【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

クラブヘッドのデータは…使う人次第

2020年05月31日 14時00分44秒 | スポーツ

ゴルフクラブのスペックというのは
ホント~に使う人次第なんです。

カタログの データ、数値を見ても
それが 自分にとってどうなのか の
一般論は ほぼ役に立たない と言えます。

 

スナップショット 1 (2014-07-21 12-32)



例えば 地面からボールを打つ場合
ヘッドの重心の深さ
✋重量の中心点がフェースから離れている~奥まっている
ヘッドが前に出る作用

 重量が一直線になろうとする作用 によって
インパクトロフトが大きくなり易い
というのが「一般的な」「カタログ記載」の認識 です、ハイ。


これ よく読むと
重量が一直線上、遠心力の上に重量が揃う効果
を発揮させないと 意味がない訳です。

つまり ヘッドを振ってしまう、ローテーションをしてしまう人
にとっては 重心の深さは
👹ヘッドの開きになってしまったり
👹最下点がボール手前になってしまったり
ミスの原因にもなります。

video_Slomo_Moment


ヘッドには入射角度 がありますけれど
ヘッドの重心位置 というのは とても大きくそれを左右するので
重心の低いモノ、重心の深いモノほど 緩く入って来易く
重心の高いモノ、重心の浅いモノほど キツク入って来易くなります。

実例であげると
フェアウェイウッドとユーティリティクラブを同じ長さ、硬さ、ヘッド重量
同じロフト、などで作ったとしても
重心の深い フェアウェイウッドの方が
入射が緩く インパクトロフトが大きくなる為 打ち出しが高く スピンは少なめ です
重心の浅い ユーティリティクラブの方が
入射がキツク インパクトロフトは小さめ、打ち出しは低く、スピンは多め(比較)
になる筈・・・ですが
重心の深い フェアウェイウッドの方が
緩い入射、大きなロフト(ヘッドが前に出る作用)があるため
ヘッドを振る人にとっては 最下点が手前になり易く
かつ ヘッドが前に出ようとする為、
フェアウェイウッドの奥行きのある形状が邪魔になり
ダふったり、ダフリトップになったりする訳です。

5cd72f36028c2f578c994ebcd97f91a7



ここ ねー
ものすごく 問題の部分 なんです。
業界のとっての死活問題 とも言えます。

売る側や作る側 は 大前提として
クラブを捩じらず 正しく扱って ナンぼ
と言う形でしか クラブを設計したり、作ったり、宣伝しません。
ところが いまは
クラブを捩じって使うのが主流。
重心が深ければ より捩じられてしまいますし
重心が低ければ より捩じられてしまいます。

慣性モーメントが大きいのも ねじり難くなりますし、
重心距離が長いのもダメです。

クラブのスペックを先祖返りさせるしかない のです。

ヘッドをターンさせ、ヘッドを返し、腕を返し
ローテーションしてボールを打つ方法は
運動神経、運動性能、体力、そして練習量に依存します。
正直 それらがすべて。

逆にゴルフクラブは
軽いヘッド、小さいヘッド、短い重心、浅い重心、硬いシャフト
と 機能をどんどん減らした方が結果は出る状態です。

これでは スイング面においても、ゴルフクラブ面においても
ゴルフをやる人を限定してしまうのです。

ゴルフクラブ業界はもっとスイングとクラブの関係を考えないと
ゴルフ人口減少を止めるコトが出来なくなります。

 

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シャフトが作る「球筋」「弾道」

2020年05月30日 15時08分38秒 | スポーツ

市販のクラブを使っている方の
バッグに入っているすべての番手を計測すると
ドライバーからパターまで
ちゃんと流れになっていることは "
まずありません"。


特に シャフトの硬さ(柔らかさ)のバラつき は
セットと呼べない程の狂いで
球筋や距離、ミスの頻度などに大きく影響します。
シャフトの硬さのバラつき によって
使わない(使い辛い)番手や苦手な番手が出来てしまうことも
少なくありません。

 

IMG_0624



番手の中で『シャフトの柔らかい』方に狂ってる
ものが だいたい
「飛んでしまい」
流れの中で「硬い」方にずれているものが
距離が
番手通り飛ばず、ミスも多くなる
と言うパターンが非常に多いです。

5i--270cpm
6i--272  2cpm差
7i--284 12
8i--290  6
9i--306 16
pw-320 14
aw-328  8
sw-332  5

参考例を上げましたが、
この数値だと 6番アイアンが打ち易く、距離も出て
9番アイアンはミスも多く、飛ばないので
コースで使われることが少なくなったりします。
使い辛くともウエッヂは使わないない訳に行きませんから

「ウエッヂが苦手」「アプローチが苦手」というのは
このセッティングから生まれたりする訳です


✊スチールシャフト装着のアイアンセットで多くなるパターンは
短くなるに従って 硬さのピッチが離れ
下の番手ほど硬い…
 👉フルスイングして使わない頻度が上がる番手が硬い
というのはとても使い辛く
もし セットの中で狂いが生じているとしたら
ウエッヂは「柔らかい」方に
 ズレている方が格段に使いやすいです。


クラブをどう扱ったとしても
シャフトの役割は

『ヘッドの重さをグリップに伝え、
 グリップを押す(動かす)モノ』
 です。

IMG_0610


そのメカニズムを単純に説明します。
35インチ(50度のウエッヂ)のクラブで考えると
アドレスの位置を基準にすると
グリップエンドが飛球線に
3㌢.6㌢.9㌢... 前にいくと
インパクトのロフトと地面の関係は
だいたい 2度ずつ 立っていきます。

アドレスよりも9㌢ グリップエンドが前に出て
ハンドファーストのような形を取ると
インパクトロフトは 44度 になるという塩梅です。

👉シャフトが前方に倒れる角度が 6度ある ということです。

イコール というわけでは ありませんが
その分、入射角度もきつくなります。


シャフトが柔らかいものほど
ダウンスイングからインパクトにかけて
グリップを押し、インパクトを左に作り易いので
ロフトも立ち、入射角度も取れます。


それに比べ シャフトが硬いものは
グリップを左に押さないので、
インパクトポイントが右になってしまうので
トップやダフリのミスも多く
ロフトも立たないので飛び辛く
同時に 入射角度も緩くなるので
打ち出し角度は取れますが、ボールスピードも遅く
スピンが維持され辛いので
全く別質の球筋になってしまうのです。

インパクトが左にある弾道は
 キュッと出て 少し舞い上がりますが
インパクトが右にある弾道は
 ポコんと上に出て ぽわんと飛びます。

スナップショット 1 (2017-12-25 19-19)


困ったことに 短くなるにしたがって硬くなる
市販のアイアンセットだと
そのシャフトの硬さの影響によって
 バンカーショットが打ち辛くなってしまいます。

流れよりも硬めのシャフトだと
グリップが押されないので、入射角度が緩くなります。
入射角度が緩いことは問題ではないですが、
インパクトポイントが右になってしまうのは
バンカーショットでは問題です。

 バンカーショットは
通常のショットに比べ、ボール以外の重さも砂なども
どかさなくてはいけない状況です。
トップ・ダフリは別としても
 打ち出しは取れても 緩く、スピンの少なめの弾道は
 その状況では十分な距離が得られず、
 打っても またバンカーの中、なんてことになり易いのです。
 バンカーから出たとしても グリーンでスピンで止まる
 なんてことはかなり難しいですね(*_*;

シャフトによって グリップが左に押されていれば
モーメントの高いショットになりますが、
グリップが右にあると 質量に弱いショットになります。



✋シャフトによって グリップが左に押されない硬さは
体の上向き、体の開きも誘発します。

 

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リリース 手打ちをしてみると…

2020年05月29日 23時00分41秒 | スポーツ



実際に、手打ちでアプローチなり、軽いショットをしてみると
からだの回転で打つのとは いろいろと異なってきます。

まず、やはり 手順が異なります。
うーん 手順が異なる と言って良いのか
 手順が必要 と言って良いのか・・・。

リリース~刷毛塗_Moment


からだの回転で打つとなると
ダウンスイング…
 時間の区分、スイングの区分と言う意味でのダウンスイングになると
 ダウンスイングという今度は動作ですが、
それそのものが打撃です。

左腕を下げる というか 落とす というか
左半身と一体の動きですが、それソノモノが打撃で
比較をすると インパクトまでの時間は半分位な感じです。


一方、インパクト直前に 腕を伸ばして
 右手首の スナップアングルを失う形の 解放型リリース をするため には
一度、先にからだを 特に足、または腰をまわす、
上半身の上部、胸や肩、腕やクラブを置き去りにして
足~腰を動かし、少しボールとの距離感を詰めてから
解放リリースをする手順になってきます。
 インパクトまでの時間 としては 倍 位、長く感じます。

