることを目的として行われた。
2007年日本国憲法の改正手続きに関する法律が成立し、国民投票では選挙権が18歳以上との規定から、現行の民法及び公職選挙法とのズレが生じるため、法務省の諮問機関の法制審議会の民法成年年齢部会は2009年7月29日の最終答申として「民法及び公職選挙法は18歳に引き下げるのが適当」とする最終報告書をまとめた。関連法令が200本の改正が必要とされる。ただし、酒煙草は健康上の規制の観点から現行法を維持することや、公営ギャンブル等は現在の20歳の規制が必要とされる。また、現行法では20歳未満の子を持っている性同一性障害を患う親は性別の訂正はできないことになっているが、それが18歳以上で可能になる。同時に18~19歳の性同一性障害患者にとっても、合法的に戸籍の性別を変更できるようにもなる。
○博物館新春ガイド(北海道旭川市・旭川博物館、1/11(月) 14:00~15:00)
学芸員が博物館の常設展示をわかりやすく解説する。事前申込は不要なので、気軽に出かけてみよう。
○スキーの日(山形県上山市・蔵王ライザワールド※玉こんにゃくサービス 10:00~ なくなり次第終了)
「スキーの日」にちなんだイベントとして1月11日(祝)に開催。当日は、子供リフト1日券が1000円(通常料金2400円)になる他、山形県のソウルフードとも言うべき、熱々の「玉こんにゃく」が無料で振る舞われる(午前中のみ、なくなり次第終了)。
○小山の初市(だるま市)(栃木県小山[おやま]市・JR小山駅西口祇園城通り歩道及びまちの駅思季彩館 10:00~15:00※雨天決行、荒天の場合は1月17日(日)に延期 ※だるま市は20時ごろまで開催)
小山市の新春イベント「小山の初市」が成人の日に開催!
会場では、縁起物の“だるま”をはじめ、地元商店会やおやまブランドなどの出店ブースで、小山の美味しいものやおやまブランド品を購入できる。
また、毎年恒例のおはやし演奏をはじめ、今年は市の無形民俗文化財「田間血方(ちかた)神社神楽」も披露されるほか、小山市内5つの酒蔵の協力による“振舞い酒”や市内の農産物などが当たるスクラッチくじも実施予定。
○いせさき初市(群馬県伊勢崎市・本町通り、中央銀座通り、南銀座通り、大手町通り)
だるま市が本町通りを中心に開かれる。県内でも高崎、前橋に次ぐ規模でおよそ200もの露店が連なり、夜まで威勢のよい掛け声が響きわたる。また、会場近くにある「伊勢崎神社」では「上州焼き饅祭」が同時開催され、大串まんじゅうが焼かれる。
○毎月11日はぐるっとの日「ブレスレットの手作りで被災地支援」(東京都中央区・アートマルシェ神田 12:00~18:00※毎月11日に開催されている。※入場は18:30まで)
寄付された毛糸やボタンやビーズなどのチャームを使い、好きな色の毛糸とチャームを自由に組み合わせて、60分で1本のブレスレットを作る。女性だけでなく男性も、小学生高学年からお年寄りまで誰でも参加可。
使用する毛糸、ボタン、チャーム、ビーズ類の寄付も受け付ける。311円のうち95%以上が被災地を支援する団体に寄付される。
開催月によっては海外の災害被災地支援に寄付される。ご予約不要、先着順で作る。
○消防自動車乗車撮影会(スタッツ消防ポンプ自動車)(東京都新宿区・消防博物館 10:00~15:30※2回開催(第1回目10:00~11:30、第2回目13:30~15:30))
スタッツ消防ポンプ自動車に乗って写真撮影ができ、撮影した画像はその場でポストカードにして、台紙をつけてプレゼントしてくれる。
憧れの消防自動車に乗ってみよう!
