【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

進化版L型ブリストルパター◆滑る?ボールの転がり

2019年01月28日 21時36分38秒 | ゴルフ




進化版L型ブリストルパターを開発している最中、
一番びっくりしたのは その「転がり」です。
今までどのパターであっても…
従来の弊社のブリストルパターであっても
この「転がり」は未知のものでした。

と言いますか、実はパターのよい転がり とは
ゴロゴロと回転して転がること…ではなく
「滑る」ことなんだと感じました。

そうですね・・・ ボーリングの上手な人が投げると
レーンを滑るようにピンに向かっていきます。
逆に、上手でない私が投げると なぜかゴロゴロと
音を立てるように転がって 良い結果はあまり出ません。
滑るように転がるボーリングでは
たぶん ボールスピードの緩んでくる辺りで
今度はスピンが増え、それがピン付近 ということなんだと
思います。
まさにアプローチでの「スピンの効き方」と同じような…。

まあ それは兎も角
この滑るように転がる パッティングでは
想像以上にボールはゆっくり移動しますが、
その移動になかなか減速が入らず、
かなりの距離を打つことが出来ます。



従来型もそうですが L型ブリストルパターの特徴の一つに
飛ぶ~距離が打てるパターというのがあります。
多くの人は パターで飛ばしてどうする? って
思うのかも知れませんが、飛ばないパターほど悲惨なものは
無いと思います。

まず パターが飛ばないと
飛ばすために 必要以上に振りが大きくなります。
飛ばすために 必要以上に振りが速くなります。
その反対に 飛ぶパターは
その距離を打つ為の 振りが小さくて済みます。
その距離を打つ為の 振りがゆっくりで済みます。
どちらが安定しやすく、繰り返しやすいと思いますか?

一般的な 長い距離を打つパッティングストロークの
振り子のような方法は ボールを弾く方法です。
ボールを弾けば その打撃エネルギーは 水平移動よりも
ボールの回転に多く分散しますから
倍強く振っても ロス率が高いので 倍の距離になりにくく
そのロス率は毎回ばらけます。



単純な飛び(転がり)の比較はこの対比が分かりやすいでしょう
パターヘッドの重さ 300g : 45g ボールの重さ
パターヘッドの重さ 480g : 45s ボールの重さ

それに加え 進化版はよりシャフトが柔らかくなっていますから
正しくストロークするのなら グリップの移動が容易で
ロフトが立って ボールを押しやすくなっています。

駄目なストロークの代表

市販のパターでは シャフトも硬く、ヘッドの軽いため
肩の振り子打法のような物理の法則を無視した
奇妙奇天烈な方法でボールを弾かないと飛ばない のですが、
それを使うことそのものより、それによって覚えてしまう
その打撃方法は当然ショットにも反映されてしまうので
生涯体に残ってしまう非常に大きな負の遺産とも言えます。


宣伝そのものではありますが、
進化版L型ブリストルパターは
それそのものがインチキ級のパターではありますが
このパターを使うことによって覚える打撃
というのは、ショット全般にも良い影響を与え
従来の「打撃の仕方の概念」すら壊してしまうでしょう。

その位すごいです★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴルフ◇もう苦笑いしか出ない…最近のドライバー事情

2019年01月28日 16時29分04秒 | ゴルフ
長い時間 ゴルフクラブ造り
そして、ゴルフスイングの研究に携わってきた立場としては
本当に 最近のゴルフクラブ事情には苦笑い…しか出ません。



今回はドライバーヘッドの話…なのですが、
ドライバーヘッドに限らず、ゴルフクラブヘッドの進化は
基本 慣性モーメント の進化です。

ドライバーであれば ヘッドの大型化
アイアンであれば キャビティ化や中空化 も
慣性モーメントを増加させることが目的です。

ドライバーを例にとると
1995年 2740g㎝2
2000年 3125
2005年 3910
2010年 4407
2015年 4670
このように 20年で倍に近いモーメントになりました。

ここに来て、ヘッドの体積にルール制限がかかりましたので
数値として、伸び悩んでいるところは否めませんが、
元来、この慣性モーメントは
ヘッドの運動、姿勢などを持続するチカラを
表す数値ですので
それが ミスへの寛容性や、曲がりの少なさ、飛距離の増大
などに大きく寄与しているのは確かです。