リリース~刷毛塗_Moment(5)


まあ これは物理的な差 ですが、
からだの回転で打つ場合、右手のスナップアングル
もしくは 左手首が手のひら側に少し折れているような状態で
インパクトを迎えているので
肩からクラブヘッドまでが 途中、手首で折れていますから
一直線 程の長さがありません。
ですので、からだ全体、特に 左サイドが
ボール方向 と 飛球線方向の それこそ シャンク方向に
近づいて行かないと 届きません。

一方、解放型のリリースは、
肩からヘッドまで 一直線 、最大の長さになりますので
逆に そのスペースを確保しておかないと、
手前をダふったり、シャンクになってしまいます。
よって ボールや飛球線方向から 離れながら
インパクトを迎えないといけません。


からだの回転で打つ【まわりかた】で 解放型リリースも
解放型リリースで打つ【まわりかた】で からだの回転で打つ
も 双方上手く行きません。



両方やってみると 感じるのですが、
からだの回転で打つ【まわりかた】は ダウンスイングの後半、
インパクトに近づいていく時、
からだの回転が、体さばきでボールに近づく感じ です。
からだの回転は、最後まで間断なく行っている、動いている感じです。

リリース~刷毛塗_Moment(4)


一方、解放型リリース(キャスティング)の場合、
ダウンスイングの後半、インパクトに近づく段階で
手さばき、リリースさばき、つまり 腕さばきで ボールに近づく 感じ
なので、逆にからだはある程度止めて置かないと 繰り返せません。

これを試していて 一番感じるのは
解放型リリース【手打ち、キャスティング】をする時、
左サイド、特に左肩の低さ が非常に邪魔で
左肩が上か、どこかにどいてくれないと
詰まってしまう感じがして 概ね、手前をダふります。

からだの回転は止めないと 解放型リリースは出来ない のに
左肩は逃げないと ヘッドの抜けどころ、腕やクラブの逃げ道が
なくなってしまう 前門の虎後門の狼 状態です


まだ、遅めの速度でやっているから 良いですが、
これを強いショット、もしくは 距離コントロール するとなると
それに応じた 左肩、左サイドの逃げ(特に上方向へ) は
傾斜や強弱の必要な現場では とても難易度が高いのではないでしょうか

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『オーバースイング』

2020年05月29日 13時08分01秒 | スポーツ

シャフトクロスと話が被る場合が多いですが、
オーバースイングも「手遅れ」の原因になります。

スナップショット 1 (2017-11-13 14-55)
オーバースイング自体 シャフトクロスと同じく
過度でなければ気にする必要はありませんが、
度合いが激しいと やはり ダウンスイングをするための
左腕のラインに乗るまで
 時間が掛かり 『手遅れ』になってしまいます。

これにもポイントが②点ありますので
 気にされている方はトライしてみて下さい。


①クラブを起こすのが遅すぎ

 根本的に クラブヘッドは 移動方向、進行方向に面した部分がIMG_0058Trim (2)_Moment(3)
 打撃面~フェースになっていますから
 俗に言うコッキング、クラブのライ方向の動きは
 ボールをこすることになりかねません。
 ✋可能性はかなり高くなります✋
 いつの間にかの自然な形でのコッキングは構いませんが
 コッキングをする、ということは
 帰り~ダウンスイングには アンコッキングの方向にクラブを動かさねばならず
 人間の腕や肘は 逆には折ることが出来ませんから
 ひじや手首を痛める原因になってしまいます。
 クラブは 体の前傾姿勢通りの傾斜 が基本で
 腕でそれの角度を増やすに過ぎず
 行きも帰りもその軌道に沿った動きであるのならいざ知らず
 それに対して 垂直な関係にあるライ方向にクラブを動かせば
 余計な遠回りになり やはり『手遅れ』の原因になります。
 体であっても、腕であっても
 クラブはロフト方向にしか動かしてはいけません。
 だって ボールをフェースで打つんですから^^


 それはさておき
 オーバースイングを気にする人は
 スイングが大きいと思って
 上げるのを「抑えようとする意識を持つ」傾向にあります。
 それが逆にオーバースイングを生んだりします。

