【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフクラブ選びの注意点 シャフトの硬さ②

2023年09月30日 23時30分56秒 | ゴルフ

シャフトの硬さ は ヘッドの感じ難さ でもあります。

005


同じ長さ、同じヘッドの重量が装着されている場合、
シャフトの柔らかいモノのほうが
ヘッドの位置や姿勢など感じやすく
~ヘッド、ヘッドの重さを大事に使おうとするスイング~を
覚えやすいモノです。

例外もない…とは言えませんが、
シャフトの硬いモノを使うゴルファーほど
「シャフトはしならせて使う」と言いがちで
『なら 始めから 柔らかいモノを使えばいいじゃん!』
とハミングバードは感じます。

シャフトを意図的にしならせ、しなり戻す のは
ゴルフクラブという 上下左右の角度が重要な道具にとって
とても難易度の高い打撃を要求されることになります。
確かに そうやってゴルフクラブを扱ったほうが
"充実感"は味わえるかもしれませんが、
練習に時間も頻度も割けない 普通のゴルファーには
かなり大変です。

002


とても残念ですが、オジサンゴルファーの体力は日増しに劣化します。
今日 新しく購入するクラブは
今日から未来にかけて使うクラブで
今日だけ使うのではありません。
体力にとって、 今日 は過去の産物でもあり、
長く楽しんでいくのには シャフトの硬い
 オーバースペックを選択して良いことは何もありません。


現在のゴルフクラブ事情は
売れない、売れない の連続のため
売る側の事情で 特に売れ行きの悪いアイアンセットは
本数も絞り、単価を安く抑えられるスチールシャフトを採用せざる
を得なくなっています。

軽量であろうがなかろうが
スチールシャフトの抱える問題は
実は大変深刻です。


スチールシャフトとグラファイトシャフトの大きな違いはかなりあります。
主に 硬さ と 強度 と ヘッド重量 です。

スチールシャフトは 強度が低いため、
柔らかいモノを作ることが出来ません。
5番アイアンで 頑張っても 振動数270cpm 程度が
柔らかさの限界…平均的には280cpm以上 でしょう。

長さの変化と硬さ(振動数)の変化から考えると
この硬さが 適合するドライバー(45インチ)は 260cpm
平均的な オジサンゴルファーにとって
 使いやすい ドライバーの硬さは 220~230cpm
 (これでも十分硬いですが…)

アイアンに合わせて 260cpm のドライバー   ・・・
これでは硬すぎて飛ばないだけでなく
体も痛め、スイングも悪くなります。

スナップショット 1 (2013-11-07 19-47)


となると ドライバーはドライバー
アイアンはアイアン と別なものと考えなくてはならず
ボールの置く位置やタイミングなど
もともと複雑なスイングがより混迷を深める原因になります。

また スチールシャフトの場合、
細くなり、負荷のかかりやすい先端部を補強するのは
金属の厚み でするしかないので
グラファイトの比べ 重いヘッドが装着できません。
その差は 20g以上 あるのです。

ドライバーやウッドに比べ
はるかに硬いシャフトの装着されたアイアン

シャフトも硬いのでヘッドも軽く感じますが、
実際に グラファイトのウッド系に比べると
20g以上も軽めのヘッドがつけられています。

悪いことに アイアンは軟鉄全盛 の時代ですから
ヘッド自体も小ぶりです。

シャフトが硬く、クラブも短いほうのアイアンに軽い小ぶりなヘッド が付き
シャフトが柔らかく、クラブも長いほうのウッドに大型ヘッドが装着…

☞こんな組み合わせ うまく行く筈がない…というか
 うまく行く可能性はとても低い組み合わせ…なのです。

故に…実はドライバーに苦しんでいる人の
本当の原因は それと組み合わせるアイアン にあるかもしれない…のです。

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ゴルフクラブ選びの注意点 シャフトの硬さ①

2023年09月29日 23時43分52秒 | ゴルフ


ゴルフクラブを選び際 の
いくつかの注意点を挙げたい と思います。

ゴルフクラブはパターからドライバーまで
ルール上 14本 携帯することが出来ます。

IMG_0361

その構成は 年齢や飛距離、コースや得手不得手など
いろいろあるので 今回は割愛しますが、
クラブを選ぶ際、最も注意しなければならないのは
「シャフトの硬さ」です。

平均的なオジサンゴルファーであれば
ラウンドを通じて ヘッドスピードは40msを維持することは
簡単ではなく、シャフトの硬さを選ぶ際
ベストの状態よりも、夕方の靴のサイズのように
゛ボトム゛の状態を基準にするのがお勧めです。

