記念日・年中行事
▲世界亀の日(World Turtle Day)
American Tortoise Rescue(ATR)が2000年に制定。
亀について知り、亀に敬意を払い、亀の生存と繁栄のための人間の行動を奨励する日。ATRはカ
メの全ての種を食用乱獲、環境破壊、虐待から保護、違法取引の停止を目標に掲げている。
○キスの日
1946年のこの日、日本で初めてキスシーンが登場する映画である、佐々木康監督の『はたちの
青春』が封切られた。当時、映画製作もGHQの検閲下にあり、民間情報教育局(CIE)のコンデが、
完成した脚本がその前に見せられたものと違うことを指摘した上、接吻場面を入れることを要求し
た。主演の大坂史郎と幾野道子がほんの少し唇を合わせただけであったが、それでも話題を呼び
、映画館は連日満員になった。
○ラブレターの日
松竹が映画『ラブ・レター」のPRのため制定した。5(こ)2(ふ)3(み)で「こいぶみ(恋文)」の語呂
合わせと、浅田次郎原作の映画『ラブ・レター」の公開初日であったことから。
○チョコチップクッキーの日
世界の200ヶ所以上でアップスケールなホテルを展開するダブルツリー・バイ・ヒルトンが制定。
同ホテルではチェックインの時に温かい焼きたてのチョコチップクッキーをプレゼントすることから、
その「おもてなしの心を伝える日」としたもの。日付は日本初の同ホテルである「ダブルツリー・バイ
・ヒルトンin那覇」がオープンする2012年5月23日に因んで。
※丈山忌
漢詩人・書家の石川丈山[いしかわじょうざん]の1672年の忌日。
□大宮薪能(埼玉県さいたま市・武蔵一宮氷川神社、5月23日~24日)
2000年以上の歴史がある武蔵一宮氷川神社の境内で、篝火を焚きながら、舞台を特設して行わ
れる。金春・観世・室生流の3流派の演者が一堂に会すのは全国でも珍しく、観る者を美と幽玄の
世界へ誘う。当日は演能前に演目の解説が行われる。
□花園神社例大祭(東京都新宿区・花園神社、5月23日~26日)
※23日宵宮祭、24日大祭式、25日神幸祭、本社神輿と雷神御輿の渡御、26日後宴祭
毎年5月の28日に一番近い金・土・日・月曜日に行われる。江戸時代以前より新宿の総鎮守。平
成26(2014)年は表の年のため、25日に本社神輿と雷神神輿の渡御が行われ、獅子舞と島田
囃子をのせた山車を先頭に、2基の宮神輿が靖国通り、新宿通り、明治通りを練り歩く。これらは氏
子の町内八カ町で引き渡しながら行われる。一方、陰の年には八カ町の神輿が神社に集合し、連
合渡御が行われる。
アマドコロ(甘野老) Solomon’s seal
【花言葉】「元気を出して」「心の痛みがわかる人」
【概要】
アマドコロ(甘野老、学名:Poiygonatum odoratum var.pluriflorum)はクサスギカズラ科ア
マドコロ属の多年草。東アジア(北海道~九州、朝鮮半島、中国)、ヨーロッパに分布する。平地や
山地の林の中や草地に自生するが、栽培されることも多い。
和名の由来は、根茎の形がヤマノイモ科のトコロ(野老)に似ており、甘味があるところから来てい
る。「野老」というのは「野原の老人」という意味で、ひげ根と曲がった地下茎を老人に見立てたもの
である。中国名はイズイ(萎ズイ)で、若芽は茹でて食べられる。また、花や実は生け花に利用され
ることが多い。
英名のSolomon’s sealは根茎の茎がとれた跡がソロモン王の星形の公印に似ていることに由
来する。
属名のポリゴナツム(Polygonatum)は、ギリシア語の「polys(多い)+gonu(節)」が語源で、地
下茎に節が多い様子に因む。種小名のodoratumは「香りがよい」、変種名のpluriflorumは「たく
さんの花を持つ」という意味である。
【特徴】
茎は高さ30~80cm、稜があり、上半部は弓状に曲がる。葉は互生し、広楕円形~長楕円形で、