 弊社では ドリル として
 先に腕だけ動かし、後から体を回す を推奨していますが、
 (この場合、ライ方向に動かしてしまいますけどね…)
 オーバースイングの場合 まさにこの逆で
 体だけ先に回し   ・・・まあ 捩じっているんですが
 その慣性を利用して テークバックの後半に腕を動かします。
 慣性を使っているのですから
  当然 自分の動作プラスアルファ になります。

 コッキング動作・・・ライ方向のクラブの動きは
 こすり球の元になるので 全くもって推奨しませんが、
 どうしても するのなら
 先にクラブを起こし、後から体を回す意識を持ってください。



スナップショット 1 (2016-11-28 2-35)ce17f420













②左腕を動かしすぎ
 
 正しい意味で  『脇を締めろ』 とは
 体の側帯の前に腕を置いておくことです。

 お馬鹿さんだなー と思うのは
 よくテークバックで
 右わきを締めて、左わきをがら空きにしておくコトで
 それ以降、ダウンスイングのことを考えておらず
 意味も分からず その言葉は結構、頻繁に使われています。

 ダウンスイングは 右から左への動作、回転です。
 その一番 進行方向前にある 左腕がものすごく位置移動をしていて
 右腕が殆ど動いていない のですから
 前がつっかえる、渋滞になってしまいます。
 これでは利き腕である右腕が使えません。

 例えば アドレス時 両肘先端とそれに相応する脇腹 肋骨あたりに
 シールを張っておいたとしましょう。
 動作をしますから 肋骨のシールから肘先端までの距離は
 離れていきますが、その量が左右似ている必要があります。
 …だって 目的は動作の形を作ることではなく、ボールを打つコト ですから。

 今まで 左腕ばかりを動かして スイングを始めた人に
 いきなり それを辞めろ は厳しいかも知れませんが
 少なくとも意識 としては
 『㊧の肘から先とゴルフクラブは アドレスの位置に
  置いたまま テークバックを始めてください』

 実際には不可能ですが、
 右ひじをやや外目に張ることと同じく
 左ひじもやや外目に張る『意識』です。

 なんとなく胸を開く…そんな感じにも近いかも…です。






 まあ 個人的な感想ですが、
ヘッドの重さを利用してスイングしろ
と言う言葉を変な形で採用しているのかな…とも思います。
テークバック、上半身を捩じると、 その量はほとんど回っていない
 正面を向いたまま 左腕とクラブが 円を描いていきます。
テークバック初動でその動きが 数センチでもあれば
 もうどうにもなりません。 その時点で『手遅れ』確定です。

スイングなんて型なんかはどうでも良いと思いますが、
『手遅れ』で振ると ドライバーでロブショットを打つようなモノです。
飛ばすのには 鬼のような運動性能が必要で、
それに伴い、体が壊れる酷使するコト を
練習によって慣れさせている・・・と感じますね。

 

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飛ぶ/飛ばせるドライバー考察

2020年05月28日 14時01分35秒 | スポーツ

 

 


宣伝文句通り ボールやドライバーが飛んだら
ギャグですが、今頃月までショットが届いているかもしれません。

飛ぶ、飛ばせるドライバー を考えた時、
まず ドライバーは他のクラブよりも何故に飛ぶのか
と言うコトを知っていないと始まらないでしょう。

 
スナップショット 1 (2017-12-25 19-19)



❶軽い・長いドライバーは?

多くの人は
 ドライバーの長さ 👉 ヘッドスピード
という発想になると思いますが、
その発想では 良いドライバーを探すことは出来ません。

基本、ドライバーが他のクラブよりも飛ぶのは
「ロフトの立った、一番ロフトの少ないクラブ」
だからです。
その一番ロフトの少ないクラブを使えるようにするため
長さがあり、 その長さは
ヘッドの入射角度を緩くとり
 打ちだし角度を確保するためと
思いつく通り、
 そのロフトでも使えるヘッドスピードを確保するため です。

ゴルフクラブのちょっと複雑な点は
 そのヘッドスピードがボールを飛ばす というよりも
 ヘッドの重さ × ヘッドスピード
 と言う複合体なところです。
31954726

それは 正しくクラブが使え、同じ打ち方が出来れば
ヘッドスピードは速い方が飛びますが、
我々 オジサンゴルファーにとって
ヘッドスピードは 上げたくても上げられない モノ です。

我々の年齢で ヘッドスピードを
『平均』のヘッドスピードを上げるのはかなり無理があります。
平均で2ms上げるなんてのは夢に近い状態です。
そして、例えヘッドスピードが 2ms 速くなったとしても
 その伸びる・変化する距離は 5ヤード前後ですから
誤差程度の差しかない と言う悲しいところ…ですね。

ヘッドスピード信仰にはまってしまうと
軽いヘッド・長いクラブ で ヘッドスピードの「数値」
上げようとしてしまいがち ですが、
ヘッドスピードの数値はあがっても
 長くなった分、ヘッドが軽くなった分
打撃の破壊力は下がっていますから、殆ど距離は変わりません。

軽いヘッドのクラブの大きな欠点の一つに
軽い 👉 速く振る と言う自分自身の労力依存の部分に加え
軽いヘッドはモーメントが低いので
打撃の衝撃を緩和してくれませんから
速く振っているに加え、打撃の衝撃で体を痛める可能性が高く、
昨今の シニア用金額だけ高級なドライバー は
一瞬飛ぶような錯覚の次に、体を痛め、痛いのが怖くなり
以前よりも飛ばない というのが大変多発しています。

ヘッドスピードが高いと飛ぶ というのは
ウソではないのですが、本当ではない というか
多くの こすり打ち・煽り打ち・しゃくり打ち
正面の存在しないスイングの人にとっては
ヘッドスピードが上がっても 回転と高さが増える だけです。
漠然とした数値ですが、
こすり打ちしていると
 ヘッドスピードが10%あがっても
 👉回転が8% 距離が2%増える
 そんな感じです。
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正直、軽いヘッド(長尺)にあまりメリットはありません。
せいぜい 45インチ強と言ったところだと思います。

忘れてはいけないのは
静止状態のボールは 45g ですが、
そのボールを 200ヤードキャリーさせるには
800㌔以上、ヘビー級のボクサーのストレートパンチ
以上の重さを受けることになります。
小さなモノ・軽いモノだけを動かして迎えるようなインパクトでは
その重さを支えきれません。
そう言う発想で クラブも考えてみてください。

 

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ロフト調整式ドライバー◆ゴルフクラブ

2020年05月27日 21時05分59秒 | スポーツ


では そのロフト調整式のドライバーというか
クラブをひねって構える というコトを実験してみよう。

同じドライバーのそのひねった状態を比べて貰いたい。

003
001
005

さてこの三つの状態
それぞれが 同じ方向に動かすイメージが付くだろうか


003開いて構えた状態。
これは俗に言う インサイドに
動かしやすい感じがするだろう。。。
しかし、必要以上にインサイドに
なるので 左手一本であがり、
その結果、グリップは体から離れる。
ヘッドはインサイドに上がるが、フェースはより開きやすい。
手打ちを推奨する形状であるし、そのイメージがしやすい。


005逆にこれは閉じた状態。
スライスに悩んだゴルファーが
良く構える状態であるが。。。
これは 外に上がりやすいイメージが
強くなるし、実際に重心の位置が
シャフト軸線の動く軌道よりも
外に位置しているので、遠心力が掛かりやすく、その結果、想定以上に外に上がりやすい。
スライスを打っている人は、アウトサイドイン を嫌うので
どうしてもダウンスイングが ループになってしまい
スライスを避けたいからこう構えているのに
 
結果、スライスからは逃れられない。

001これがスタンダードな状態。
インサイドにも、アウトサイドにも
イメージが付きにくく、
体の回転で動かし始める、
そんなイメージが付きやすいと思う。
このヘッドの場合は
重心距離も短めで、つかまりという点では悪くないので
過度にインサイドに引かせるイメージを持たせない。

後ろのカーブに特に特出したカーブを作らず
全体が 丸い ボールを包むようなイメージを抱かせようと
している。


BlogPaintウッドヘッドの場合
この二つの線の輪郭に
デザインする人の意図が反映され
やすい。
赤い線はつかまりのイメージと
出球の方向のイメージ。
黄色い線の方向は輪郭、ふくらみと共に
テークバックを動かしていく印象を作り出す。

