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1018 冷凍食品について

2012-10-18 09:43:02 | 雑記

10月18日は「冷凍食品の日」。10月は冷凍の「とう(10)」から、18日は、国際的に-18℃

以下に保てば冷凍食品の品質を1年間維持できるとされていることから、日本冷凍食品協会が

1986年に制定した。

冷凍食品の定義

世界共通の概念

さまざまな食品の品質(味・風味・歯ざわり・色・香り・栄養・衛生状態など)をとりたての状態で

長期間保存するため、冷凍食品は生まれた。世界で共通する以下の4つの条件を備えたもの

が厳密な意味での「冷凍食品」。

(1)下処理してある

新鮮な原料を洗浄し、あらかじめ下処理をしている。

例えば魚フライの冷凍食品では、魚の頭、骨、内蔵など不可食部分を除去し、三枚おろしや切

り身にしてパン粉をまぶし、利用者が油で揚げるだけで魚フライができるように調理するなど、

利用者に代わって下処理している。

(2)急速凍結してある

食品を凍結する際、組織が壊れて品質が変わらないように、非常に低い温度で急速凍結する

。急速凍結した食品は、氷の結晶が小さく、上手な解凍で凍結前の状態に近い品質を再現す

る。

★「急速凍結」:品温が低下する過程で、食品の細胞で大きな氷の結晶ができて組織を破壊

することがある。これを防ぐため、非常に低い温度で最大氷結晶生成温度帯(-1℃~-5℃)

を短時間で通過すること。

(3)適切な包装がしてある

包装することにより、流通過程における微生物や異物の汚染・混入や乾燥・酸化から食品を

守る。冷凍食品の包装には以下の事柄が表示される。

名称・原材料名・添加物・内容量・賞味期限・保存方法・凍結前加熱の有無・加熱調理の必要

性・製造者名または販売者名および住所(輸入品の場合は原産国名と輸入業者名および住 

所)・使用方法・認定証マークやJASマーク・取り扱い上や保存上の注意事項など。

(4)品温をー18℃以下に

生産、貯蔵、輸送、配送、販売の各段階を通じてー18℃以下を保っている。このため製造後

約1年間は最初の品質は変わらない。

 解凍・調理のコツ

冷凍食品を美味しく食べるには、冷凍食品の種類に応じた解凍・調理の方法を知っておくこと

が大事。冷凍食品には、魚貝類や肉類を生のまま凍らせてあって、解凍すると生の状態になる

生もの」、ある程度調理してから凍らせてあって、そのまま蒸したり揚げたりするだけで、あま

り手を加えずに食べられる「調理食品」、それに「野菜果物」類などがある。冷凍食品をより

美味しく食べるためには、それぞれの種類に応じた調理方法を知っておくことが大切。使用方

法は包装に表示されているのでよく読んで理解する。

電子レンジはごく短時間で解凍するので解凍中においしさや栄養分を失わないうえ、細菌

が繁殖する時間も与えない。また、ものによっては解凍しながら調理の仕上げもできて便利。

生もの・調理食品・野菜とはば広く使えるが、レンジに入れる冷凍食品の品温・形・大きさ・厚

さなどで解凍・調理時間が微妙に変わる。使用方法はレンジのメーカー、機種により異なるこ

とに注意が必要である。

■[注意点] 

*「アルミ製の包装は入れない」「袋ごと入れない」「袋ごと入れる」など表示されている調理

 方法をよく読むこと。

*電子レンジで調理時間を掛け過ぎると、解凍し過ぎたり、乾燥して固くなったり、ドリップ(液

 汁)が出たりするので、時間のかけ過ぎはきんもつ。

*ラップは加熱する際、食品から出る蒸気で膨張する場合があるので、ゆったりとかけるか、

 隅をすこしあける。

*電子レンジから取り出す際、皿や容器は熱くなっている。また、ラップを取り外す際にも蒸

 気でヤケドすることもあるので十分注意すること。

***生もの********************************

魚貝や肉などの生ものは、調理前に下ごしらえとして「もどし(品温を上げ、冷凍を緩める操

作)」が必要。もどしたあとはふつうの魚貝や肉と同じように調理すればよい。

■もどし方のコツ

(1)もどし過ぎないこと。表面は柔らかくなって、シンはまだ凍っている程度の半解凍が「もど

 しごろ」。

(2)半解凍にもどったら時間をおかないで調理する。

■解凍方法

(1)低温解凍

調理までの時間がある場合には、時間をかけてゆっくりと解凍する。味を損なわない一番いい

方法。包装のまま冷凍室から冷蔵室に移し数時間置くと、生の状態に戻る。5℃前後で解凍

するのでもどし過ぎも避けられ、衛生的にも最良。

(2)自然解凍

台所など涼しいところに包装のまま置き、自然にもどす。この場合は季節によって室温が異

なり、うっかりするともどし過ぎになるので半解凍となるように注意する。

(3)流水解凍(急ぐとき)