ヘッドの体積制限のせいか
進化させにくいドライバーヘッドは
白くしたり、ネックを調整したり。。。
今は ウエイトをずらし調整できるものが目に付きます。
仕事柄、ヘッドへの鉛の張り方
という質問を受けることが少なく無いのですが、
現代のドライバーヘッドの慣性モーメントでは
鉛を貼る場合、どこに張っても
その張った箇所による何かの違いは生まれません。
強いて挙げるとすれば
鉛は「重さ」として シャフトに認識されますので
同じ重さであっても シャフトから遠いところ(トゥ部)
に張った方が その効果は大きくなる程度 です。

ヘッド上、重りの位置を調整できるタイプは
その調整スライドの枠・レール部ソノモノが
普通の鉄板形状のヘッドの板 よりも
重くなりますので、それがある種特徴になり
そのレールの上をスライドさせても
殆ど 何も効果のない オモチャ でしかありません。
ソール部をとってみれば
一般的なドライバーで ソール部の板厚は2~3m程度
一枚の重さで 60~80g程度です。
形状として レール部を構成する板の重さは
一枚の板のソールと比較するとかなりのモノになります。
最近のドライバーの長さから考えると
ヘッド重量は 190g 位ですので
板厚そのものを薄くするとか、どこかで減量が必要になります。


ドライバーだけではありませんが、
この手の用途のモノは 衝撃が角、尖ったところに
集まり易いので、この可動重量のレール部は
弱く造ることは出来ませんから
どうしても このレール部に重さが集中してしまい
そのレール上を移動する重さの効果は薄れます。

元々 慣性モーメントが高く
その重さを動かすレール部に重さが集中しやすい
この手のドライバーは 単なる飾り と考えない限り
意味があるモノとは思えません…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アマチュアの「飛ばない」理由

2019年01月28日 12時26分00秒 | ゴルフ

若くて、どう振っても体が痛まない方には
全く用のない記事になるかも…です。



なんども説明しているので
少々しつこい話になってしまいますが
「飛ばない理由」は簡単(説明するのは簡単という意味)
ロフトの使い方が上手く行っていないからです。


現在のスイング論、
プロも含めたスイング論の大元は
「高打ちだし・低スピン」論から始まっています。

確かにこれは理屈としては間違っていません。
間違っていませんが、機械的な机上の理論で
人間が行う、特にアマチュアのオジサンゴルファーが
実践するのには 体の故障が伴う大変危険な理論です。



単純に説明すると
例えば 5度のロフトのクラブを使って
15度打ち上げ軌道を作り
その15度に対し、5度のインパクトロフト
(地面に対しては20度のヘッド姿勢)で
打つことによって
15度の打ちだし角度に5度のスピンで飛ぶ
という理論です。


10度なり、15度上に振る というのは
かな~~り 上に振る煽る・しゃくる感じです。
ウエッヂのような短いクラブであれば可能ですが
この仰角をドライバーで作るには
   かなり上を向かなくてはなりません

体への負担も相当でしょう。

そして これを実践する場合、
その上昇、仰角に対し ロフトを維持しなければなりません。
15度の仰角にクラブを振って
その基準よりも大きなロフトでインパクトを迎えては
単に高く飛び出る 上に飛ぶ弾道になるだけ です。


体重を左に移さず 右体重のまま
上に振るので、放っておけば
より大きなロフトになり易い振り方です。

ここの部分が 多くの人が飛ばない理由 です。

そして この振り方には多くの代償が伴います。

①腰、特に右腰に負担がかかります
②体を開いて打ちますので首にも負担がかかります
③地面から打つショットが苦手になります



体の回転と腕の振りが基本別物なので
タイミングが命 となり
このショットでコンスタントにゴルフをするのには
相当量の練習量、練習頻度が必要なので
それが 体を蝕むことになるでしょう。


個人的な意見ではありますが、
昔のゴルフスイングのインパクトは
体が正面を向き、その体に対して顔も正面を向いていました。
ところが 今のスイングは左を向いてテークバックをし
右を向いてインパクトをしていますので
とても 醜い体の動き 姿勢に感じます。
真似はしたくないです。。。 

軽いヘッドの、硬いシャフトのクラブから始まって
こうなってしまうのか、
はたまた このスイングがあるから
軽いヘッド、硬いシャフトを好むのか・・・

どちらにしても 長持ちして楽しめるものでは
無くなりつつあると思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする