記念日・年中行事
▲ナイチンゲールデー
赤十字社がナイチンゲールの誕生日に因んで制定。下記の国際看護師の日・、看護の日もこれに
因むものである。
▲国際看護師の日
国際看護師協会(ICN)が1965年に制定。
2002年3月に「看護婦」の呼称が「看護師」に変更されたのあわせて、この記念日も「国際看護師
の日」に改称された。
○看護の日
厚生省(現在の厚生労働省)・日本看護師協会等が1991年に制定。1990年8月、文化人・学識
経験者による「看護の日制定を願う会」が厚生大臣に要望書を提出し、12月に厚生省が5月12を
「看護の日」と定めた。多くの人に看護についての理解を深めてもらうのが目的である。日付はナイ
チンゲールの誕生日などから。看護についてのフォーラムや看護体験のイベントを行い、その普及
を目指している。
○民生委員・児童委員の日
全国民生委員児童委員連合会が1977年に制定。
1917年のこの日、民生委員制度・児童委員制度の前身とされる岡山県の済世顧問制度[さいせ
いこもんせいど]が発足した。民生委員とは福祉の増進の為に。地域住民の生活状況の把握、生
活困窮者の保護指導、福祉事務所が行う業務への協力等を行う人のことで、厚生労働大臣の委
嘱により市町村に置かれる。また「児童福祉法」により児童委員を兼務することとなっている。
○海上保安の日
海上保安庁が1948年に「開庁記念日」として制定。2000年より「海上保安の日」に改称。
1948年のこの日、海上保安庁が運輸省(現在の国土交通省)の外局として開庁し、初代長官の
手により庁舎屋上に庁旗が掲げられた。
アメリカのコースト・ガイド(沿岸警備隊)に倣い、日本の沿岸水域における海上の安全確保、法律
違反の予防、捜査、鎮圧等の海上保安業務を一元的に担当する機関として発足した。
○アセロラの日(アセローラの日)
ビタミンCの王様として知られるアセロラ(アセローラ)の国内の草分けの地として知られる沖縄県
の本部町[もとぶちょう]。アセロラの認知度を高めて町の活性化を図ろうと、町役場や商工会、観
光協会、熱帯果樹研究会などで結成した「アセロラの日」制定委員会が制定。日付はアセロラの初
収穫の時期であることから。アセロラ(acerola)は西インド諸島原産の果物で、鮮やかな赤色の果
皮のサクランボに似た果実を食用とする。
○ザリガニの日
1927(昭和2)年のこの日、鎌倉食用蛙養殖場に餌としてアメリカからアメリカザリガニなどが持ち
込まれた。持ち込まれたものはわずか20匹であったが、逃げ出した個体が爆発的に広まり、196
0年代には九州でも確認されるほどになった。
○箕輪町安全安心の日
長野県上伊那郡箕輪町[みのわまち]が2012年5月12日に世界保健機関(WHO)共働センター
から安全安心なまちづくりを表すセーフコミュニティの国際認証を、国内で4番目に、全国の町村及
び長野県の自治体で初めて取得したことから制定。記念日を通して更なる安全安心の理想郷を求
め、セーフコミュニティ活動を推進していくことが目的。日付はセーフコミュニティの国際認証を受け
た日から。
○LKM512の日
「メイトー」のブランドで知られ、数多くの乳製品などを製造する協同乳業株式会社が、独自の研究
を進めているビフィズス菌「LKM512」を使用したヨーグルトのPRを目的に制定。「LKM512」の
優れた特性をアピールためにセミナーなどを開く。日付は「LKN512」から5月12日とした。
□愛宕神祭礼奉納歌舞伎(福島県桧枝岐[ひのえまた]村・鎮守神社前〈桧枝岐舞台〉)
江戸時代から続く伝統の農村歌舞伎。役者や裏方などすべてを村人がこなす。茅葺きの舞台で演
技が繰り広げられる。
□常盤神社例祭・神幸祭[じんこうさい](茨城県水戸市・常盤[ときわ]神社)
常盤神社鎮座のお祝いの祭典。神幸祭は鎮座奉祝の神事で、市内のメイン通りから神社に還る神
輿の渡御が行われる。
□御蔭祭[みかげさい](京都市左京区・下賀茂神社、16:00~、15:00より無料席解放)
下賀茂神社の荒魂[あらたま](荒々しい魂)を祀る御蔭神社で、葵祭に先立って神様の若返りを祈
る祭。御魂を下賀茂神社にお迎えすることで神様は若返ることができる。糺[ただす]の森にて行わ
れる切芝神事では、神馬に乗った荒御魂に向かって舞楽「東游[あずまあそび」が奉納される。
アスチルベ astilbe
【花言葉】「自由な言葉」「落ち着いた明るさ」「鯉の訪れ」
【概要】
アスチルベ(升麻、学名:Astilbe spp.)はユキノシタ科チダケサシ属の多年草の総称。原種は
日本、中国、アメリカなどにある。それらが改良された園芸品種群をアスチルベと呼んでいる。日本