急いで解凍したいときは、包装のまま袋に入れ、中の空気を抜いてから、輪ゴムなどで口を

固く閉じて、水できれば水道などの流水につける。食品に水が直接触れると風味や栄養が

失われる。

(4)電子レンジで解凍

タイ、マグロ、イカなどの生ものは、解凍に必要な時間を一度でかけてしまわず、数回に分け

て様子を見ながら、必ず半解凍で止める。一尾の魚で各部位の厚さの差があるものは、途

中で尾の部分のように薄い部分をアルミ箔で包み(包んだ部分は電波を反射するので加熱

されない)均等に加熱されるようにする。

☆皿と食品との間に割り箸などを並べて僅かな隙間をつくっておくとベタベタにならない。

☆途中で一度スイッチを切ったあと、すぐにレンジの扉を開けず20~30秒ほどそのままにし

 て温度を均一にすることがコツ。

☆電子レンジに搭載している自動解凍キー(オートタイプ)は、-18℃前後の食品を基準に

 設計しているので、冷凍庫から出したばかりの冷凍食品に使う。

★電子レンジとアルミ箔

一般に電子レンジにアルミ箔を入れると、火花が散り、故障することもある。

しかし、食品をアルミ箔で包んで(アルミ箔の表面がシワシワにならないように注意)、周囲の

壁面にアルミ箔が接触しないようにすれば放電はおきず大丈夫。興味のある方は「電子レン 

ジとアルミホイル」で検索してみてください。

 http://www.eme-tokyo.or.jp/consultation/faq/answer21.php

***調理食品*******************************

調理食品は凍ったまま焼いたり蒸したり揚げたりするだけで食べることができてとても便利。

ものによって調理方法が異なるので、売り場で調理方法を確かめるか、調理前に包装の説

明をよく読んで理解しておく。

焼く

(冷凍餃子)

1)フッ素樹脂加工のフライパンにサラダ油大さじ1/2をひく。

2)餃子は凍ったままで餃子のひだがある方を上にして少し間隔をおいてならべる。

3)フライパンを中火にかけて餃子が浸るくらいの水を注ぐ。

4)すぐにふたをして、中火で7~8分蒸し焼きにする。

***餃子をいじったり動かさないことがポイント

5)皮に透明感が出て、ほとんど水分がなくなってきたら、ふたをとり水分を飛ばし、ごま油(ま

  たはねぎ油)ほんの少々ふっておく。

6)餃子の底面にサラダ油を回し入れ焼き色をつける。

7)餃子の皮の底にきれいな焦げ目がつくまでカリッと焼く。

■蒸す

しゅうまい・中華まんじゅうなどは、包装からとりだし、凍ったまま蒸し器で蒸す。茶碗むしは

袋のままで流水などで完全に解凍してから、容器に移し蒸す。

煮る茹でる

 肉団子・酢豚・シチュー・えびのチリソース煮・丼物の具などは、沸騰したお湯に包装のまま

入れ中心があたたまるまで茹でる。麺類は袋から出して茹でる。ロールキャベツは袋から出し

て、スープなどの調味液で煮る。

■揚げる

代表的なものとしてフライ・コロッケのようにパン粉が付いたものがあるが、これらは必ず凍っ

たまま揚げる。

●油の温度を下げないように揚げるのがコツ

*油を多目に使い、少しずつ揚げるのがコツ。

*油に入れてから1~2分間、表面が固まるまでは箸でさわらないこと。

*揚げながら火加減を調節し、油の温度を常に180℃位に保つこと。

*表面を焦がさないように中心まで火が通すこと。

油で揚げてから冷凍した「油 ちょう済み」のフライや天ぷらは、オーブントースターで温めるだ

けでOK。フライドポテトは弱めの火で揚げればカラッとした仕上がりになる。

[油ちょう済み」:油で揚げてあること

***野菜**********************************

野菜類はトウモロコシなど1,2例を除き、すべて80%位加熱(ブランチング)してから急速冷凍

してある。調理の際は、袋から取り出し凍ったまま熱湯にに入れるか蒸すなどして残り20%を

上げる。煮過ぎないように注意。最近は完全に加熱してあって自然解凍すれば食べられる

豆類などもある。

■トウモロコシ、サトイモ、カボチャなど 

凍ったまま蒸し器で蒸せば、味をおとさず茹であがる。熱湯でさっとゆでてもよい。イモ類やカ

ボチャなどを煮る時は、凍ったままで少な目の煮汁で煮含める。

■ホウレンソウ、豆類、グリーンアスパラなっど

凍ったまま蒸し器で蒸せば味をおとさずゆであがる。熱湯でさっとゆでてもよい。

■ミックスベジタブル、グリーンピースなど

凍ったままお湯にいれてさっと解凍し、水気を切ってからフライパンに移し、バターやサラダ油

で炒める。

■フレンチフライドポテト

凍ったまま油を多めに使い、やや弱めの火(160℃位)で揚げればカラッと揚がる。

●レンジで解凍・調理

野菜類は解凍と同時に調理する場合が多いが、ブランチングしてあるにで加熱し過ぎ煮注意。

***果物

ミカン、イチゴ、メロンなどの果物類は、あまり戻さず、そのままシャーベットやジュースにする

か、ケーキやゼリーなどの材料として使う。