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912 豆腐の日

2012-09-12 01:16:21 | 雑記

 豆腐の日

●毎月12日と10月2日は、1(とう)2(ふ)の語呂合わせで、「豆腐の日」に制定された。

今回は「葛(くず)豆腐」と「油揚げ」をとりあげる。

 葛豆腐

「葛豆腐」は、ウィキペディアや辞書・事典を調べても載っていない。でも「葛豆腐」についてのブログがあり、

料理法が載っている。共通するのは、葛粉と豆乳、それでウィキの「豆腐」を詳しく当たった。「豆腐を模した

食品」の項目で、「ごどうふ」が「葛豆腐」に近い。

●「ごどうふ(呉豆腐)」・・・長崎県と佐賀県の郷土料理

 豆腐は、にがりを使って豆乳を固めるが、「ごどうふ」は豆乳にくず粉や澱粉をまぜ、加熱しながらかき混

ぜ、適当な固さになったら火からおろす。容器を氷水に浸しあら熱をとったら、冷蔵庫に入れて固まらせる。

食感はもちもち感があり、柔らかなプディング(プリン)を連想させる。佐賀県の有田町には、「昭和の初め頃

、大豆の買い付けに長崎を訪れた有田の商売人が、中国人からくずを使った豆腐の作り方を教わった」とい

う言い伝えがある。

☆ごどうふの名称由来・・・ごどうふの「ご(呉)」は豆乳の製造過程で、水を吸って大きくなった大豆を磨砕

 (磨り潰)してミルク状になったものをいい、これが「ごどうふ」の由来と考えられる。

 油揚げ・・・豆腐を揚げたもの

豆腐を薄く切って油であげた食品。「あぶらげ」、「あげ」、「薄揚げ」、「稲荷揚げ」、「寿司揚げ」などの呼び

名がある。薄い豆乳で作った固い豆腐を薄く切り、水切りしたあと、110℃から120℃の低温の油で揚

げ、更に180℃から200℃の高温の油で二度(あるいは三度)揚げしてつくる。揚げ油には菜種油がよく

使われる。出汁などを吸い込みやすく、袋状なので他の食材を包み込みやすい。

☆油揚げを使った料理・・・調理前に熱湯をかけるなど「油抜き」してから料理に用いられる。

(1)きつね(麺類)・・・うどん・そばにおける「きつね」とは、かけうどん・そばに「甘辛く煮た油揚げ」を乗せ
たもの。「きつね」は稲荷寿司と同じく、キツネの好物が油揚げだとされていることに由来するが、ほか
に油揚げの色が「きつね色」・形がキツネのうずくまる姿勢に似ているからという説もある。
 
☆東京・・・カップ麺「どん兵衛」の東版は、西版よりシットリとしていてコッテリ味(東京の油揚げはゴマ油
で揚げるのが主流)。
 
☆名古屋・・・「信太の葛葉狐」に因んで「しのだうどん」「しのだそば」とも呼ぶ。店にもよるが、刻んだア
ゲが入ったものが「しのだ」、刻んでない煮揚げが入ったものを「きつね」と言って区別する。 
 
☆京都・・・方言で「けつね」とも言う。伝統的には味付けしていない刻んだ油揚げを具としたもの(きざみ
うどん)をさすことが多い。「きつね」と「しのだ」を両方出す店では、「きつね」は油揚げ1枚、「しのだ」は2
枚乗せて提供される場合が多い。
 
☆近畿・・・醤油と砂糖で甘辛く煮た油揚げを乗せたうどん料理を「きつね」、そば料理を「たぬき」と呼ぶ
ことが一般的。
 

(2)稲荷寿司・・・甘辛く煮た油揚げの中に酢飯を詰めた寿司の一種。お稲荷さん、お稲荷、いなりなどと 

呼ばれる。一般的には米俵を模した四角形に仕上げるが、関西では三角揚げを用い、三角形に仕上げる。

地方によっては、「こんこん寿司」「こんこんさん」「きつね寿司」などとも呼ばれる。

☆近畿・・・西日本では「揚げ寿司」、近畿地方の年配者には「信太寿司」などと呼ばれることもある。西日  

本には、ごまなどの具材が入った五目稲荷が多いとされる。その上から煮あげた干瓢などで縛ることもあ 

る。狐の耳に模して三角形に仕上げるのが主流とされる。

 その他

(1)がんもどき・・・豆腐を崩して野菜を混ぜ合わせて成形し油で揚げた加工品。おでん種には欠かせない。

略して「がんも」とも呼ばれ、「雁擬き」とじを当てて表記されることもある。がんもどきは、もともと精進料理

(もどき料理)で肉の代用品として作られた料理。関西では飛竜頭(ひりゅうず、ひりうず、ひらうす、ひりょう 

ず)と呼ぶことが多い。

(2)葛の葉(くずのは)は伝説上の狐で、葛の葉狐(くずのはぎつね)、信太妻、信田妻(しのだづま)とも

言われる。

(3)葛粉(くずこ)・・・蔓性多年草の秋の七草の一つのクズから得られる最高級の澱粉。

(4)稲荷寿司の語源は稲荷神の使いである狐の好物に由来する。古くから狐の好物は鼠(ねずみ)の油

 

揚げとされ、実際に狐を捕らえる時にも鼠の油揚げが使われた。そこから豆腐の油揚げが稲荷神に供え

られるようになり、狐の好物が豆腐の油揚げになったとされる。その豆腐の油揚げを使う寿司なので、

「いなり寿司」や「きつね寿司」と呼ばれるようになった。