【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフスイングは大別して2種類しかありません

2019年01月18日 22時53分56秒 | ゴルフ





ゴルフのスイングには

どう振り分けても 大別して二種類しかありません。





それは何でクラブを動かすか(移動させるか)ということで

①肩も含めた腕の振り

②体(胴体)の回転

この2種類しか ありません。



まあ 画像などを見ればわかりますが

インパクト時、 体の向きを見れば概ねわかります。

現代の主流のスイングは

目標方向を体が向いてのインパクト。

(右を向いています)



過去の体の回転で打つスイングは

ボールに正対してのインパクト。

(正面を向いています)

顔の向きでもわかりますね





30年以上前のスイング概念では

①の腕…昔は手打ち と言いましたが

駄目なものとされ、①のスイングを治すことが

スイング改善・改良・レッスン でした。



しかし、現代ではそれがスイング主流で

元々 多くはありませんでしたが、

体でクラブを動かす人は絶滅に瀕するようになりました。








①のスイングが主流になり始めた原因に

ドライバーショットの「高打ちだし・低スピン」
の理論があります。

 

 打たれたボールは

 その飛び出た角度やボールのスピードに応じて

 適正な回転があることによって 浮力が得て

 飛び続ける仕組みです。

 ボールの速度が速い、打ちだしの角度(高さ)が高ければ

 より少ない回転数で浮力を失わず飛ぶことが出来ます。



また ボールを飛ばす破壊力の源は

 クラブヘッドの重量 × 運動速度 の二乗 で

それは ボール・飛びの三要素

 ボールの速度・回転・角度(高さ)に分散、

何かが多くなると 何が減る という

 3要素の合計はいつも等しい と言う仕組みです。



この3要素の中では ボールの回転はかなりエネルギーを消費し

かつ 距離そのものに直結する要素ではないので

これを限りなく減らしてしまおう というのが原理です。





従来 理想とされてきたスイングは

ティーアップと言う条件を除くと

体の前傾姿勢と右向きを向くテークバックによって

低くなった左サイド

インパクトへの進行方向サイドである左サイドが

低いことによって 上から入ってくる

その入ってくる軌道に対してのロフトによって

ボールの速度・回転・角度を生み出しました。

ですので

外観上はハンドファースト

地面に対してはロフトが立っているような状況での

インパクトです。




ところが 『高打ちだし 低スピン理論では』

軌道そのものを上に向けて

ハンドファーストは作らず、見てくれは寝たロフト

しかし 動かしてきた軌道に対してはより立ったロフト





ボールの回転は

 動かしてきた軌道面に対する逃げ(ロフト角度)

によって 決まりますから

似たような姿勢の場合 上昇軌道のモノの方が回転は少なくなります。

破壊力を回転でなく よりボール速度に! という考えから

生まれたスイングで 科学的には間違いではありませんが

これを体の回転でしようとすると

体の回転は前傾姿勢が伴うので

上向きの軌道は=左向きの姿勢になります。

ボールはアドレス時 やや左目とは言っても

体の正面の幅の中にありますから

それを上向きの軌道で打つことにはかなり無理があるので

体を先に回し、上向きを作ってから

腕で振る と言うのが今のスイングになった訳です。



このスイングにすると

アイアンで言えば 7番アイアンを4番アイアン相当の

回転で打ちだすことが可能です。

上向きにボールを打つので 左足上がりの状況と同じで

その上向き加減によって
 ボールの打ち出し角度を作り出すわけです。



理屈はわかるのですが、

あまりにも体に負担がかかり

アマチュアのオジサンゴルファーがホイホイとやれるモノ

ではないのです。

マシンから生まれたこの理論を

生身の人間にさせようとするこの理論が

ゴルフの衰退に拍車をかけると私は思っています。




確かに 空中に浮いたドライバーのようなものを打つ時は
この打ち方は可能です。
ところが それを会得すれば
地面から打つショットやアプローチなど
かなり難しくなるうえに、体への負担は大きくなります。

また 従来では 腕や体などが
ボールを打つ方向に動いている時にインパクトを迎えるので
ボールの重さ/衝撃に対し モーメントが高く
負け辛かったものが
今は クラブやヘッドだけを動かし
インパクト付近で 脚で地面を蹴れ とまで言われ
最大のモーメントを持っている体を 打つことに利用出来ません。

私個人はこの打ち方を否定「は」しません。
好き嫌い、選択の問題ですが、
楽しくゴルフをやりたいと思っている場合においては
✌体力に滅法自信のある方、
✌腕力に自信のある方、
✌年齢が若く関節に脂のある方、
✌痛めるのを覚悟の上の方、
✌地面から打つショットを犠牲にしても
 体を痛めるのを犠牲にしても
 ドライバーの飛距離にこだわる方
✌ゴルフクラブの性能・機能を無視し
  ゴルフは腕!スイングは型! でやりたい方、

それを信じ込んでいる人が多く
それはそれで自由や好みだと思うのですが、
メリット・デメリット、向き不向きを把握した上で
選択されることをお薦めします。
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ゴルフクラブ◆慣性モーメントとは?

2019年01月18日 22時47分49秒 | ゴルフ






クラブヘッドのやさしさ
ドライバーヘッドが顕著な例ですが
     …現在はルール制限などのお陰でやや滞り気味です
それは 大きさ で表されていました。

新製品として発売されたドライバーヘッドの体積で見ると
1995年  230cc
1998   263
2001   314
2004   388
2007   443
2010   455
とこんな具合です。

ウッドのヘッドだけではありませんが
ヘッドの大きさ というのは
その大きさそのものが易しさを生むのではなく
大きいことによって重量が周辺に配分
 俗に言う キャビティ効果 が高くなり
慣性モーメントが大きくなる ということなのです。

慣性モーメントが高い とはどういうことか
というと
そのヘッドの姿勢が維持されやすく
そのヘッドの運動が維持されやすい
ということです。

ですので ミスヒットしても
ヘッドがその影響を受けにくく
ラフや砂などの影響も受けにくい ということです。

大きさ だけでなく
重さ というのもダイレクトに慣性モーメントを
左右します。

ヘッドの重いものは
大変ミスヒットに強く
深いラフからのショットや
多少ダフリ気味のフェアウェイバンカーからのショット
などにも その威力を大きく発揮します。

と同時に前述のとおり
慣性モーメントの大きなヘッド(重いヘッド)は
同じ姿勢 同じ運動 同じ方向への運動 に
適していますが、ヘッドを回転 ローテーション
させるような使い方には適していません。

また 体の回転によって
斜めの弧を描くのには良いですが
手先を使って より縦の円弧にしてしまうような
動きにも適していないのです。

これも何度も書きますが
慣性モーメントの大きなクラブやヘッド
重たいヘッドのクラブを使った遠心力を作ろうとすれば
当然 慣性モーメントの小さなものより
より大きな遠心力が作られます。
しかし 遠心力は主に
 ボールを打つのに邪魔になる力です。
   …阻害する力と言っても過言ではない。

力 には必ず方向が付いて回ります。
ショットをするのに 一番重要な方向は
まず ボールの飛ぶ方向 です。
打ち手の運動の方向も重要です。
その二つは基本類似した方向を持っており
どの時期か にもよりますが
打ち手の運動方向を ボールの飛ぶ方向のエネルギーに
することも十分可能です。

しかし ゴルフクラブで作る遠心力は
常時 外にはらもうとする力ですから
その力が ボールの飛ぶ方向と一致することは
打ち終わったかなり後の箇所のみです。

ボールのうちに行く最中に出来る遠心力は
すべてブレーキとなるばかりでなく
人間の姿勢や運動の方向にまで影響を及ぼします。

重いヘッド、慣性モーメントの大きなクラブは
使い方によって 打ち手の味方になるか、敵になるか
真っ二つに分かれてしまう のでしょう。
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バンスの達人^^

2019年01月18日 22時41分43秒 | ゴルフ





ゴルフクラブの一般的な用語ですが

ウッドでも フェース面側の角(エッジ)-赤線
 をリーディングエッジ
その反対にある奥側の角(エッジ)-黄色戦
 をトレーリングエッヂ
 またはバンス(バウンス)と呼びます。

そして このリーディング~トレーリングエッヂの幅
 を バンス幅 と呼びます。

リーディングエッヂの中央部が
前(飛球線方向)に出っ張っている(膨らんでいる)モノや
バンスの形状、バンスの幅などは
使い勝手や好みなどもあり
各社、各種色々あって
 その中から選んでいく訳です。

と同時に
このように
リーディングエッヂよりも
トレーリングエッヂの方が
低くなっている、下方に出っ張っている
その角度を バンス角度 と呼び、
機種によってはバンス角度があるモノ
(バンスソールと呼びます)
トレーリングエッヂの方が高くなっている
バンス角度のないモノ(スクープソールと呼びます)
など 色々です。

勿論 これはウッドなどにもあり
それをどう選んでいくかも ゴルフの楽しみであり、
『ゴルフの技術の一部』と呼んでいいでしょう。
アイアンで言うと
3番や5番アイアンにも バンス角度は存在し
その角度は 3~5度
ウエッヂのバンス角度は 12~14度位ですので
番手がウエッヂになって行くに従って
徐々に増えていくような形状が一般的です。
写真のモノはアイアンヘッド単体を
地面に置いていますので、ネック部分が前に傾いている分
バンス角度があるという事ですね。

ティーアップして打つショットを除き
ウッドであっても アイアンであっても
地面にあるボールを打つ多くの場合
何らかの形で ヘッドは地面と接触します。
バンスは この接触の度合いを制限し、
かつ ヘッドの姿勢をある一定のモノに整える
修正してしまう機能をもっていますので
上手に使うと ミスショットに寛容な
安定したショットが打てるようになりますから
是非、是非、活用すると良いですし
その活用の仕方がスイングのヒントにも成るでしょう。


バンスの角度は
あれば あるほど 距離がしっかり出やすいウエッヂに
なって… ウエッヂショットは飛ばすものではない
と思うでしょうが、思った距離をある程度しっかり打てた時
ちゃんとその距離飛ぶことが重要で
よくある バンスの少ない サンドウエッヂで8度とか
アプローチ(PS)ウエッヂで6度なんていうタイプは
飛ばない・飛ばさないウエッヂで
ちょっとすると聞こえは良いですが、
必要な距離を打つのに、強く、速く打たなくてはならず
余程練習豊富な人以外危険な安全度の低いウエッヂになります。

アプローチ/PS で 最低10度…本当は12度がいいですね
サンドであれば バンカー専用なら16度以上
アプローチショットと兼用であっても 14度は
あっていいと思います。

バンス角度はある程度しっかりあった方が
絶対に距離の安定 ミスの寛容性が高くなります。



バンス角度の目安 というか より良い使い方 は
ソールが地面と平行になる形が
理想的なインパクトのClub姿勢です。

バンス姿勢は ロフトを寝かせれば増える訳で
振り子の使い方をすれば
それだけ バンス角は可変に邪魔になる訳です。


バンス角度・ソールを有効に利用するには
そのバンス角度 シャフトが前に傾いている分の角度で
支点運動・各角度運動を出来るだけしないよう
出来るだけ少なくして 体の回転で
クラブをスライドさせて入れてくるように
心がけて下さい。
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