そんなことを考えながら、もう一度見て欲しい。
005001003







三つの写真は全く違う印象を生み出してしまい
オリジナルの形とは違うメッセージを持ってしまう。
ホーゼルの穴を大きくとり、センターを変身させる形で
固定するので、ここまで極端でないまでも
基本の発想はこれと同じ。

また フェースをターン させる
ボールをつかまえる という発想が根底にあるので
ヘッドスピードを基準に考えると
少ないロフトで使いたい人は
基本的には左を嫌うのに、左向きのフェースで
大きなロフトで使いたい人は
基本的に右を嫌うのに、右向きのフェースという
ミスマッチな組み合わせになる。

逆に スライスする人はボールが高く 小さなロフト
フックする人はボールが低く、チーピンが怖いので大きなロフト
というのは、ヘッドをターンすることを
促してしまうので、全くの論外。

もしも 将来、ゴルフクラブをデザインする人が
今学生さんで、こんなクラブしか世の中にない としたら
オリジナルの状態のヘッドの形状の持つ意味を
どこで学ぶのだろうか。
その人が 上げるイメージをガイドする 示唆する
飛ぶ弾道のイメージを自分なりに形状で表現出来るように
なるのだろうか

ヘッドの形なんか関係ないよ。
クラブなんか関係ないよ。
ゴルフは腕だよ。

ってことになったら、まともなデザイナーは生まれるんだろうか
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Miller Barber # 1 wd 1992 Perfect ! slo mo by Carl Welty.wmv

2020年05月27日 10時18分04秒 | スポーツ

Miller Barber # 1 wd 1992 Perfect ! slo mo by Carl Welty.wmv

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シャフトの挿₍さ₎し方 ~スリーブ

2020年05月26日 14時48分15秒 | スポーツ

シャフトの挿し方(刺し方?)について問い合わせがありましたので
それに付いて 書いてみたいと思います。

 
93443

「シャフトの挿し方」と言う言葉に
 ピンとこない方も多いかと思います。
ハミングバードでは原則、やらないので
 私自身もその言葉に反応するのにちょっと時間が必要な程です。
弊社のお客様だと、私が口にしませんから、
ほとんどの方が ???? になるのでは、と思います。

単純に言えば、ヘッドにあるシャフトの入る穴 に対し、
シャフトを真っ直ぐ挿さず、ある目的の元、斜めに指し、
無理やり固定することを指します。
その為のスペーサーや治具もあります。

経験則で言うと、アイアンは軟鉄の場合、
ライ角度・ロフト角度調整がありますので、やることは皆無、
ウッドの場合、
特にドライバーやフェアウェイウッドなどの、
フックフェース、スクエアフェース、オープンフェースを
気にされる方が ごく稀に 年に一件あるか、ないかペースで
指定されるお客様がいらっしゃいます。

シャフトのサイズは
ウッドの場合、約8.5mm
アイアンの場合、約9.3mm
異種サイズはあるにはありますが、だいたいはこのサイズです。

ヘッドに開いている穴(シャフトを挿す穴)は
シャフトと完全にピッタリだと シャフトが入りませんから
気持ち大きめ(0.5~1.0mm程度)に開いています。

その穴を少し大きくボーリングし、異物や
専用のスペーサーを入れ、固定する のが「シャフトの挿し方」です。

ロフトが分かり易いので 写真で説明すると
2020-05-23_20-48-23_Moment(3)オリジナル❶








2020-05-23_20-48-23_Momentシャフトを左から挿す❷

👉ロフト角度が増えます






2020-05-23_20-48-23_Moment(2)シャフトを右から挿す❸

👉ロフト角度が減ります






分かり易いように細い棒を使いましたが、
実際には シャフト外径とホーゼル内径(ヘッドの穴)の差は
安全上、大きく取れませんから
ここまで角度差を付けることは出来ません。
プラス2度、マイナス2度未満 になると思います。

これはライ角度、フェース角度にも応用でき、
この原理が 現在、多くのメーカーの取り入れている
可変式スリーブに使われています。
ti-a2

シャフトの挿し方…で言うと、
安全上の問題もありますが、はっきりとわかる程
ロフト角度、ライ角度、フェース角度を変えると
シャフトとヘッドの接合が 骨折したような
変なつながりに見える と思いますが・・・。
それは 可変スリーブでも同じです。

