【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフ◇もう苦笑いしか出ない…最近のドライバー事情

2019年01月28日 16時29分04秒 | ゴルフ
長い時間 ゴルフクラブ造り
そして、ゴルフスイングの研究に携わってきた立場としては
本当に 最近のゴルフクラブ事情には苦笑い…しか出ません。



今回はドライバーヘッドの話…なのですが、
ドライバーヘッドに限らず、ゴルフクラブヘッドの進化は
基本 慣性モーメント の進化です。

ドライバーであれば ヘッドの大型化
アイアンであれば キャビティ化や中空化 も
慣性モーメントを増加させることが目的です。

ドライバーを例にとると
1995年 2740g㎝2
2000年 3125
2005年 3910
2010年 4407
2015年 4670
このように 20年で倍に近いモーメントになりました。

ここに来て、ヘッドの体積にルール制限がかかりましたので
数値として、伸び悩んでいるところは否めませんが、
元来、この慣性モーメントは
ヘッドの運動、姿勢などを持続するチカラを
表す数値ですので
それが ミスへの寛容性や、曲がりの少なさ、飛距離の増大
などに大きく寄与しているのは確かです。



ヘッドの体積制限のせいか
進化させにくいドライバーヘッドは
白くしたり、ネックを調整したり。。。
今は ウエイトをずらし調整できるものが目に付きます。
仕事柄、ヘッドへの鉛の張り方
という質問を受けることが少なく無いのですが、
現代のドライバーヘッドの慣性モーメントでは
鉛を貼る場合、どこに張っても
その張った箇所による何かの違いは生まれません。
強いて挙げるとすれば
鉛は「重さ」として シャフトに認識されますので
同じ重さであっても シャフトから遠いところ(トゥ部)
に張った方が その効果は大きくなる程度 です。

ヘッド上、重りの位置を調整できるタイプは
その調整スライドの枠・レール部ソノモノが
普通の鉄板形状のヘッドの板 よりも
重くなりますので、それがある種特徴になり
そのレールの上をスライドさせても
殆ど 何も効果のない オモチャ でしかありません。
ソール部をとってみれば
一般的なドライバーで ソール部の板厚は2~3m程度
一枚の重さで 60~80g程度です。
形状として レール部を構成する板の重さは
一枚の板のソールと比較するとかなりのモノになります。
最近のドライバーの長さから考えると
ヘッド重量は 190g 位ですので
板厚そのものを薄くするとか、どこかで減量が必要になります。


ドライバーだけではありませんが、
この手の用途のモノは 衝撃が角、尖ったところに
集まり易いので、この可動重量のレール部は
弱く造ることは出来ませんから
どうしても このレール部に重さが集中してしまい
そのレール上を移動する重さの効果は薄れます。

元々 慣性モーメントが高く
その重さを動かすレール部に重さが集中しやすい
この手のドライバーは 単なる飾り と考えない限り
意味があるモノとは思えません…。
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アマチュアの「飛ばない」理由

2019年01月28日 12時26分00秒 | ゴルフ

若くて、どう振っても体が痛まない方には
全く用のない記事になるかも…です。



なんども説明しているので
少々しつこい話になってしまいますが
「飛ばない理由」は簡単(説明するのは簡単という意味)
ロフトの使い方が上手く行っていないからです。


現在のスイング論、
プロも含めたスイング論の大元は
「高打ちだし・低スピン」論から始まっています。

確かにこれは理屈としては間違っていません。
間違っていませんが、機械的な机上の理論で
人間が行う、特にアマチュアのオジサンゴルファーが
実践するのには 体の故障が伴う大変危険な理論です。



単純に説明すると
例えば 5度のロフトのクラブを使って
15度打ち上げ軌道を作り
その15度に対し、5度のインパクトロフト
(地面に対しては20度のヘッド姿勢)で
打つことによって
15度の打ちだし角度に5度のスピンで飛ぶ
という理論です。