長さ5~10cm、幅2~5cm、先は尖り、縁には鋸歯がない。ほとんど無柄、両面無毛、裏面は粉
白色を帯びる。
開花時期は4~5月で、葉腋から斜めに出た弓形の花茎の先に1~2個の緑白色で筒状の花をぶ
ら下げるようにしてつける。花はン嵯峨さ1.5~2㎝で、先の方は緑色を帯びる。先は6浅裂し、先
端に小突起がある。雄蕊は6個、花糸は中部まで花筒と合生し、小さな突起がある。花柱は筒の先
に達し、柱頭は頭状。果実は液果、直径約1cmの球形で、秋に黒紫色に熟す。種子は卵形、長さ
3.5mm。
ナルコユリに似ているが、アマドコロには茎に尖った角がある。花の数も少ない。花と花柄の繫目が
アマドコロは突起状にならない。
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・花
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・茎に稜がある
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・葉
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・若い果実
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・熟した果実
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【詳しい育て方】
■主な作業
遮光(鉢植え):夏の間だけ強い日射しを遮っておくと、葉をみずみずしい状態で秋まで保てる。
■栽培環境
性質が強く、日当たりから明るい日陰まで幅広く栽培できる。太い根茎を伸ばすので、庭植えでは、
水はけがよく、深く耕した場所の方がよく生育するが、痩せた乾燥地でも栽培は可能である。
鉢植えの場合は、春に日によく当てた方が、株は太る。夏の間は日陰に置き、葉をみずみずしく保
つ。春からの生長には冬の低温が必要なので、冬でも戸外に置く。休眠中は日陰でも構わない。
■水遣り
乾燥に強く、庭植えではほとんど必要ない。鉢植えでは、用土が乾いたらたっぷり水を与える。春に
葉が伸びる時期は水切れしないように多めに与え、その後は多湿にならないように注意する。
■肥料
庭植えでは、植え付け時に土に腐葉土などを混ぜておけばほとんど必要ない。ただし、毎年早春
の芽出しの頃に、株の周囲に緩効性化成肥料をまいておくと、より生育がよくなり、株もふえる。
鉢植えの場合は、3~6月と9月頃に月1回置き肥するか、液体肥料を月3~4回施す。
■用土
赤玉土7:腐葉土3の配合土など。一般の草花用培養土が利用できる。
■植え付け・植え替え
植え付け:株分けして植え付ける場合は、早春の芽出し前か、秋の落葉後が適期。ポット苗はほ
ぼ1年中植え付け可能。根茎は芽の位置と伸びて行く方向を確認して配置する。根茎を横に寝か
せ5cmくらい土をかぶせる。
鉢植えにする場合は、5~6号くらいの鉢が適す。ただし、根茎が大きくて鉢に入らない場合がある
ので、株分けした時に小さい根茎を選んで植えるのも1つの方法である。鉢植えでは根茎が伸びる
方向が限られるので、草丈は低く、葉も小さめになる。根茎を何本か植えて芽数をふやし、こんもり
と茂らすと見栄えがする。
植え替え:庭植えでは4~5年は植えっ放しにできる。鉢植えは芽の位置が偏ってバランスが悪く
なるので2~3年ごとに植え直す。
■ふやし方
株分け:主に株分けでふやす。適期は早春の芽出し前か、秋の落葉後。根茎は枝分かれてしてふ
えるので、別れた付け根のところで切り分ける。
■病気と害虫
病気:さび病など
ほとんど見られないが、株が混みすぎたり風通しが悪くなったりすると、さび病などが出ることがあ
る。
害虫:コウモリガ
地際の茎の中にコウモリガの幼虫が入ることがあるので、見つけ次第早めに捕殺する。
■ポイント
鉢植えは2~3年に1回植え替える
明るい日陰が適する
株分けで容易にふやせる