○原節子追悼上映「晩春」(東京都江東区・古石場文化センター 16:50~18:40)
他界された原節子さんを偲んで、小津安二郎監督作品「晩春」を江東シネマフェスティバル期間に上映。
伝説の女優といわれた原節子の小津作品1作目。フィルム上映。
◇小山内裏公園「どんど焼き」(東京都町田市・小山内裏[おやまだいり]公園 10:00~14:00※荒天中止)
「どんど焼き」は正月飾りや門松、書初めなどを焚き上げ、1年の健康を願う伝統行事の一つ。
小山内裏公園の開園とともに近隣住民の力で復活、今回で14回目を迎え、毎年2,000人以上が参加している。
昔ながらの手法にこだわって作ったヤグラが一気に燃え上がるさまは、まさに「天をも焦がす勢い」で、大歓声が上がる。
新春の一大イベントに、ぜひ小山内裏公園の「どんど焼き」に参加してみよう。
○「愛と平和の祈り」神奈川公演 The Firefighters 消防士物語(神奈川県高津区・すくらむ21 大ホール 14:00~16:00※開場13:30)
2015年9月、ニューヨークで好評を博した稲森アートプロジェクトグループ「愛と平和の祈り」公演で上演された演劇「The Firefighters(消防士物語)」のほか、太鼓、ダンス、音楽コンサートも行われる。「消防士物語」は英語字幕付き。
人種、民族、宗教の違いを越えて、すべての存在が尊く、同じ地球に住まう地球家族であるとの認識のもと、芸術を通じて、愛と平和のメッセージを届ける。
○愛馬少年団の演技披露&にんじんタイム(神奈川県横浜市中区・馬の博物館)
≪少年団の演技披露≫
日時:1月11日(祝・月) 11:00~ 場所:ポニーセンター
少年団の子どもたちが、日頃の練習の成果をご披露する。
≪にんじんタイム≫
日時:1月11日(祝・月) 13:30~14:00頃まで 場所:ポニーセンター
お客様ご自身の手で にんじんをあげ 馬とふれあっていただくイベントである。
◇こどもの国 どんど焼き(神奈川県横浜市青葉区・こどもの国 中央広場、1/11(月) 13:00~15:00※雨天・強風の場合は1月17(日)に延期)
お正月のしめくくり行事。一年よい年であるように。お飾りや書き初めを持っていこう。
先着300名のこどもたちには焼き芋をプレゼント(開園より中央広場にて整理券配布)。
◇大磯の左義長(神奈川県大磯町・大磯北浜海岸 18:00~20:00※火入れは18:00ごろ ※荒天時は翌日に延期)
大磯の左義長は道祖神の火祭りで、セエトバレエ、ドンドヤキなどとも呼ばれ、国の重要無形民族文化財に指定されている。
浜辺で松や竹、お正月のお飾りなどを使って大きな円錐型のサイトを作り、日が暮れると9つのサイトに火を入れ、団子を焼いて食べる。
この火で団子を焼いて食べると風邪をひかないと言われ、無病息災を祈る。
文豪島崎藤村は大磯の左義長を見て感動し、大磯を安住の地と決めたといわれている。
○筝による新春コンサート(静岡県三島市・大岡信ことば館 11:15開演/12:30終演予定※予約不要)
毎年恒例となった、繊細かつダイナミックな筝の調べを、間近で感じることができるミュージアムコンサート。出演は県立三島北高校箏曲部、草間路代(同校箏曲講師)、美蔦洋子(賛助出演)
○エコバッグを作ろう(山梨県忍野村・富士湧水の里水族館※開催時間:10:00~11:30、13:30~15:00)
魚の形のフェルトやデコペンで装飾をして、オリジナルエコバッグを作ってみよう。
○モリコロパーク 新春親子凧揚げ大会(愛知県長久手市 愛・地球博記念公園西入口手前特設凧揚げ会場 9:00~14:30)
自分の凧を揚げてもよし、先着100名に無料配布される凧を試すこともできる。