暑い日、寒い日、雨の中…
後半へばってきた時に無理をするスペック~シャフトの硬さ で
良いことは何一つありません。

車や家でもそうですが、
自分の経済状態よりも 背伸びして 高額なものを買っても
あまり良いことは多くありません。
見栄のために、以降 維持することにくたびれてしまうケースは
少なくないのです。 ご注意ください。

また ゴルフクラブはその長さ…が故に
先端に打撃物がある! ということよりも
その長さそのものを振り回す特性が強いです。
シャフトの硬さによって
 硬いモノをしならせて使うのか
 柔らかいモノををしならせないで使うのか
クラブの扱いそのものを 教育 されてしまう部分が否めません。

☞あまり筋力・体力に頼らず 遠くに飛ばしたい
 という側面と
☞安定して 似たような球を、似たような方向に飛ばしたい
☞スコアをよくしたい
 という力側面があるのですから
どちらを選ぶのが良いかは簡単だと思います…けどね。

 

シャフトには 工業製品安全規格…以外
性能や特性に統一基準がありませんので、注意が必要です。
Rとか、Sとか
メーカーや機種によって まるでバラバラですので
基本 振動数 という数値で把握することをお勧めします。

IMG_0590

平均的なオジサンゴルファーであれば
ドライバー(45インチ)を基準に
 硬くても 振動数 220cpm(十分硬いけどね) で抑えると
スイングにも悪影響は少なく、体の故障にもなりにくいでしょう。

その硬さあたりですと
1インチの長さでのちがいは 2~4cpm位、
シャフトの機種によっても違いはありますが
1インチで5cpmの差だと 短いモノが
 硬くて「使い難い」と言えるでしょう。

👉46in-220cpm 45-223 44-226 43-229 42-232

それを目安にフェアウェイウッドなど選ぶと良いと思います。

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ゴルフクラブ選びの注意点 現代のゴルファーの典型的パターン

2023年09月28日 22時25分52秒 | ゴルフ

平均的なオジサンゴルファー の
クラブ構成を推測、想像し、
どんなことが起こり得るのか考えてみます。

ドライバーは 某社の人気ドライバー
全体のパイが極端に減ってはいますが、
いまだ人気度は高く、
実はその秘密はシャフトの「柔らかさ」にあったりします。
他社メーカーに比べ 同じSシャフト・Rシャフトでも
振動数でいうと 20cpm以上低め に設定されています。

スクリーンショット 2023-05-08 003132スクリーンショット 2023-05-08 003115スクリーンショット 2023-05-08 003101







フェアウェイウッドを得意! というゴルファーは
多くないので ドライバーと別の銘柄 や
昔のものを バックの重し 程度に入れているケースは
少なくないようです。
ドライバーと比べ 1スペックも2スペックも硬めのシャフト…
それで「地面に置いてあるボール」を打つのですから
苦手の解消どころか、ゴルフバックの飾りになるのは
致し方のないところ・・・。
811-6

流行もありますが、ユーティリティは
単価もフェアウェイウッドに比べ安く
(アイアン用のシャフトの方が価格が抑えられますから)
フェアウェイウッドの構成やアイアンの番手始まり によって
1本~3本位入っています。
このクラブの存在は微妙で
ドライバーよりもかなり硬く、フェアウェイウッドに近い硬さ、
そして アイアンよりもやや柔らか目の存在です。
たまに・・・ ですが 当たれば飛ぶけど
 いまいち不確定要素の高いクラブ といった感じになるでしょう。

問題なのは アイアン です。
メーカーの売る側の都合によって
単価を抑えるため
軽量スチールなど スチールシャフトのセットしか
店頭には並ばない状態です。
IMG_0757
理由は分からないのですが、
軽量スチールが主になって以来、
ヘッドは軟鉄、小振り化が促進され
どんどん ヘッドは軽く、小さくなっています。
ドライバーの大型化に反して…です。
・・・本格的志向・・・が理由かな???

