【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフスイング◆『重さ』の利用のすゝめ

2019年01月16日 21時09分50秒 | ゴルフ


ゴルフクラブは当たり前ですが、
人間の意思/意図に基づく「道具」「製品」です。
自然発生の偶然の産物ではありません。

それは50年前、100年前のモノでも、勿論そうです。

特に棒状の物質であるゴルフクラブの
その先端に付くヘッドの重さ においては
特に意味が深く、その重さをどのように使うか
(ヘッド重量がクラブの総重量の6割以上です)
というのが ゴルフスイングの本質 と言っても
過言では無いと思います。


✌長い棒の先に重さのあるものを振り回す ことが良いのか?

✌それとも それを振り回さず、
 同じく質量に相当するボールに対して使うのか?

✌振り回した時に、その重さはボールに
 ボールの飛ぶ方向に有効に作用するのか?

✌振り回したいから その先端の重さを軽くした方がよいか?


ゴルフクラブにとって
同時にゴルフスイングにとって
基本とも、基礎とも言える その考えを
もはや 使うユーザーの方だけでなく
造る・開発する側の人間でさえ
忘れているか、無視しているか のような
ゴルフ論が年々と展開されている今日この頃です。

悶絶クラブはその点を問い続けています。



ヘッドの重さは打撃のエネルギーの根源の筈です。
長い棒の先にある重さ
 一見するとこの扱いにくい構造/重量配分 は
明らかに『何かの意図』がある筈です。
物理的な理由、科学的な理由 それらを無視し
単に扱いにくいからと言って そこを軽くするのは
何かおかしいと思います。

例えば シャフトのトルクにおいて
少ない方が曲がらないとか、安定する
と言いますが、 シャフトのトルクの値 ××kg
少ない方がよい と言っても 数値がゼロのもの
1.0㎏以下のモノは 製品として存在しません。
(モノとしては製造可能です)
振り易いから と言って
それでなくても軽い市販のヘッドですが、
100gも軽いヘッドは存在しませんし、
ヘッド重量100gのアイアンも誰も作りません。
 
 想像通り のモノになるでしょう。
100gのアイアンヘッド 仮に7番とすると
打撃の痛み、インパクトの痛みの激しいものになります。
しかも 飛ばない…。
飛ばすために 速く振ろうとすると
 更なる痛みがインパクトでやってくる上、
その振り方を続けると 手首や肘、腰などに負担が大きい…。
まあ、今の若い人が
 ゴルフを始めた時の症状…そのものでしょう。
痛くて 上手く行かなくて 故障も起こり
お金も時間もかかる こんな遊び…
 面白くないからやらない という答えに行き着きます。

ヘッドを100g軽くすると
ヘッドスピードで言うと 6~7㎳分の
打撃エネルギーを失いますが
100g軽くして ヘッドスピードは殆ど変わりません。
ヘッドスピードが 2㎳程度速くなるのは始めの数球だけです。
すぐに元通りのスピードに戻ります。
例え 速くなったとしても
 今より 6~7㎳で 今までの距離…
なんのこっちゃ ですよね(*_*;


慣性モーメント というのがありますが
100g軽いヘッドと100g重いヘッドでは
勿論 100g重たいヘッドの方が慣性モーメントは
圧倒的に高くなります。

特に運動に関する 慣性モーメント は
数値の高いものほど
☆運動を持続する力が強く
 対圧力に抵抗する力が強くなります。
☆運動中の姿勢維持する力が強くなります。
 対圧力に抵抗する力が強くなります。
そして ゴルフクラブはこの点に於いて
 長年進化をしてきたのです。



ゴルフクラブの基本的な構造を無視し
 クラブを振り回すのがスイングだと信じ続け
それをし易くする為、ヘッドを軽くすることに
何かの光明が見えるとは思えません。

振り易くするためヘッドを軽くする とか
振り易くするため重心距離を無くす とか
ハミングバードからすると 科学や物理を無視したゴルフでは
ゴルフそのものが衰退してしまいます。

強引な力やスピード、運動性能 で解決する
そんな 若者がするような 遊び ではなく
知恵や経験を上手く交えながら
 大人が楽しく遊ぶ遊びがゴルフな筈ですし、
それが ゴルフの生き残っていく道であると信じています。