凧の会会員による珍しい凧のデモンストレーションも必見。よく揚がった凧は表彰されるのでチャレンジしよう。
今年の会場は西駐車場から徒歩5分程度の特設会場。場所について詳しくはホームページで確認。
□左義長神事(京都市東山区・新熊野神社 11:00~)
境内に長さ5mの笹竹を3本立て、それにしめ縄を巻きつけた左義長を神火で炊き上げる、勇壮な神事である。
□泉山七福神巡り(京都市東山区・泉涌寺 8:00~16:00)
山内の即成院(福禄寿)、戒光寺(弁財天)、観音寺(えびす神)来迎院(布袋尊)、雲龍院(大黒天)、悲田院(毘沙門天)、法音院(寿老人)に七福神が祀られており、それぞれの福神を巡る。福神の特別開扉や甘酒の無料接待もある。
○新春コンサート 津軽三味線の演奏会(京都府精華町・けいはんな記念公園 けいはんな記念公園)
1月の水景園コンサートは、新春にふさわしい邦楽の演奏会。ゲストは石清水会のみなさん。幅ひろい邦楽の楽曲をお楽しみに。
◇神戸市立森林植物園 とんどやき(兵庫県神戸市北区・神戸市立森林植物園 10:30~12:30※気象警報・火災警報発令時は中止となる場合あり)
神戸市立森林植物園にて、第12回目となる「とんどやき」を開催。阪神・淡路大震災から10年目の節目の年に始まったこの新年の恒例行事は、来園者の一年間の安全と健康を祈願すると同時に、阪神・淡路並びに東日本大震災の犠牲者への鎮魂の祈りの意味も持つ。
当日は入園料・駐車料共に無料。とん汁や牛乳の無料配布もあり。
役目を終えたお正月飾りや書き初めを持って、森林植物園へ出かけてみよう!
○淡路島国営明石海峡公園 寒咲きナノハナつみとり体験(兵庫県淡路市・淡路島国営明石海峡公園 13:00~14:30※雨天中止)
移ろいの庭で咲く寒咲きナノハナのつみとり体験を行う。1人5本まで。なくなり次第終了。
□百島お弓神事(広島県尾道市・百島八幡神社 9:30~11:00)
室町末期(1441年嘉吉の乱)に敗れ、百島に逃れた赤松満祐氏の一族が、幕府の追討ちに備えて弓の稽古をしたのが始まりといわれる伝統行事。
射手には島内の3地区から計15名が選ばれ、15m先の直径60cmの的に向け太鼓の合図とともに次々と射的を行う。
的の中心には「瓦け」と呼ばれる丸い素焼きが付けられ、命中すると祝儀(10円)がもらえる。尾道市民俗文化財に指定された。
○新春!江戸時代の富くじ体験(広島県広島市・広島城 1回目 12:00~13:00 2回目 14:30~15:30)
江戸時代、広島藩営のもと、厳島の島民の景気活性化、藩の財源確保の目的から開催された「富くじ」のシステムを知り、江戸時代の人々の娯楽の一端を体感できる。富くじは2回開催。参加費は各回無料(先着各50名)。
○二人三脚写真展「糸島の情景」(福岡県福岡市中央区・アクロス福岡2階 メッセージホワイエ、1/11(月)~17(日) 10:00~18:00※最終日16:00まで)
糸島に住み始めて30年の節目の年。今回は、5年間夫婦で撮り歩いた糸島を紹介する写真展を開催する。
糸島に群生している花の風景や白糸の寒みそぎなど、糸島ならではの風物詩を被写体にした写真を24点展示する。
※主催:右田稔・右田和江
□玉替祭(福岡県久留米市・高良[こうら]大社※祭典9:00~ 祭典終了後、宝珠みくじの授与(およそ9:30くらいから))
玉替祭とは高良の神様が千珠と満珠という2つの宝を海に投げ入れて国を護り開運に導かれたという御縁起に基づき、そのご利益に預ろうと江戸時代から行われた伝統行事の1つ。
当日は、その宝珠みくじを引こうという参拝者で必ず行列ができるほどで、この日限定の宝珠型のお守りにおみくじが入っているもの。
当日社頭に出される「大宝珠」に触れて開運に導くパワーを受けてみてはいかが?
