【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

L型ブリストルパター その特徴

2019年01月17日 19時56分00秒 | ゴルフ



このパターの最大の特徴は
その 『ヘッド重さ』 です。


進化版L型ブリストルパターで
          480g
一般的な市販のパターヘッドでは
重いモノでも  330g
軽いものでは  290g  なんていうのもあります。

1.5倍近い重さの違いです。

パターの総重量が 480g というモノも珍しくない中、
その総重量がヘッドに収まっているのです。

この違いは異次元です。
体験したことのない方には説明しきれません。

この重さでないと実現しない 転がり
この重さでないと実現しない 直進性
この重さでないと実現しない テークバックの取り易さ
この重さでないと実現しない 安定した距離感

そう言葉で言う他ありません。

この重さは想像の通り、ボールを飛ばします。
少ない力、小さなストローク、遅いストロークで
遠くまで転がせる と言う意味ですが
飛ばせるパターの威力は絶大です。

このパターを知ると、一般的な
飛ばない、転がらないパターは悲劇とも言えます。



次なる特徴は 形状 です。

その特徴は・・・  特徴が無いコト  です。

最近の変わった形状、
私の目と頭が古いから・・・ と言うのも否めませんが
その形状から 引き方のガイド
どう? どこへ? 引いていいのか全然見えてきません。

マレット系のヘッドに多いですが、
ヘッドにラインなどを引いてあるモノは
やはり 引く方向に迷いを作り出し易く
長く「愛用」するには適しません。
 …まあ 短い使用期間で買い替えてくれることが前提なんでしょう。

この L型ブリストルは引くのに迷いを作りません。
重さも加え、とてもスタートし易いと思います。
   …イップスになることはまずないと思います。
テークバック時、始動時、
パターの移動させたい方向をイメージ、想起させる形状
これを非常に意識してデザインしています。



パターのイップス と言うのを考えてみると
その形状 と言うのも関係があると思います。
特に形状、大きさと軽さの関係は大事で
大きいのに軽いモノは イップスになる可能性が高いと感じます。

また、ショットも同じですが、
パターストロークも グリップを動かして その分、ヘッドを動かします。
そのグリップを動かす量や速度で距離感を作る訳ですが、
ヘッドの重いモノは 始動時、グリップを動かしやすい です。
ヘッドの軽いモノは 始動時、グリップが動かしにくく
 ヘッドの方ばかりが動かしやすくなってしまいます。
この感覚が イップスにいざなう のではないかと強く思っています。

また パターは 転がし たいのです。
ボールを上げやすくする 重心の深さ など全く不要です。
ボールをより転がしたい、良い転がりにしたければ
重心は高く、重心は浅い方が断然良い です。

パターだけに限らず ゴルフクラブのフェースの向きは
ロフトとライ角度も含めたヘッドの向き の複合体 です。

どんなに自分の目に ヘッドが真っ直ぐ動いていても
ロフトの変化が激しい 重心の深いモノ は一定した方向に出にくいうえ、
軽いヘッドと言うのも要素の一つですが、
重心の深いモノは テークバックで外に上がり易くなります。
故にループを描きやすいので 緊張感のある状態では
テークバックの始動が神経質になり易いです。
正直 見た目 大きなヘッド(打ち手からの投影面積)に
   ✊良いことはほぼナニヒトツ無いんですがね…。
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反発係数についてのお話し

2019年01月17日 19時52分13秒 | ゴルフ




現代では SLE という
ドライバーだけに限らず、
『ロフト角度15度未満』のクラブの反発係数
この数値の上限が 0.83 というルールがある。


そもそも論として、あまり意味のないルール… というか
工業製品としての日本、日本のメーカー潰しの匂う
 ルールではあるのだが、ま、ともかくルールではある。


SLE 反発係数に関していえば、
木製ヘッド/パーシモン当時、
その数値は平均しても 0.9 以上、
中には 0.96 なんてモノも流通していた。



当時はボールの材質ももっとゴム質に近く、
柔らかい、ゆがみ易いモノではあったが
流石に、その反発係数は 弾道にスピンを入れ辛く
プロの使うドライバーのロフトでも 11~12度 あり、
10度を使って ハイボールを打っていた
グレッグノーマンは有名になるほど…。

余程のスピードや体力が無いと ボールが上がらず
かの有名な H氏のモダンゴルフ・スイングなど
ボールにスピンが入りにくい クラブを使って
ゴルフをする方法で… 今のゴルフクラブや
ゴルフボールにはイマイチ…適切ではない気がしてならないが
まあ いいでしょう。

余談ではあるけれど、
木製・パーシモンから メタル製、
当時はステンレス製のヘッドに移り変わる時は
まだ 科学的な研究が行きわたっておらず、
単に木製ウッドの形を真似るところからスタートしたが、
ヘッドが歪まず 打撃の衝撃をそっくり受けてしまうことから
ネック周りが破損してしまうケースが連発。


その頃の練習場に行けば
ボールを回収する坂や溝に
毎日10個以上 シャフトでは無く、ヘッドが割れて、折れて
破損したヘッドがゴロゴロあって
練習場のボール回収係泣かせな時代もありました。

破損防止のため、ネックを長くし、ネック周りを太くし
重心の異様に短いドライバーやウッドが流通します。

変遷時の木製ウッドの重心距離が 25㎜程度でしたが
ネック周りに補強したメタル製ヘッドは 15~20㎜
ロフトスペックも木製に似せていたので 多めです。

このスペックを 今まで上がりにくい木製ウッドを
上がるように打っていた(ローテーション)人が打てば
そりゃ 天井知らずに上がります。 あがるばっかり…
そして メタルヘッドのロフトが下がって行ったのです。