10度なり、15度上に振る というのは
かな~~り 上に振る煽る・しゃくる感じです。
ウエッヂのような短いクラブであれば可能ですが
この仰角をドライバーで作るには
   かなり上を向かなくてはなりません

体への負担も相当でしょう。

そして これを実践する場合、
その上昇、仰角に対し ロフトを維持しなければなりません。
15度の仰角にクラブを振って
その基準よりも大きなロフトでインパクトを迎えては
単に高く飛び出る 上に飛ぶ弾道になるだけ です。


体重を左に移さず 右体重のまま
上に振るので、放っておけば
より大きなロフトになり易い振り方です。

ここの部分が 多くの人が飛ばない理由 です。

そして この振り方には多くの代償が伴います。

①腰、特に右腰に負担がかかります
②体を開いて打ちますので首にも負担がかかります
③地面から打つショットが苦手になります



体の回転と腕の振りが基本別物なので
タイミングが命 となり
このショットでコンスタントにゴルフをするのには
相当量の練習量、練習頻度が必要なので
それが 体を蝕むことになるでしょう。


個人的な意見ではありますが、
昔のゴルフスイングのインパクトは
体が正面を向き、その体に対して顔も正面を向いていました。
ところが 今のスイングは左を向いてテークバックをし
右を向いてインパクトをしていますので
とても 醜い体の動き 姿勢に感じます。
真似はしたくないです。。。 

軽いヘッドの、硬いシャフトのクラブから始まって
こうなってしまうのか、
はたまた このスイングがあるから
軽いヘッド、硬いシャフトを好むのか・・・

どちらにしても 長持ちして楽しめるものでは
無くなりつつあると思います。
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柔らかいシャフトの恩恵

2019年01月27日 20時20分53秒 | ゴルフ



ゴルフクラブは テニスラケットや野球のバットと異なり
微妙な量 L型の構造をしています。


また機種や種類によって
その微妙な量は異なり、
ゴルフ用語的には 重心距離や重心深度などと呼ばれたりします
そして それがそのクラブの性格・特性の差異だったりします。

握っている棒とヘッドの重心~重量の中心点 との差異は
2センチ~5センチ と色々あります。

しかし 本来
ヘッドに適切な重量があり、
使う人にとって ちゃんとしなる、柔らかさのシャフトを
使っていれば その差異 重心距離や重心深度などは
問題ないのです。

静止状態ではその差異はあっても
運動状態では 重量は一直線上に揃う特性がありますから
自動的にそれは消され
打ち手は その差異を気にせず 棒そのもので打てば
そこに打点 重心位置が来るようになっています。

ですので ヘッドの大きなドライバーと
本当はお勧めできませんが、
重心距離が大きく異なるアイアンと併用しても
自動的に その差異は自動的に解消されるようになっています。
 ✋✋✋シャフトが柔らかければ…ですが。

セット間に重心距離が違いが少ないものを使う方がよい・・・
のは 打ち手が感じるクラブの重さが
超重心距離や深重心深度のモノ方が重く感じるためで
クラブの短いモノの方が 軽く感じるのはあまり良いことではありません。

シャフトの硬さ・柔らかさが適切であれば
そのズレ 重心位置や重心深度のずれを無視して
棒の延長線上で打てば良いのです。
 本当は。です。


しかし しならないモノを使う場合
打撃するのに そのズレを計算しておかなくてはなりません。
機種による差もですし、
アプローチなどでは その動かすスピードによってもです。

ですので フルショットでは大丈夫でも
ハーフショットのアプローチなどで
そのずれがより発生し辛いので シャンク が出たりします。
✊スピードが高ければ 十分なトゥダウンが得られます


そして ゴルフクラブの構造のすごい所は
 シャフトにしっかりした剛性がある限り
シャフトがいくら柔らかくても そのトゥダウンは
その重心位置のズレ分しか起こらない のです。



機種による違いなどを全部飲み込むことの出来る
 そのシャフト本体の機能/シャフトの柔らかさ は
ゴルフをかなり簡単にできます。
オートマチックに 打点が同じところに来る
しかも それは重心位置 という
ゴルフ用語でいう ヘッドの芯 なのですから。

それを利用としない打ち方では
常時 そのズレ/差異を意識しておかねばならず
かなり複雑になります。

また ヘッドを返すような打ち方では
そのずれを解消するような シャフトの動きになりません。
逆に 重心位置・重心位置の数値的なズレ以上に
ズレを考慮しておかねばならなくなります。mh


 そのオートマチックの機能を消す、しならないシャフトを
わざわざしならせ、ねじって使うのはいったい何のためなのでしょう?
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フジクラ スピーダーのお話し

2019年01月27日 20時19分07秒 | ゴルフ
ちょっと気になることがあるので
書き記しておきます。




現在 ゴルフ販売の総数は極端に下がってきている中でも
そこそこ人気のリシャフト系
 の フジクラ スピーダーシリーズ の話です。

シャフトだけに限りませんが
多くのゴルフパーツは
 一番初めの開発は
 力のない人でも
 言葉は悪いですが 素人でも簡単に
 遠くに飛ばせる ことを念頭に始まります。

ビジネスライクな言い方で申し訳ないですが
ハードヒッター系の人は
放っておいても ゴルフ用品を買い替えてくれる、
買い替えずに居られませんし、
 ゴルフ中毒に近い存在です。
ですが その割合はゴルフ全体の数%
おそらく 3%程度だと思います。

数も少なく 放っておいても買い替えてくれるゴルファーのために
クラブを開発しても ビジネスにはなりません。

やはり ほとんどを占める 飛距離不足のゴルファーのために
新しいモノが企画・開発されます。
ゼクシオ、エスヤード なんかは典型的ですね。

テイラーメードが今の地位を築く元になった
ドライバーシリーズは R300 R320 R360  というモデルです。
チカラもなく 安定性も乏しい方向けの やさしいモデルです。
このシリーズは ヘッド重量も 205g前後あり、
重心距離も長く、モーメントも高いですから
慣れれば 必ず安定して 飛ぶようになります。

ところが ゴルフクラブの開発は
そのモデルが継続されると
なぜか そのハードヒッターというか
ゴルフ中毒に気に入られるような、そちら系にすり寄る傾向になります。
これにあまり例外はないですね。
ヘッドであれば 軽いヘッド~小振り化~重心距離を短く
 ロフトも絞り、スピン抑制効果を強くしていきます。
シャフトであれば 例外なくハード化していきます。

フジクラのスピーダーも
初期のころは やはり 飛ばない、力のない人が開発の対象で
フジクラ自体もそれに気づいていて
シャフトを公に うさぎちゃん と ゴジラちゃん に分けていました。 
ハードなシャフトの うさぎちゃん別バージョンも用意するほどです。


スピーダーは その前のモデル
フライラン シリーズの ライトペンタゴン というシャフトが始まりです。
復元性が高い、復元速度が速い ということで
カタログでも やや長め やや重めのスイングウエイト
 ワンスペック柔らかいものを薦めていました。

そのプローモーションはとても効果があり、
ゴルフブームも微妙にありましたが、
フジクラのシャフト というよりも
リシャフト という分野を開発した と言えます。

ところが スピーダーもご多分に漏れず
ハードタイプに移行していきます。
モデルでは ゴジラタイプばかり です。
丁度 スピーダーの661が境目ですね。


スピーダー661(speeder 661) はハニカム繊維にケブラー素材を
使っていることもあり 復元スピードが異様に速く、
人間の感覚では、しなっていることを把握できないほどです。
異様にハードなスペックです。
15年以上前 若かったフィル・ミケルソンも使用しましたが
Xフレックスでは使いきれず、Sでもギブしたほどで
復元スピードが緩やかな スピーダー757に落ち着きました。
 通常の市販スペック X の硬さを使っている人でも R でギリギリな程です。
シャフトの運動を促すためにも
重めのヘッド、重心距離の長いモノの方が
安定して飛ばせるようになります。 フジクラもそう薦めていました。