□青島神社裸まいり(宮崎県宮崎市・青島神社)
彦火火出見命[ひこほほでのみこと]が海神宮からお帰りになられた時、村人が出迎えにふんどし姿で海中までお迎えした故事により、大勢が新春の海に入る伝統行事となった。
この海に入るとお百度参り10回分の御利益があるといわれる。衣類などは持参のこと。
シェフレラ(ヤドリフカノキ(宿り鱶の木))
【花言葉】「とても真面目」「実直」
【概要】
シェフレラ(ヤドリフカノキ(宿り鱶の木)、学名:Schefflera arboricola)とは、ウコギ科シェフレラ(フカノキ)属の常緑低木。英名はdwarf schefflera。
シェフレラは、本来はシェフレラ属(Schefflera)の総称であるが、日本では園芸分野で本種の呼称として使われることも多い。また、カポックという別名もある。ただ、カポックは、もともとパンヤ科(キワタ科)のカポック(カポックノキ)という植物を指していて、シェフレラがそのカポックと葉や見た目が似ていたことから、シェフレラがカポックとして流通したといわれている。
属名はドイツの植物学者シェフラーにちなむ。種小名 arboricola は「樹上に生ずる」という意味である。
【特徴】
樹高2~7m。葉は革質で光沢があり掌状複葉、小葉は5~15cmの楕円形で7~10枚。
11~1月に枝先や葉腋に小さな淡緑色の花を多数つける。
果実は黄色から赤紫色に変化する。
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・葉
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・花
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・実
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【主な原種・園芸品種】
ホンコンカポック(シェフレラ ‘ホンコン’、Schefflera arboricola 'Hong Kong')
シェフレラ・アルボリコラの園芸品種。一本の茎の先に5~10cmの小葉を8~10枚つける。
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シェフレラ・トリネッティ(斑入りカポック)(Schefflera arboricola 'Variegata')
葉の内外に白や黄色の斑が入る品種。白斑は希少価値が高く、黄斑のものがよく出回っている。
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シェフレラ・ゴールデン(Schefflera arboricola 'Golden')
大きく黄色い斑が入る品種。斑入りホンコンカポックよりも全体的に黄色の色味が強く、光沢がある。
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シェフレラ ‘ハッピー・イエロー’(Schefflera arboricola 'Happy Yellow')
不規則な黄斑が美しい品種。ゴールデンより黄斑の色が濃く、バリエガタよりも少し小型の品種。
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シェフレラ・アンガスティフォリア(Schefflera angustifolia)
別名「ベヌローサ」とも呼ばれる品種。葉の幅が狭く、葉先が尖っている。ツヤのある細長くて美しい葉が人気。
http://image.rakuten.co.jp/e87ippin/cabinet/02532869/puregreen/shemage_03.jpg
http://image.rakuten.co.jp/e87ippin/cabinet/02532869/puregreen/shemage_02.jpg
シェフレラ・レナータ (Schefflera arboricola 'Renata')
ホンコンカポックの変異種で、丸い葉の先が2~3股に分かれている。「金魚葉カポック」とも呼ばれ、黄班入りの小型種は「ジェニーネ」(Schefflera arboricola 'Janine')と呼ばれ、人気がある。
http://www.bgreens.jp/Schefflera%20arboricola%20cv.%20Renata.JPG
Schefflera arboricola 'Janine'
https://plantsam.com/wp-content/uploads/2013/08/Schefflera-Janine.jpg
シェフレラ・オクトフィラ(Schefflera octophylla)
日本に唯一自生する品種。「フカノキ」の名前で知られ、九州~沖縄に自生している。高さ10mまで生長し、葉のふちが波打っているのが特徴。