SLEのルールで大変困ることは
ルールそのものは、まあ、ルールですから仕方ないのですが、
これによって すべてのヘッド(15度未満のモノ)は
完全登録制になってしまいました。

ヘッド上に掛かれている 文字はすべて登録します。
ですので 表記のロフト角度の数値もその一部 です。

それは手間もかかりますし、時間も要します。

反発係数を計測する方法上、
基礎設計を 一番売れる10度あたりに設定するので
同モデルのロフトの大きなものほど 上限数値を超えやすい、
不適合になり易い傾向が非常に強いので
数の売れない 大きなロフトは
自然淘汰的に メーカーは作らなくなります。

本来、チカラの無い人や女性、お子さんには
14度、15度、それ以上のロフト、
その手のドライバーの方が簡単ですし、楽しい筈ですが
商売上、その手のドライバーは絶滅傾向にあり、
シニアと共通の 12度前後を
 HT(ハイトラジェクトリー/高弾道)と言う表記で
統一して販売するに至っています。


販売の絶対数の少ない、大きなロフトのヘッドを
開発し、申請し、もし適合にならなければ
再度 調整し、申請… カタログや発表に間に合わない
可能性も秘めている訳で
そのしわ寄せが 力のない人や女性、お子さんに行くのです。


そう考えると
ジュニアゴルファー 例えば小学校3年生 の子が
打つドライバーが 12度のロフト で
しかも短めに切られ、
シャフトも硬いでしょう。
その長さに対しては 軽いヘッドですから
ボールに与えられる破壊力も少ない…。
ヘッドを開いて閉じる ローテーションスイングを
しなければ ぼーるが上がらず、飛びませんから
難しい こねくり回しを覚えざるを得ない というのが
日本のゴルフの歩留まりを造っている気がしてなりません。



ところで、アメリカでも、日本でもプロの試合で
ランダムに SLEルールの適合不適合を計測します。
2割~3割程度のモデルが「不適合」になのですが、
使用後で フェース面がすり減った結果(もしくは意図的に)
そうなるので 今のところ黙認している現状です。
その理由も意味不明ですが、
いったい ルールは何のためにあるのか???
ルールにあまり関係のないアマチュアの方が
そのルールに縛られて、
そのルールのあるスポーツをなり合いにしているプロの方が
ルールに甘い…というのはなんだかな って感じがします。

馬鹿らしい話ですが、反発係数は
フェース面ではなく 立体の構造としての
ヘッドの全体の歪みに左右されるので
フェース面を削って トランポリン効果を増やす
なんていう 都市伝説ですよ。
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ゴルフクラブ✪軽いヘッドにご用心

2019年01月17日 19時48分49秒 | ゴルフ

市販のゴルフクラブが
どんどんとヘッドが軽くなる傾向が強くなっています。


某ゴルフメーカーの某機種は
女性ではありますが、スイングウェイト計に乗せて
機械・針が全く動かない ものがあったりします。
…スイングウェイトA-00 以下ということですね。

一般的ですが スイングウエイトの 1ポイントは約2g
シャフトのバランスポイントやグリップの重量によっても
左右されますが、 参考例として
 45インチ 198gのヘッド重量で D-00 だとすると
     194gで C-80
     202gで D-20
 と言うように変わっていきます。

グリップの方では
過去 一般的だった 約50g平均のモノが
最近では 40g強位のモノが多くなってきました。
グリップ側では 4g軽くなると 1ポイントアップ
4g重くなると 1ポイントダウンですから
同じヘッド重量/同じ長さ で 数値上は2ポイント強
上がったことになりますね。


それだけでも ヘッドは軽くなっているとも言えます。



ゴルフクラブを比較したり、選んだりする際に
スイングウェイトも参考要素になる訳ですが
随分と基準が変わってきていますね。


最近では・・・
そのグリップの減量によってもありますが
男性のモノでも B台、A台、のものもあります。
D-00 のモノから比較すると
B-80 で20gもヘッドが軽く
A-80 であれば 40gも軽いのです。

これは クラブヘッドの製造技術の向上もあるのですが
このヘッドの軽さが『スピンを減らす』
ことなのだそうです。
確かに アマチャアのドライバーショットの
飛ばない理由の一つに スピン過多 があるのは確かです。


ヘッド重量が減れば
打撃の破壊力は当然減りますから
スピンも減りますが、同時にその総体の打撃力の減るのです。
また ヘッド重量≒モーメントは
その運動を持続、姿勢を維持する力です。
ヘッドが軽ければ軽いほど ヘッドの運動は持続し難く
ヘッドの運動性能が低下としている ということですから
インパクト時にボールの質量を受けた時
ヘッドの減速やヘッドの姿勢ブレも激しくなります。

最大スピードになる筈のところで
最大減速が起こるのですから
その負荷は打ち手にかかります。

私の経験上、ゴルフによって体を痛める
手首や肘、肩、首 クラブに近いところを痛める症状の
ほとんどは 軽いヘッドから生まれています。

よく考えれば 分かりますが、
ヘッドが軽くなれば速く振れそうな気がしますが、
それはクラブの仕事でなく 自分の仕事です。
クラブの機能が薄くなる分を自分の労力でカバーする
という事に過ぎません。
実験としましたが、ヘッド重量が30g重くなっても
30g速くなっても 始めの数球を除いて
ヘッドスピードの平均値は殆ど変わりません。
全く変わらない と言っても良いでしょう。

その上で、急減速の負荷を受けるのですから
余りに自虐なゴルフクラブになってしまいます。
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