記念日・年中行事
○幸福の日
インターネットなどでグリーティングカードや慶弔関連ギフトなどを販売している株式会社ヒューモニ
ーが、世界の人々が幸せに平穏に暮らせることを祈って制定。日付は5と29を「幸福」と読む語呂
合わせから。「幸せになりたい」「幸せにしたい」メッセージの公募などを行う。
○こんにゃくの日
財団法人日本こんにゃく協会と全日本こんにゃく協同組合連合会が1989(平成元)年に制定。日
付は5と29をを「こんにゃく」と読む語呂合わせから。また、種芋の植え付けが5月に始まることと、
本格的夏を迎える前に、こんにゃくの効用と機能性を再確認して健康に過ごして欲しいという願い
も込められている。
○呉服の日
全国呉服組合総連合会が制定。日付は5と29で「呉服」と読む語呂合わせから。呉服(和服)のP
Rのため制定された。
「呉服」の語源は「呉織」で作られた服という意味で、「呉織」というのは中国の呉から伝わった製法
で作られた織物という意味である。「呉織」は訓読みで「くれはとり」(「ハトリ」は「ハタオリ」の音便)、
綾模様のある絹織物を指す。しかし後世には一般に絹織物で作った和服をすべて「呉服」と呼ぶよ
うになった(綿や麻の和服は「太物」)。
▲国連平和維持要員の国際デー(International Day of United Nations Peacekeepers)
2002年の国連総会で制定。国際デーの一つ。
国連平和維持活動(PKO)にかかわった全ての人の献身と勇気を称え、PKOで命を失った人々を
追悼する日。
○エベレスト登頂記念日
1953年のこの日、ニュージーランドのエドモンド・ヒラリーとシェルパ族のテンジン・ノルゲイが、世
界で初めて世界最高峰エベレストの登頂に成功した。
※白櫻忌、晶子忌
歌人・詩人の與謝野晶子[よさのあきこ]の1942年の忌日。
没後に出された最後の歌集『白櫻集』に因み、「白櫻忌」とも呼ばれる。
「その子二十 櫛に流るる黒髪の おごりの春の 美しきかな」
「海恋し 潮の遠鳴りかぞへては少女となりし 父母の家」
※多佳子忌
俳人・橋本多佳子の1963年の忌日。
句集:『海燕』『信濃』『紅絲』『海彦』『命終』
「白桃に入れし刃先の種を割る」「ひとところくらきをくゞるおどりの輪」
「乳母車夏の怒涛にとこむきに」
アストランティア great masterwort
【花言葉】「愛の渇き」
【概要】
アストランティア(Astrantia major)はセリ科アストランティア属の多年草。ヨーロッパ~西アジア
原産。属名アストランティア(Astrantia)は、ギリシア語の「aster(星)」に由来する。種小名のマヨ
ール(major)は「より大きなもの」という意味である。
【特徴】
草丈30~60cm、葉は長柄があり、掌状に5裂する。
開花期は5~7月。花径2~3cmで、長い花茎の先に数個の花をつける。花びらのように見える部
分は総苞で、中心に小花が多数(40~50個)集まり半球状になした複散形花序である。雄蕊が花
冠から飛び出して目立つ。
‘ローマ’(Astrantia major ‘Roma’)
上品なピンクの花、花付きもよく、草姿のバランスがよい。
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‘バックランド’(Astrantia major ‘Buckland’)
白に近い淡いピンク色、早生で花付きがよく、比較的コンパクトな草姿。
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‘ルビー・ウェディング’(Astrantia major ‘Ruby Wedding’)
鮮やかな赤色。
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‘スノ-・スター’(Astrantia major ‘Snow Star’)
白花大輪の剛健種。弁先(総苞片の先)は緑色。草丈も高い。
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【詳しい育て方】
■主な作業
花がら切りや、乾くようであれば、株元にマルチング資材を追加する・
■栽培環境
冷涼な気候で、湿り気のある場所を好む。熱帯夜が長く続くような地域では栽培が難しく、株もふえ
ず、なかなか大きく育たない。駅るだけ地温が上がらないような風通しのよい半日陰を選ぶ。植え
土は山野草用の用土を使い、水はけがよく、しかも乾かさないようにすることが大切である。冬は寒
さにあうことが必要である。寒冷地では育てやすく、乾燥に注意すれば日向~半日陰まであまり場
所も選ばずに、数年は植えっぱなしでも毎年よく咲く。
■水遣り
乾燥させると株が弱るので、用土が乾き始めたらたっぷり水を与える。水温の上昇は、根腐れ、株
腐れの原因となる。鉢植えのものは夏の間、日陰に置き、朝か夕方に水遣りするのが安全。
■肥料
秋涼しくなってからと早春に緩効性化成肥料を施す。夏の高温期は、肥料分が残らないようにして
おく。1~2月に寒肥として、緩効性の肥料を施しておくのもよい。
■用土
鹿沼土4:軽石3:腐葉土3の配合土などを利用する。
■植え付け・植え替え
植え付け:レイズドベッドなど水はけのよいところに、腐葉土を混ぜて植え付ける。乾燥と地温の上
昇を防ぐために、バークチップなどをマルチングしておく。
植え替え:2~3年ごとに株分けして植え直す。古株は生育も衰え、花も咲きにくくなる。
■ふやし方
株分け:太い根茎がいくつも枝分かれするように生長し、地表に飛び出してくるので、春か秋に数
芽ずつのかたまりに分けて植え付ける。
タネまき:採取したタネを秋にまく。
■病気と害虫
病気:ほとんどない。
害虫:ケムシ、ネコブセンチュウなど
セリ科の植物を食害するケムシがつきやすいので防除する。また、水はけが悪いとネコブセンチュ
ウの被害を受けることがある。
■まとめ
高温多湿をやや嫌うので、風通しと水はけのよい場所で育てる
夏の強い日射しと西日は避ける
過湿に弱く、乾燥させると生育が衰える