 しかし いかんせんあまりにもハードです。


ちなみにですが スピーダーの番号の末尾は
開発年を表しますので 2001年ということです。
17年も前のシャフト ということですね。


スピーダーシリーズ が登場して 5年位で
従来 飛距離をあきらめていた層が リシャフトで
飛距離を得る というのが一つの分野になったほどのブームも
話題だけ先行して 661路線登場から下降気味になり
結局 その路線への転向がスピーダーを消滅させます。



そして 今なぜか復活・・・したのですが(その理由もわかりますが…)
当時は ゴルフの大好きな リシャフトまでしてしまうような
コアなゴルフファンが スピーダーを選んだわけですが、
現在では ネットやスマホの影響で
本来 この手のハードなシャフトを選ぶべきでないゴルファー層が
この手の 超ハードスペックを使うようになってしまいました。
フェイスブックやツイッターなどのゴルファーを見ていても
「ええええええ! なぜ そのシャフト? なぜ そのスペック?」
と言うのばかりで 驚きを隠せません。
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ショットの目指すべきもの はなんですか?

2019年01月26日 20時25分49秒 | ゴルフ



これは本当に不思議に思う・・・というか
なんと言って良いのか・・・・・・・・・・・・・

ゴルフのスイングを教えている人に
アンケートを取りたい位…です。




ゴルフショットの目的は

〇狙った方向に
〇狙った距離を
〇狙った弾道で

出来れば
〇少ない力で効率よく飛ばし
かつ
〇体を痛めず 出来るだけ繰り返し易い
〇出来るだけミスの出にくいように・・・
だと思うのです。

これは万国共通と思うのです。


よって 極端に言えば
その姿、格好、サマ 俗に言うスイングの見た目
つまり形や型 など どうでも良い訳で
似たようなモノ ・・・ゴルフクラブやボール を
似たようなモノ ・・・人間の構造 が
扱っているから 最終的に似たようなサマになるにだけ です。


狙った方向 狙った距離
 は 運動の速度にも左右される部分もありますが、

どんなヘッドの姿勢 と
どんなヘッドの軌跡 によって作られる のですが、
打つボールは球体 360度の丸 
打つ場所は ほぼ平面の板状 
(ウッドの場合 少しだけ湾曲していますが
 ボールの球筋や方向に大きな影響はありません)なのですから

狙った方向 狙った距離 を両立するには
そんなにたくさん方法は無いはずです。


①ヘッドを回転させて ボールを打つ方が
👉真っ直ぐ行き易いのか
ヘッドを回転させて ボールを打つ方が
👉同じ距離を打ち易いのか

それとも
②ヘッドは出来るだけ回転させないで打つ方が
👉真っ直ぐ行き易いのか
ヘッドを出来るだけ回転させないで打つ方が
👉同じ距離を打ち易いのか

と言う問題の答えはどうでしょう?


おそらく 全員とは言わないまでも
過半数以上 ②だと思うんですね。

で。。。スイング論の多くが ②に行き着かないのは
【遠くに飛ばしたい】
つまり ②では遠くに飛ばせない・・・ と「感じる」んだと思いますが、
では
もし ①が②よりも
ヘッドを回転させる もしくは ヘッドがグリップを追い越す 方が
ヘッドを回転させない もしくは ヘッドはグリップを追い越さない よりも飛ぶ
と仮定しましょう。

しかし ヘッドを回転させる方法やヘッドがグリップを追い越す方法は
そのヘッドの姿勢やヘッドの軌道が 回転のタイミングなどによって
安定し辛く、飛ぶ時も飛ばない時も出やすい のですから
これは 本当にショットに有効な「飛ばし」なんでしょうか?