ドライバーの硬さが230cpmとすると
アイアンはそれは 280cpm

230cpmに相当するアイアンの硬さ
同じ。。。と考えられるアイアンの硬さは 250cpm前後ですから
3スペックは硬い のです。
ドライバーを R シャフト とすると
アイアンは X 相当の硬さ ということです。

コースではそれを 交互交互、一球ずつ交互に打つのですから
ドライバーがうまく行けば
アイアンはトップ、ひっかけ
アイアンがうまく行けば
ドライバーはダフリ・天ぷら・右への押し出し(スライス?!)
になって当然と言えば当然なほどの違いです。

空中に浮いているボールを打つ 柔らかいシャフトのドライバー
地面に置いてあるボールを打つ 硬いシャフトのアイアン

練習でもアイアンがボールに届かないトップ
届かせようとして届きすぎるダフリ の頻度が多くなり
ドライバーに似たボールの置き位置ではうまく当たりませんから
徐々に徐々にボールは中、右寄りになってきます。
番手によっても違ってきたりします。

ボールを中に置くと
 トップ・ダフリの上下のミスは減るかも ですが
今度は 右左への左右のミスが増えてきます。
練習・・・は圧倒的にアイアンショットが多いですから
そのアイアンよりも かなり左に置いてあるドライバーにも
その左右方向へのミスが増えてきます。

Desktop 2023.07.21 - 02


シャフトが硬い ということは
ヘッドの重さが感じにくい・・・ということでもあり、
アイアンはドライバーに比べ ヘッドが小振りですし
スチールシャフトなので ヘッドのそのものも軽い、
しかも 当たり前ですが、ドライバーよりも短いアイアンで
練習を繰り返すと クラブを振り回すスイングは自然に自然に
体に刷り込まれていきます。

有名メーカーのクラブは間違っていない
最新のクラブは間違っていない
間違っているのは自分、自分のスイングだ と
何が何だかわからなく、ただボールを打ち続けることが向上
を信じて 迷路の深みにはまっていくのです。

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クラブは自身を『反転』させて使う構造にはなっていません

2023年09月27日 22時32分28秒 | ゴルフ

店長「こういう錯覚……間違った思い込み もあると思います。

 例えば この画像ですが、

(インパクト以降、フォロー、フィニッシュ_Moment

 テークアウェイ、ダウンスイングでは
 グリップが飛球線側にあって、それに対しヘッドは後方にありますが
 一番右のフォロー側では
 ヘッドの方が飛球線側にあって、それに対しグリップは後方にあります。

 コレって ヘッドとグリップの関係を、
 クラブを『反転』させた訳ではなく、
 クラブを持った自分が向きを変えたから、
 こういう写真で 惑わされ易い のは
 視点の位置が固定されている からであって
 マトリックの映像のように
 自分をぐるっと取り囲んだカメラで
 常時、からだの正面、
 へその向きに対峙したトコロから写真を取れば
 ヘッドとグリップ、そして その位置関係は
 殆ど変わっていない、
 『決して』反転した訳では無く、
 自分が向きを変えた『だけ』と判別し易い
 でしょう。

 映像だけ で見れば
 グリップよりも 後ろに有ったヘッドが 追いつき、
 そして 追い越している ように 見えるけど
 そうじゃないモノ、
 反転していない筈のモノ、を
 『反転』させたら いつまでも答えは見つからないでしょ⁈

 クラブ自体はターンしてない😧
 クラブを持った 自分がターンしているだけ✋


 そして ゴルフスイングは
 縦横奥行き と 3次元の立体 ですので
 それを同じことが 色々起きます。

 コチラの場合 ですが、
20221025 - (2)2022102520221025 -









 アドレス時には ヘッドの方が㊦に有って、グリップの方が㊤に位置している、
 トップ付近では ヘッドの方が㊤にあって、グリップの方が㊦にある、
 そして ダウンスイング後半、インパクト付近では
 アドレスとほぼ同じ、ヘッドの方が㊦にあって、グリップの方が㊤にある、
 これも 腕の曲げ伸ばしやクラブのたたみなどがあって
 より強調されているから 錯覚を起こし易い けれど
 クラブが『反転』している訳 ではなく
 クラブの構造やその持ち方 の関係とからだの向きの変わり から
 そう見えるんであって、
 クラブを上下『反転』させてるわけじゃあない。

 基本、クラブは忍者や座頭市(古い…)みたいな持ち方をしている訳
 ではないので グリップとヘッドの関係で言えば
 常時、ヘッドの方が㊤にあるんです。
 その関係を逆転~反転させたら 腕を傷めちゃう😢

 でも その間違った思い込み、
 視覚的な印象から
 そうクラブを扱ってしまう人がとても多くて
 クラブを反転させるのは からだ では出来ないので
 どうしても 全く不必要な、本来、存在しない筈の
 『クラブの反転』の意識があるから 腕を使わざるを得ない。
 繰り返すけど 本来、まったく不必要な、『余計』な動き。
  だって クラブは反転させて使う構造してないからね💦