には、アケボノショウマ(曙升麻)、チダケサシ(乳葺刺)、アカショウマ(赤升麻)、アワモリショウマ
(泡盛升麻)などが自生している。普通園芸でアスチルベと呼ばれるのは、ドイツのゲオルグ・アレ
ンズが育成し、1908年に発表したアレンジー(Astilbe x arendsii)である。この品種は中国
原産のオオチダケサシ(A.chinensis)と日本原産のアワモリショウマ、チダケサシ、アカショウマ
(A.thunbergii)など掛け合わせてできた品種群である。
また、オオチダケサシとアワモリショウマを掛け合わせてできたロセア(A.x rosea)も普及してい
る。
属名のAstilbeは、ギリシア語の「a(無)+tilbe(光沢)」が語源で、この属の一種の葉がヤマブキ
ショウマ属(Aruncus)に比べて艶がないということで名付けられた。
【特徴】
草丈は40~80cm。 葉は2~4回奇数羽状複葉(鶏の羽のように左右に小葉がいきつか並び、
先に1枚に葉がついて、1枚の葉が構成される)で、互生する。小葉の形は卵形で、縁には不揃い
な鋸歯がある。
開花時期は5~8月で、茎先に細い円錐花序(下の方になるほど枝分かれする回数が多く、全体を
見ると円錐形になる)を出し、小さな花を密につける。花の色は赤、赤紫、ピンク、白など。花弁は5
枚、雄蕊は10本あり赤い。雌蕊の先は2つに裂ける。
花後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
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・花
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■アススチルベ・ロセア(Astilbe x rosea)
http://www.thegardencentregroup.co.uk/product-
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http://www.missouribotanicalgarden.org/Portals/0/PlantFinder/low/A180-
【詳しい育て方】
■主な作業
開花後は花がら(花穂)を切り取る。株元の乾燥を防ぐため、バークチップなどでマルチングする。
■栽培環境
耐寒性は強く、全国で栽培できる。耐暑性もあるが、夏の高温乾燥は葉焼けを起こし、株が弱るの
で、木陰などの半日陰で水はけよく、しかも乾かさないように注意する。バークチップなどでマルチ
ングをしておくのもよい。鉢植えは乾燥しやすいので夏の間は明るい日陰で管理する方が安全であ
る。
■水遣り
一年を通じて極端に乾かさないようにする。特に鉢植えでは水切れさせると葉がチリチリに枯れや
すく、蕾も枯れて咲かないことがある。庭植えのものでも、春の伸長期には土の乾き具合を見て水
遣りをする。
■肥料
4~5月の生長期と秋の10月頃に化成肥料を施す。量が多かったり濃度が高いと根が傷むので、
数回に分けて少しずつ施す。
■用土
水はけがよく、しかも水もちのよいものを使う。一例として赤玉土小粒6:腐葉土4の配合土など。一
般の草花用培養土を使う場合は、鹿沼土と腐葉土を1~2割混ぜる。山野草用培養土も使える。
■植え付け・植え替え
植え付け:ポット苗は、真夏を除いてほぼ周年植え付けは可能であるが、適期は3~4月、10月
~11月。植え場所は腐葉土を混ぜ込んでよく耕しておく。花付きの開花株は入手したら一回り大き
な鉢に植え替えるか、庭に植え付ける。
植え替え:数年間は植えっ放しでよく、芽数が増えて混んで来たり、花立ちが少なくなるようなら、
植え付けの適期の早春か秋に株分けして植え直す。鉢植えは根詰まりしやすいので、1~2年ごと
に古い土を落として植え替える。
■ふやし方
株分け:主に株分けでふやす。10月以降早春までの休眠期に行う。3~5芽ぐらいのかたまりに分
けて植え付ける。
タネまき:個体差が出るが、タネをまいてもふやすことができる。
■病気と害虫
病気:白絹病、灰色かび病
ほとんど見られないが、水はけが悪いと梅雨時を中心に、白絹病と灰色かび病が発生する。
害虫:アブラムシ、ヨトウムシ、ナメクジ、ハダニ
軟かい蕾はアブラムシ、ヨトウムシ、ナメクジの被害を受けることもある。また、夏に乾燥するとハダ
ニが出やすくなる。
■まとめ
半悲歌で湿潤な土壌を好む
冬に寒気を当てた方が花は咲きやすい
株分けでふやせるが、あまり細かく分けすぎると花が咲きにくくなる。