①ヘッドを回転させて ボールを打つ方が
👉真っ直ぐ行き易いのか
ヘッドを回転させて ボールを打つ方が
👉同じ距離を打ち易いのか

それとも
②ヘッドは出来るだけ回転させないで打つ方が
👉真っ直ぐ行き易いのか
ヘッドを出来るだけ回転させないで打つ方が
👉同じ距離を打ち易いのか

①と②では スイングと言う動作中
①の方が色々とやることが多く、忙しいのは
想像出来ると思うのですが、
それならば ②の方法で遠くに飛ばすコト 方が
アマチュアには適切な「ショット」とは考えないのでしょうか?



また 飛ばす というのは
ドライバーショット に限定されているのではないですか?

勿論 飛ばしたい気持ちは痛いほど分かりますが、
 ドライバーショットにおいても
(単に ロフトの関係上、一番距離の得られるクラブですが)
その距離が 220ヤードを平均値としても
240ヤード飛ぶ時も、200ヤードしか飛ばない時もあるのと
毎回220ヤード前後 なのでは どちらが
ゴルフと言うゲームにおいて「有利」なのでしょうか?

ヘッドを回転させて打つ、ヘッドがグリップを追い越して打つ
は ロフトも変わりますし、ヘッドの入射軌道も色々になり易く
距離だけでなく、方向や球筋の変化も 一期一会 になり易い
・・・・それもゴルフ・・・ではありますが、
容易さ は そのまま 体の故障 にもつながりますし
容易さ は 点数を競う という ゴルフのゲームの本質にもつながります。

飛ばすな ではありません。
〇同じ距離を打てる
〇同じ方向に打てる
〇同じ弾道を打てる
は ショットの本質。。。目指すべきもの なのではないのでしょうか?
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本日のゴルフスイング

2019年01月26日 17時09分51秒 | ゴルフ
Mr.KYU2
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第2回 スイング大改造セミナー開催

2019年01月26日 10時50分41秒 | ゴルフ



告知🌸第2回 スイング大改造セミナー開催

来る2月5日(火) 午後2時頃 より

場所:ハミングバード 横須賀店  :大矢部3-14-10
...

ゴルフスイング大改造セミナー を開催(2時間以上)いたします。

参加費:お問い合わせください→野澤 046-804-1480 まで
hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp



スイングを教えたい人に、より有益なセミナーと思います
また スイングを変えたい、良くしたい、教わりたい 場面で
どういう考えがそれを有効にしていくか と言うのにとても効果的です。
スペースの都合上、
同時に受講する人数には限りがありますので、参加は事前にお知らせください      店主
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ゴルフクラブ◇悶絶クラブを使い始められる方江

2019年01月25日 21時19分57秒 | ゴルフ



弊社の平均的な通称「悶絶クラブ」は
5番アイアンを参考にすると
平均的市販品(軽量スチールシャフト装着)のヘッド重量
➡240g
➡300g
シャフトの硬さ
➡280cpm
➡170cpm
とダブルで襲ってきます。

もう この位のスペックになると
ヘッドを振ってボールを打つ
それに ヘッドが重くて、シャフトが柔らかいので
より強い力で「弾く」、より強い力で「反発する」という
子供だましは通用しません。
それが可能なのは 
ヘッド重量 260g 
振動数220cpm  位まででしょう。

初めてご来店される多くのお客様が
ブログなどの前情報であらかた想像はされていた
とは思うのですが、
実際に手に取ると「数秒」無言の間が出来るほどです。

多くの平均的アマチュアゴルファーは
グリップを支点にヘッドを振るのが当たり前
という認識を持っています。
そのWで襲ってくる「悶絶クラブ」で
その扱い方をしようとすると
 …柔らかさはヘッドの重さを倍増させます故
自分の思った通りにクラブは(全く)動いてくれず
 …そもそも 自分が動くことでなく
  クラブ、特にヘッドを動かそうとする考え自体が
  スイングを困難にさせているのです
その重さにかなり困惑することになると思います。