今は気にしないんですかねー、構えにくくなると思うのですが…


✋私の経験で言うと、
それをしなければならない状況は
ヘッドの ロフト角度やライ角度、フェース角度の問題ではなく
大半が シャフトの硬さが合っていない コトによって
結果が出ない です。

一番多い例で言うと、フックフェースを治したい です。
そのパターンはまず シャフトの問題だと思います。
スイングとの相性もありますが
●硬くて引っかかっているか
●柔らかくてフックしているか
というのが根本原因かな とも思います。


今は シャローフェース(薄べったいヘッド)が大半です。
シャローフェースのドライバーは重心距離が長めで
右に行く率が高くなるので、アップライトになっています。
フックフェースが強く、もしくはフックフェースに見えやすいですからね。
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Mark O'Meara Driver Face On

2020年05月26日 08時22分11秒 | スポーツ

Mark O'Meara Driver Face On

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ゴルフスイング用語~『つかまえる』って❔

2020年05月25日 17時06分29秒 | スポーツ

 

OGPイメージ

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

重〜いヘッド&柔らかなシャフトを通して ゴルフを考え スイングを学べるゴルフクラブを追求! 誰よりも振らず 誰よりも飛ばす ボールをつぶせ ...

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

 

 

 

ゴルフのスイング用語には「ボールをつかまえる」というのがあります。
ほぼ 同じ意味合いで『ボールを潰す』
それを実現するための用語で「ボールを上から打つ」 なんてもいいますが、
それらはいったい どのような状況を表す、示すのでしょう。

打つ前の状況、アドレス時は
ボールと打撃点(物)であるヘッド~フェースの関係は  こんな状態です。

IMG_0524

 
スイング、もしくは ショットは 手で振ったにしても、体で振ったにしても
ヘッド(フェース)はいったん高さを上げ、下がりながら打撃し
打ち終わると また 高さを上げていきます。

その度合い… ヘッドが上から入ってくる度合い、円弧の大きなや角度は
 ヒトによって微妙に異なりますが、原則、そのクラブの長さ、
そして その長さのよる、前傾姿勢の度合いが基準になります。

ですので 単純には シャフト(クラブ)の長いドライバーは
円弧は大きくなり、ボールに対して入ってくる上からの度合いも緩め、
シャフトの短いウエッジは円弧は小さく、ボールに入ってくる度合いもきつめ
になります。
IMG_0526

ボールは球体・・・ですので、圧力がかかった場合、
かならず 逃げ場所へと流れます。
例えば、 ボールをアドレスと同じような状態で打ってしまうと
インパクト以降、ヘッドは上に上がろうとしますので
イメージとしては ボールがフェースの下へこぼれてしまう・・・ような
形になってしまいます。

『ボールをつかまえる』は 球体、しかも ゴム質であるボール

(ボールの歪み率は 金属であるヘッドの約200倍あります)
を 下降過程でとらえると ボールは逃げる場所がないので
角度の付いたフェースの上に逃げようとしますが、逃げ切れず
 一瞬、潰れる コトを指します。

✋単純にボールを潰す と言う意味であれば、
入れ方よりも 打撃のロフトに左右されます。
入れ方が良くなくても、ロフトの立った(例えば、ドライバー)であれば
ボールは『潰し易い』のです。

ボールを下がり過程でインパクトするか、
ボールを上がり過程でインパクトするか、

同じヘッドスピード、同じクラブであっても
この二つでは まるで違った球質、弾道、距離、高さになります。
まるで違った球です。
故に 最下点 という どちらのインパクトもあり得る
イメージでボールを打つのは お薦め出来ません。

テクニックとして ハンドファースト を推奨している訳 ではありませんが、
ゴルフクラブは構造上、シャフトが前に倒れた(飛球線側)分、
地面に対するロフトは立ち(伏せられ)ます。
ゴルフクラブは構造上、ヘッドの重さ分、ヘッドは遅れるように
造られていますから、それに逆らわず、スイングすれば
放っておいても ロフトは立つ ように見えます。
実際の、そのクラブの正規な打撃ロフトは 地面に対し…ではなく
「入ってくる軌道に対して」です。

例として、5番6番(ロフト30度)のクラブを
地面と平行に、地面に対し30度、入射0度で打つのではなく
入射10度(参考例)、地面に対し20度で打つのが
そのクラブのオリジナルの弾道になります。
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