http://qjy.whitesnow.jp/okinawaplants/ukogika/fukanoki.JPG
http://image.made-in-china.com/2f0j00qCntlbWrgkpU/Schefflera-Leave-Tree-Octophylla-Tree-JTLA-0335-.jpg
・葉
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シェフレラ・エレガンティシマ(Schefflera elegantissima)
葉は掌状葉となり、小葉は細長くて大きな切れ込みが入る。モミジバアラリア(紅葉苺)の和名がある。旧属名のジゴテカ(Dizygotheca)とも呼ばれる。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/64/Schefflera_elegantissima.jpg
シェフレラ・アクティノフィラ(ブラッサイア)(Schefflera actinophylla=Brassaia actinophylla)
カポックの中で最大級の葉の長さを誇る大型品種。葉は掌状葉で、小葉は光沢のある濃緑色で、楕円形となる。約30cmの葉は、放射線状に広がって傘のように見えることから、「アンブレラツリー(unbrella tree)」とも呼ばれる。また、大きく育つと先端にタコの足状の花をつけるので「オクトパスツリー(octpus tree )」とも。旧属名のブッラサイヤとも呼ばれる。
http://bomets.com/wp-content/uploads/2015/01/Schefflera-actinophylla-12.jpg
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/43/Flowering_Umbrella_Tree.JPG
・葉
http://www.visoflora.com/images/original/schefflera-actinophylla-visoflora-7091.jpg
・花
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/2c/Schefflera_actinophylla_mauroguanandi.jpg
シェフレラ・ピュックレリ(Schefflea pueckleri)
大型品種。小葉は光沢のある濃緑色で、長楕円形となる。旧属名のツピダンサス(Tupidanthus calyptratus) とも呼ばれる。
http://www.orflorgarden.it/tupidanthus_calyptratus.jpg
http://www.foliage-plant.com/plants_database/images/schefflera_pueckleri01.jpg
【詳しい育て方】
■主な作業
支柱立て、誘引:斜めに枝が伸び出してくるので、まっすぐ伸びるように、支柱を立ててビニールタイなどを用いて留める。
切り戻し:エレガンティシマは大きく伸びると葉形が変わってくるので、伸びすぎて葉形の変わった枝は切り戻す。
■栽培環境
耐陰性が強い植物であるが、日陰に長期間置くと軟弱になるので、半日陰くらいの場所に置き、ときどき直射日光に当てるようにする。春から秋に戸外やベランダに置いた株は、東京以西なら冬でも戸外で冬越しするので、そのまま置いておいても大丈夫である。
■水やり
年間を通して、鉢土の表面が乾いてきたら水を与えれば十分。
■肥料
春から秋の生育期に、緩効性化成肥料を2か月に1回施す。冬でも、暖かい室内に置いている場合は新芽が動くことがあるので、そのような株には肥料を施し続ける。
■用土
水はけのよい肥沃な用土(例:赤玉土小粒7:腐葉土2:堆肥1の配合土など)で植えつける。
■植えつけ・植え替え
生育は比較的旺盛であるが、植え替えは2年に1回程度でよく、5月から9月に行う。鉢土を1/3程度落とし、一~二回り大きな鉢に植え替える。
■ふやし方
さし木:適期は 5月中旬から9月中旬。茎を長さ10cm程度にカットし、赤玉土の単用などに、さし穂の1/2程度までさす。2~3週間で発根、発芽する。1か月程度で十分根が出たら、鉢植え用の用土で鉢に植えつける。
■病気と害虫
病気:斑点細菌病など
置き場を移動して栽培環境を急に変えると、葉を傷めることがあるので注意する。日光に当てるときは、徐々に光が強い場所へ移動させ、日光に慣らすようにする。初夏と秋に斑点細菌病が発生する。植物を健康に育てることで発生を減らすことができる。
害虫:カイガラムシ、ハダニ
年間を通して発生する。見つけたら早めに駆除する。
■まとめ
耐寒温度は0℃~3℃
生育期はしっかりと水をやる
日陰でも育つが、日に当てた方が元気に育つ
https://www.youtube.com/watch?v=EU9ju7q3fEg