まず 初期の段階では
頭の中を整理して
➡クラブは自分が動かなければ動かない
➡自分が体を回して
 グリップを移動させないとヘッドは移動しない
➡回ること、向きを変えること、回転すること
 それそのものが打撃である
という認識を 実際に動作として出来る出来ないは別として
ゴルフクラブ扱いの 基本テーマ として
しっかり持つ ということはとても大切です。



まずは 動きのないシャドースイングからで十分です。
ここで クラブ、ヘッドの形状の重さの意味 を
知ることがのちのち大変役に立ちます。

クラブを持って トップの形を作ります。
この場合、前傾姿勢はあってもなくても どちらでも です。
右ひじを外に張って グリップを体の幅の間 に収めます。
この時、巷で流行している右ひじを下に向けて体のくっ付ける
というのもやってみてください。
二つを比べてみると 次 の動作に入るのに
クラブが作り出す負荷というか、重さの違いに
もの凄く大きな差があることに気付くはずです。

流行っている オンプレーンスイングなどは
力づくで ゴルフクラブを振り回す、服従させる
そんな感じの扱い方ですので
クラブが作り出す重さ などは完全に無視しています。
もっとも その手のスイングのする人のほとんどは
軽くて、ヘッドの感じにくい超硬いシャフトを
使っていますから それも納得です。



悶絶クラブで右ひじを下に向け、体にくっつけたような
トップの位置を作ると
当然 グリップだけでなく ヘッドも
大きく体の右にずれます。
そこでのクラブの重さは
よりクラブは右、自分の後方に残りたい という重さばかりか
その位置関係によって クラブは最大の重さ の状態
になっています。
グリップには上に上がる負荷がかかり
クラブの重さによって 放っておけば
次の動作で右サイドが下がる、潜るような重さが掛かります。

一方、右ひじを外に張って、グリップを体の幅に収める
トップを作りシャフトを地面に概ね垂直にすると、
クラブは一番軽い状態になります。
ゴルフクラブの 長さ が消えた状態になる訳です。
一番軽いとは言っても 悶絶クラブ ですので
重さは感じると思います。
その重さがグリップを どの方向に動かしたがっているか
感じてみてください。

ボールを打つのは そのトップの位置から
どの方向に、どれほど グリップが移動すると
ボールを打てるのか
自分はどの方向にグリップを動かしたいのか
クラブ自身が動きたがっている方向と
出来るだけ近似値の方が当然楽ですよね。



スイング用語にある
「クラブを立てる」「シャフトを立てる」とは
クラブそのものやヘッドの重さを使って
重力方向にグリップを最大に移動させることのできるサマ
を指します。
申し訳ないですけれど
ベンホーガンや石川遼君のそのトップは
まったくシャフトが立っていない
最大にクラブが寝た状態なんですけど
彼らほどに才能や根性もない、練習量も豊富でない
 アマチュアのオジサンゴルファーが
それを真似てもうまくは行かないでしょう。
私たちの運動性能や学習性能は日々劣化していくのですから
利用できるものは利用した方が良いですし、
ゴルフという 現場に出れば自分しか頼りにならない
スポーツというか、遊びでは ゴルフクラブを最大の味方
としておく方が良いのではないですかね。
何も今更 現場に行ってまで
ゴルフクラブと格闘しなければならないような
ゴルフスイング、クラブ扱いを追いかける必要は
無いような気がしますがね…。
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L型ブリストルパターのシャフト

2019年01月25日 21時16分00秒 | ゴルフ





L型ブリストルパター(進化版)についての
多くのお問い合わせを頂き、ありがとうございます。

シャフトについて 尋ねられることがあるので
それについて書いてみます。

パターに限りませんが、
シャフトの素材の スチールとグラファイト(カーボン)
この二つには実は何の違いもない と言えます。

割と固定観念が強い のか パターやウエッヂなどは
重量が重くなるスチールの方が良い と考えている人がいますが
それは全くの誤解です。

スチールシャフトは鉄(合金)の鋼材を巻いたただの筒です。
それが何か特別な性能を持っている訳ではなく
単一素材であるがゆえに
太さの変化(俗に言うテーパー度合) と
ステップでしか 特徴を作ることが出来ません。
スチールシャフトの一番の利点は
 工業製品として安定して同じものが得られる
という部分にしかないと言い切れるほどです。