 コチラのアングルも多い例だと思う。
(片手での素振り と クラブの格納 - frame at 0m23s(片手での素振り と クラブの格納 - frame at 0m24s(片手での素振り と クラブの格納 - frame at 0m29s





 ボールに対して で言うと
 アドレス時は ヘッドの方がボール側、グリップの方が遠い側、
 トップ付近では グリップの方がボール側で、ヘッドが遠い側、
 ダウン後半、インパクト、フォローでは
 アドレス時と同じで ヘッドの方がボール側で、グリップの方が遠い側。

 これも クラブを持った 自分がターン(反転)したから
 そう見えるのであって
 クラブ自体が『反転』している訳じゃない。
 クラブは ヘッド自身も、クラブ全体も非常に偏重した構造で
 ロフトやライ、フェースの向きなど 距離や弾道を決める
 打撃部のフェースの構造が複合した角度によって構成されるため、
 クラブを反転させて使うようにはなっていない。

 にもかかわらず クラブは反転して『見える』からと
 そう使ったら 答えのない迷路に入っちゃう よね。

 そして コレも繰り返すけれど
 上下であっても、前後であっても、左右であっても、
 クラブ自体の反転は カラダでは出来ない、
 手でやるしかない。
 その『クラブ自体を反転させる』意識が消えない限り
 イコール 要らない手のさばき は消えない。

 大袈裟に言えば
 クラブ自体を 左右でも、上下でも、前後でも反転させる
 その呪い ソノモノが 手打ち とも言えるかも😧 

 全く不必要な 無駄な要らない動きだから
 どうしても スイングと言うか、動きに雑味が取れないんだよね。」

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「タメ」をつくれ の溜め?はなに?

2023年09月26日 21時50分05秒 | ゴルフ


ゴルフに限らないんでしょうけれど
日本の人は言葉というか、標語というのに弱いというか、好き。。。というか

『タメをつくれ』 …なんてのは典型的だと思います。

Jack Ni_Moment(2)

ゴルフクラブは 長い棒状になっており、
その先端に全体の6割以上の重さが偏重して装着された構造です。
重さとは そこに留まりたがるエネルギーですから
打ち手が動作をしてグリップを動かしても
その重さの分、ヘッドは留(とど)まります。  ごくごく普通の物理現象です。
  ヘッドは遅れっ放しで普通なんです(^^)/

 帰りたくないワンちゃんをひもで引っぱれば
 当然 ワンちゃんは遅れて引き摺られて付いてきます。
 自分で動こうとしていないワンちゃんに追い抜かれることはありません。
 地球上ではありえません

タメは グリップとヘッドとのギャップで
自分とグリップのギャップではありません。


からだの動作、この場合は回転、
右を向いていた体が正面を介して 左を向く と言う動作に対し
グリップ・・・腕を遅らせてしまったら これは単なる 振り遅れ です。
からだの向きで行えることを逸してしまうので
後から それを腕で補わねばならず 「手打ち」せざるを得ません。
何を「溜めるか」間違うと 自動的に手打ちになってしまうのです。

ダウンスイングにおいて
からだの回転に対し 腕、グリップ
 特に左腕、左グリップが同期、同調、追随するのは ゴルフスイングの骨
 です。
ココを失っては 後の動作はすべて クラブの機能を無視した独善の動きで
個々の個性で解決して貰うしかありません。
ヘッドの機能やシャフトの機能はあればあるだけ 邪魔です。

テークバックも、トップの場所も 殆どのことが
 ダウンスイングにからだの回転に左腕、左グリップが遅れない、同期させるため
と言えるほど重要なポイントで
そこを意図的に遅らせるのであれば そこから先は理論になりません。

タメをつくる・・・ のニュアンスとは微妙に異なりますが、
そのため、ヘッドとグリップのギャップが
ヘッドが自身の重さによって重量方向に落ちていくことで
 グリップを遅れさせないように手伝うのです。
補助の加速装置のようなモノです。
グリップを遅れさせてはいけません。

(グリップの遅れ・腕の遅れ)を普通と感じている人は
グリップの方が からだの動作よりも、回転よりも、
 うんと先に動かし始める位で無いとダメでしょう。

anika_Slomo_Momentanika_Slomo_Moment(3)















からだが正面を向くまでの時間は
 ほんの僅か しかありません。

テークバックで アドレスの位置から左腕は移動しているのですから
そのほんの僅かの時間に 似た位置、近い位置まで戻らなければいけない
と 理解してください。

そのためには 今までの感覚的ズレもあるので
先に左グリップが下がり~~~✋重さも加わっていますからそれも利用して
それによって 左サイドが左に逃げ
それによって 体重移動が起こり、回転が誘発される
と言う順序を ゆっくりしたアプローチや素振りで練習してみましょう。

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遠心力は上手に利用するのが 吉

2023年09月25日 21時50分59秒 | ゴルフ


店長「ボールを打たない、当てない として
 ゴルフスイングで一番早く周る方法、
 右打ちの人として 一番素早く左を向く方法は
 腕やクラブをカラダに巻き付けたまま、
 出来るだけ短い状態のまま 廻ってしまうコトでしょう。

〇空中(立体)ズリズリ - frame at 0m24s

 スイングで言うトコロの
 ヘッドの重さはソコに残したまま、
 腕も(特に左腕)含めた からだを廻す。
 ゴルフクラブを引き摺ってくるような感じでしょう。

 しかし、これだけでは当然 ボールに当たりません。

 一方、からだを回転させると
 重さには遠心力がかかり、支点から離れて行こう とします。

 やってみると分かりますけれど
 腕も短く、クラブも体にくっつけた状態で
 からだを廻す、左を向こうとすると
 遠心力に引っ張られ、腕は伸ばされ、
 クラブはカラダから離れて行こうとします。

 腕であれば その付け根である 肩部から
 グリップは離されていこうとします。
 
 この作用は 上手に利用するのが 吉 です。

〇空中(立体)ズリズリ - frame at 0m35s

 からだにクラブをくっつけたまま、左を向いたら
 早くは廻れますけれど、当然、ボールには届きません。

 ですので どこかの時点で腕は長くしないと、
 届く程度には伸ばさないといけないのですが、
 遠心力を利用すれば 全部とは言えませんが、
 ある程度はその動作をやってくれる、手伝ってくれるわけです。

 一方、遠心力に任せ、腕も、クラブも最大の長さ、
 伸びきった状態に 早い段階でしてしまうと
 腕の長さやクラブの長さによって 重さそのものが増えるコト、
 遠心力、外に引っ張れる重さの合算によって
 思ったほど ヘッドスピードが上げられなくなります。
 
 また、外に引っ張られるチカラ によって
 ヘッド・フェース、望んでいるボールを当てたい場所と
 ボールの位置がズレたりするので
 その調整(求心力)が必要なのと、調整をする故に
 スピードダウンしてしまう可能性は大いにあります。

会田20210701 - frame at 0m16s

 まだ ゴルフショット、ゴルフスイングに慣れていない
 女性や非力な方の インパクト付近のスピードダウン は
 かなり コレが要因だったり します。

 ですので 遠心力は クラブでは無く、
 その接点となる グリップに掛けて
 それを利用し その長さを増やす
 と言う利用の方法が一番 楽に距離を出す と
 親和性が高いと思います。

 クラブ、特にその先端にあるヘッドには
 出来るだけ遠心力を掛けない、

 少なくとも 打つまで、当たるまで は。

 遠心力で腕が伸ばされれば 長さが増した分、
 腕は重くなり、振り遅れに成ったり、
 ヘッドスピードのブレーキになり易い ですが、
 ゴルフスイングの機構として 前傾姿勢 というのがあり
 その前傾姿勢の中で 腕が長くなれば、
 フトコロの中で 腕が伸ばされれば
 重さが増えたとしても グリップ部は下に向かいますし、
 その重さは移動する負荷としては最小限で済みます。

〇見かた117

 スイングの仕組みって よく出来ています。

 運動などで 腕が重くなったとしても
 その重さは 不可抗力的に、自動で
 前傾姿勢が保ち易い方向にかかるのですから
 クラブのヘッドに、では無く
 グリップに遠心力を掛けるという遠心力の利用方法は
 非常に理に適っている と言えるでしょう。

 そう言う目で 自分の好みの選手の
 ゴルフスイングを見てみて下さい

 また 違った見方が出来るのではないでしょうか😃」

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恐怖のバンカーショット

2023年09月24日 22時20分34秒 | ゴルフ

バンカーショットはハザードであって
確かに ミスショットのペナルティではあるだろう。
しかし、
ちゃんとしたクラブ
ちゃんとした機能を備えたクラブでゴルフをしている限り
恐れを抱くほどのものではない「筈」。

02_b


現在流通している殆どのとサンドウエッヂは
日本中に大量のバンカー恐怖症を生み出してしまっている。

バンカーショットは ボールだけでなく
大量の砂や土を打つ、どかす必要が出てくる。
例え ボールだけクリーンに打ったとしても
やはり砂や土は抵抗として
芝からのショットよりも割増しになってしまう。
特に日本のバンカーの場合、気候柄
湿り気を多く含んでいる場合が多く、
ハワイやカリフォルニアの乾いたバンカーと比べ
重さが増している。

そのボールと激突するウエッヂヘッド
砂や土をどかさなくてもいけないウエッヂヘッド
これが年々、まるで北極や南極の氷のように
どんどん少なくなっている。

例え装着されているシャフトがスチールシャフトで
あったとしても、20年、30年までのウエッヂヘッドは
310g近くあり、315gを超えるものも
決して少なくなかった。
ところが現在の ウエッヂヘッドの平均値は
軽量スチールシャフト全盛とは言え 290g前後
過去のものがやや短尺と言う違いはあれど
20g以上も減量されてしまっている…。
ちなみに弊社のウエッヂは365g以上。


それに加え、軽量スチールシャフトに買い替えた
ゴルファーにとっては、以前より硬いシャフトで
ショットをすることになるから、
どうしても シャフトをしならせてしなり戻して
クラブを寝かして使うことを強要する。

→クラブを寝かして使えば
 ショットの打撃力は ボールのスピードや高さ
 ではなく スピンに変換されやすい。。。
 まあ ロフトが寝る ということだが、
 確かに バンカーショットに距離は要らない
 のかも知れないが、打つその距離も強く振らなければ
 ならなければ ミスも多発する。
 その上 破壊力はスピンに多く化けているから
 早めに、飛行中にスピンは解け
 着弾時にはスピンは惰性になり、スピンの効かない
 ショットになってしまっている。

市販のサンドウエッヂ
ヘッド290g 硬さ310cpm バンス角10度
弊社のウエッヂ
ヘッド365g 硬さ170cpm バンス角16度

市販のもの弊社のウエッヂより
ヘッドは20%軽く(ー_ー)
シャフトは80%硬く(ー_ー)
バンス角度は40%少ない(ー_ー)

ダイエットするとこ間違ってんじゃあないの。。。
得するのはコスト削減のメーカーだけ だけど
この手のクラブを作り続ければ
ゴルフ人口の減少に歯止めが掛けられず
巡り巡って 自分の首も絞めるのに。。。


IMG_0002


そして その上にウエッヂには欠かせないはずの
ソールのバンス角度は
アマチュアがバンカーショットを楽に行う
よりバンカーショットを簡単にするはずの角度よりも
8度も10度も足らなくなってしまっている。

ショットのタイプにもよるけれど
バンカー重視のサンドウエッヂであれば
最低 バンス角度は14度
人によっては   18度あってもいいと思う。
ちなみに弊社にウエッヂは16度。

ところが、市販のものは
6度 8度 10度
12度のウエッヂは多くはない…。

重心距離 35mmのものが 39mm
なんて差は 10%前後 だけれど
バンス角度の場合、基礎の数値が小さいから
6度と14度の差は 数字では8度だが
その角度は 2.3倍(233%増し)もあるわけだ。

飛距離を生み出し、飛距離を安定させ
バンカーショットの超お助け機能であるバンス角度は
いまや 本来必要なものの 半分以下になってしまっている。

これでは 日本中にバンカー恐怖症が生まれても
仕方がないだろう。
ハンドルが固定されていない車を運転して
上手く運転できるわけもない… って感じがする。
 

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『重さ配分』が遠心力利用のカギ

2023年09月23日 22時14分20秒 | ゴルフ

店長「遠心力と仲良くするには
 それをスタートさせる トップの位置がポイントかもしれません。」

質問「形、型ですか?」

店長「あまり杓子定規に考えるのは良くありませんが、
 クラブの形も、人間のアバウトな構造も、重力の掛かる方向も
 全員に共通する訳ですから 最終的には
 似てきてしまうのは致し方ないでしょうね。
 
✅型の為に 型を造っても意味がありません。
 
 楽して飛ばす為、素早く向きを変える、
 遠心力を味方につけて利用する、 
 そのための準備を考えると
 受け入れやすいのではないでしょうかね。」

質問「なるほど。」

店長「トップ、切り返しから 立体的に ですが、
 クラブというか、主に重量の集中するヘッド部を
 引きずって動かしたい。

〇空中(立体)ズリズリ - frame at 0m35s

 そうした方が 素早く左を向けます(右打ち)から。

 ただ ヘッドの重さをその場に残し、引きずるのでも
 グリップはからだの向き通り動かしたい。
 ヘッドを少し 横では無く、縦に遅らせたい、
 と言えば良いのでしょうか。

 でないと 腕、この場合は左腕(右打ち)が遅れてしまい、
 左を向いても まだ打っていない は困ります。

 左腕は、左グリップは下がってくれれば、
 位置が低くなってくれれば
 ヘッドを縦に遅らせられる、置き去りに出来るので
 からだの向きとは 同期します。遅れにくい。

〇空中(立体)ズリズリ - frame at 0m24s

 ですので ソコは クラブの重さ を利用したい。
 クラブの重さが掛かれば 左グリップは下がり易くなります。
 勿論、自分の意志で 左グリップを移動させる も
 ありですし、どこかの時点では そういう感覚を掴んでおく
 のは大切だと思います。

20221025クラブの重さが 左腕を下げる方向に、
グリップエンドが アドレス時の左腋の下、軒下を通るような
そんな方向に重さがかかるような トップ。
カタチ、型ではなく 重さ配分、と言う意味での
トップの位置関係が望ましいでしょう。
〇肩を廻せ
 右腕が、おそらくこの場合は 右肘が と言った方が良いですが
 右ひじに多くの重さがかかるような トップの姿勢では
 その言葉の通り、左グリップは動かず、右ひじが下がってしまい
 グリップ位置が前進し難くなります。

 両腕、両肘の間に重さがかかり、
 全部は無いですけど、左グリップが下がるような
 低くなることが促されるような そんな位置関係が良いですね。

 手遅れにならない 右打ちの場合の左腕、左グリップの前進は
 横移動で無く、下がりというか、落ち、
 自分でもやらない訳じゃないでしょうが、
 クラブの重さで『下げられてしまうコト』です。

 クラブの重さに手伝って貰った方が楽です😃

 この左グリップの下がり 👉前進 が無いと
 左を向いても ボールは『まだ』打っていませんので
 手で振らなくてはいけなくなる というのがオチですね。

スクリーンショット 2023-04-23 202551

 そう言う意味でも グリップ部、腕にではなく、
 早い段階で ヘッドに遠心力を掛けてしまう は
 左グリップの前進(下がり)を阻害します から
 結果として 速く・強く振る、遠くに飛ばすコトに
 遠心力が上手く使えなくなります。」

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【飛距離アップ】遠心力はどう使う?

2023年09月22日 22時21分26秒 | ゴルフ

店長「そして ゴルファーの大好きなテーマ
 遠心力 に関してなんですが…。」

質問「好きですよね~。
 酒飲み話では必ずと言ってよい程、出てきます。」

店長「ですね~。 

 遠心力は スイング動作のような 支点・軸運動である時、
 速度など運動も含め 重さによって
 モノが外にはらもう、円が膨らもうとするチカラ です。

 ですので 速度が増せば 遠心力を増しますが、
 その逆の 遠心力が増すから と言って
 速度が増す訳ではありません

〇見かた116〇見かた117









 そして 遠心力は 外にはらもう、スイングで言えば
 クラブや腕、軸部分に当たる体まで 外に膨らもう、
 外に引っ張られる チカラ になりますので
 その方向・ベクトルはボールを『飛ばしたい方向』とは異なります。
 
 遠心力が増すと その力の総体は増える可能性が有りますが、
 それは ボールにある方向 や ボールを打ちたい方向とは
 異なるが故に スイングの速度、
 こと ボールを打つ為、
 目標の方向にボールを飛ばす為の ヘッドスピードにとっては
 ブレーキにもなり得る というコトですね。

 ボールを打つ、遠くに飛ばす、
 狙っている方向に打つ ではなく
 『クラブを遠くに放り投げる』と言う意味では
 遠心力を増やした方が より遠くに投げられますが、
 遠心力の掛かるゴルフクラブ で ボールを打つ、
 遠くに飛ばす、狙っている方向に打つ となると
 遠心力は 利用するチカラのヒトツ ではありますが、
 上手に 利用しないと 邪魔、
 ヘッドスピードを上げるための障害、負荷にもなります。

 スイングは 結果、円動作、クラブやヘッドが円を描くので
 一見、遠心力と『密接な』関係にあるように 錯覚している人が
 少なくないですが、打撃に『主たる』エネルギーでは無い
 と考えた方が良いと思います。

 腕の長さがあり、クラブも短くはないですから
 なんとなく ヘッドに遠心力を掛けた方が良いような気になります。

 がしかし、この支点運動、軸運動 では
 その言葉の通り、支点、芯や軸があり、
 それは 機械で固定されたモノでは無く、
 非常に不安定な 傾斜のある、平らでは無い、
 滑り易いような場所 で 人間 が行います。

 必要以上に 遠心力を掛ければ、
 当然、支点、軸、自分そのものが
 その遠心力の掛かる方向に引っ張られてしまいます。

 止まっている 通過したいボール地点をコンスタントにとらえるには
 それと同じ量の求心力(支点の方に引くチカラ)
 そして 遠心力を打ち消す、相殺する方向の求心力が必要になり、
 ボールを上手く打つ、繰り返し打つ為の難易度を上げてしまいます。

スクリーンショット 2023-08-09 230456

 傾斜のある池のふちやバンカーのふち で
 距離を欲張って 打った後に 池やバンカーに落ちてしまう
 なんてのは その一つの例だったり…します。

 ゴルフスイングで 腰を痛めてしまう原因のヒトツかもしれません。」

質問「じゃあ どのように遠心力を造る、
 利用すればよいのですか❓」

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【飛距離アップ】カラダを回すのは グリップを移動させる為

2023年09月21日 22時50分48秒 | ゴルフ


店長「飛ばす為には 右打ちの人の場合、
 素早く左を向くコト、
 それがヘッドスピードを上げる鍵 ですが、
 これも繰り返しになっちゃいますけれど
 からだの回転の為にからだの回転がある訳じゃないです。
 グリップを移動させる為、
 素早くグリップを移動させる為に『回転』します。

スクリーンショット 2023-08-06 230743

 グリップを移動させずに
 からだを廻しても クラブは移動してない、移動が遅い、
 左を向いてもまだボールを打っていない、ですから
 そのからだの回転、向きの変更が『打撃にならない。』
 これでは本末転倒です。」

質問「ありがち・・・😵」

店長「はい。グリップを素早く、クラブを素早く移動させないと
 当たり前ですけど ヘッドスピードが高くなりません。

 特に 中高年のゴルファーにとって
 からだの向きを変える その習慣付けを繰り返ししていないと
 本能的な恐怖から どんどん からだが回らなくなります。
 腕力頼りであったとしても
 腕で振る、その勢いに負けないよう体を止める、
 は 相反した 二つの動きですので
 強く、もしくは 速く振れば からだに負担がかかる、
 からだが動いちゃえば 強く、速く腕を使えない、
 という 肉体的な縛り になってしまいます。

 腕力、チカラソノモノよりも 腕周りの持久力は
 かなり衰えやすいので からだの向きの変更が打撃ソノモノ
 になる訓練をしておいた方が あとあとまで楽しめます。

 早い段階で 腕やクラブが長くなってしまうと
 からだの回転では グリップ、クラブが動かし切れなくなってしまう。
スクリーンショット 2023-05-08 003101アドレス時のスタンスのラインとボールを結ぶ線、
まあ 単純に考えると アドレス時のクラブの位置、
ハミングバードでは それを「ブレイクライン」と呼んでいますが、
そのブレイクラインを グリップだけでなく、
クラブ全体が越えるまでは 出来るだけ 短くクラブを使う

 からだを速く廻すため、
 素早く左を向くため、
 早い段階でクラブや腕を長くしない、
 長さは重さに転化し易いですので
 早く重くしてしまうと 必要以上の遅れが生まれてしまいます。

 そう言った意味合いも含め、
 ソレを縦振り と呼ぶのか、どうかは分かりませんが、
 からだの回転で 腕をより縦回転に移動させる方が良いと思います。
〇初めての玄関からの『こんにちわ』 - fr(ヘッド1






 縦気味に 上下に動かす感じであれば
 腕やクラブが長くなっても 重さのかかる長さ になり難く、
 フトコロの中を通せますので 腕が伸びたとしても
 重さとしても長さにはなり難い。

 前傾姿勢という 軒下の空間を通してあげる。
 からだの回転速度を落とさない、ヘッドスピードを落とさない、
 ノウハウと言っても良いかも知れません。
2023-07-30_23-02-59 - frame at 0m15s2023-07-30_23-02-59 - frame at 0m16s







 前傾姿勢の軒下を通してあげれば
 自分に重さが掛かったとしても
 前傾姿勢が維持され易い方に重さがかかります。

 逆に クラブ、グリップを横に移動させてしまうと
 その重さにカラダは起こされてしまいます。
 からだの回転の進行に 下へ の要素が減ってしまうので
 どこかで下に振らなくてはいけなくなり
 からだの回転とは別な動作が必要になっちゃいます。」

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