重量の関して…ですが
その前に スチールの方が硬い・・・
いえ 強い と思っている人がいますが
それも大きな間違いで、
繊維で構成するグラファイトの方が
圧倒的に強く(何倍もの強度)作ることが出来ます。
また 繊維で構成するため
負荷のかかる方向にも特性を持たせることが出来ます。
最近では悲しいことに、作る側のコストの都合 優先で
作られているグラファイトが多いので
言いにくいことではありますが、
本来 グラファイトは形状、テーパーの付け方、重量、
使う繊維やシートの構成 シャフトそのもの重量配分など
無限な組み合わせが可能ですから、
圧倒的に機能性は充実している筈。。。なんです。


グラファイトシャフトの方が軽いものが多いのは
技術的に「それが作れる」から、であるのと
平均的なスチール並みの重量のグラファイトシャフトを作ると
強すぎて、硬すぎて、いいところが出てこない ことです。



パターだけに限りませんが
グラファイトシャフト装着のクラブの最も大きな利点は
同じバランス=スイングウエイト とすると
スチールシャフト装着のそれに比べると
20g以上重いヘッドが装着可能です。
これが アイアンなどのグラファイトの「飛ぶ」と言われる
最大の理由です。


シャフトは硬ければ硬いほど
ヘッドが感じにくい、ヘッドが軽く感じられます。

50g重たいシャフトが装着されているものと
50g重たいヘッドが装着されているもの
計量器に載せれば 総重量は同じであったとしても
先端に重さのある方が クラブとしての慣性モーメント
動かした時の重量感は
格段に ヘッドの重いものの方が上 です。
これはウエッヂなどでも同じです。

ヘッドの感じ難い硬いシャフトになりがちな
スチールシャフト装着のパター では
その目方ほど 重量感は感じない ものです。

軽く感じる硬いシャフト装着のものに
本当に軽いヘッドが付いていて
重く感じる柔らかいシャフトのものに重いヘッドが
付いているんですから、随分と差がありますよね…。


これも神話というか 都市伝説に近いですが
重い(スチール)シャフトの方が スイング/ストロークが
安定する なんて言われますが、
その手の話を豪語するゴルファーは
練習量も豊富で、運動性能も高い方たちばかりです。セミプロ?
それがないから、出来ないから悩んでいる訳ですから
それを参考にするのは なんだかな って気がします。
一体だれのためにゴルフをして
誰のためのゴルフクラブなのかよく考えるべきです。



『L型ブリストルパター』特に進化版は
一般的に市販のパターに比べると
約5割増しで ヘッドが重くなっています。 ➡470g以上
シャフトの硬さは それを表す振動数という数値では
一般のスチールシャフト装着のパターは 330cpm
進化版のL型ブリストルパターでは 140cpm以下
ですので、総重量では似たようなものであったとしても
持った時、動かした時の重量感の差は  …たぶん
3倍以上に感じるのではないかと思います。
持ち比べてしまうと市販のパターはオモチャのようです…。

重く感じるパター・・・
そして 小さなストローク、遅いストロークであっても
遠くまで転がる 破壊力=ヘッド重量
慣れたとき どっちが安定するか は
火を見るよりも明らか だと思うのです。

まあ 軽口ですけれど、このパターが
量産されるほど売れてしまったら
間違いなく ルールの束縛を受ける と思います。
(現時点では ゴルフのルールには何ら抵触していません)
それほどの性能を持っていると自負しています。
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ダウンスイング時の左右グリップの関係

2019年01月25日 20時59分38秒 | ゴルフ
ダウンスイング時の左右グリップの関係
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