まずは ヘッドの重さを感じる ことから始めます。

 ヘッドの重さ を感じる点で重要なのは
その重さには どの場面においても、必ず
『重さの量』

『重さの方向』
が存在することです。

その重さの量と方向は
自分の姿勢とのクラブの姿勢や位置、運動する速度、
によって異なり、
ゴルフクラブの構造やクラブヘッドの構造などと
密接に関係してきます。

多くの場合、ゴルフの練習は一人で行う訳で、
その一人で行う練習の唯一のパートナーが
その重さの量と方向なのです。

ゴルフショットでの一番の鍵は
ボールへの行動とボールを飛ばす方向 です。


トップの位置までの動作は重力に逆らいますから
ある程度仕方ありませんが、
トップの位置から
打撃するための方向とボールを飛ばす方向は
同じ…ではありませんが、割に似た近似値な方向です。
トップの位置から クラブの重さ、ヘッドの重さを感じる
ということは 自分のしたい動作方向に対し
クラブの重さは別方向にかかっている
 という事を示唆しています。
これでは 重さは運動の抵抗にしかなりません。
その形や重さを利用するには
トップの位置から打撃が終わるまで
如何に 重さを感じずに終わらせるか というのがテーマで
重さを重く感じない というのが
クラブ扱いのコツ になって行くのです。

それには 今の時点で
いつ どの方向に、どの位重さを感じてしまっているか
を追求する必要があり
その『感じる』と言う行為が
悩んだ時、上手く行かなかった時の
唯一の助けになって行く筈です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柔らかいシャフト 重たいヘッド

2019年01月16日 21時05分20秒 | ゴルフ
弊社は 規格外の シャフトの柔らかさ と
ヘッドの重さを専門とするゴルフショップです。

多くの方は
ヘッドが重く、シャフトが柔らかいと
「シャフトをしならせて しなり戻して
 その反発力で、重いヘッドで弾いて打つ」
と信じているようですが、
その使い方、そのイメージでは
ヘッドの重さも利用できませんし、
シャフトの機能も利用できません。

市販の軽いヘッド、硬いシャフトであっても 同じですが、
そのイメージでは 重ければ重いほど
柔らかければ柔らかいほど上手く行きませんし、
ヘッドの大きい とか、重心が深い とか、
キャビティであるとか、モーメントが大きい とか、
シャフトのキックポイントもしなりの一部ですから
それらも一切利用することが出来ず、
逆に その機能が濃いほど、てこずることになります。



シャフトをしならせて しなりもどす
と言う行為は
一見すると ヘッドが速く、多く 動いている『ような』
錯覚に陥りますが、
それをするのには その基盤となるグリップの移動が
止まっているか、停滞、減速していないと出来ません。

ゴルフショットは クラブ全体が動いている方が
運動のモーメントが高く、重いモノを移動させるチカラ、
ボールの衝撃を受けた時に影響を受けにくいチカラを
発揮します。

クラブ全体の移動は停滞しているけれど
ヘッドだけが動いている と言う状況は
クラブ全体が動いているよりも
円弧が小さくなり、挙動変化が激しくなる ばかりでなく
ショットの運動モーメントも下がりますから
正直、良い点は何一つないのです。

ゴルフクラブは左右上下前後非対称です。


しなる はイコール 開く ですし
しなりもどす はイコール 閉じる です。

シャフトがしなる ということは
クラブがひねられている ということです。


クラブヘッドの重さはシャフトよりも後ろ、
アドレスの進行方向の後ろ、体の右にあります。
ですので しなる方向、即ち 開く方向には
非常に簡単に動きますが、
しなり戻す方向、即ち 閉じる方向には
行きと同じ具合にはイキマセン。

そして しならせる時間、クラブを開く時間帯と比べ
しなり戻す時間、クラブを閉じる時間は
運動、移動の速度が格段に速くなりますから
当然 負荷として重くなり、
簡単にはし難くなります。


シャフトは意図的にしならせるようにしなくとも
放っておけば なにがしかの形でしなります。
根本的に シャフトの装着されるヘッドの重量点が
そのシャフトの延長線上にない!からなのですが、
良く写真を見ると
シャフトがしなっている状態を見つけたりします。
それも 多くのゴルファーの欠落した
「時間進行」というのが間違いの始まりになったりするのです。

例えば ダウンスイングの初期
シャフトはしなっていますが、
これは 切り返しで テークバック時に掛かっている
ヘッドの運動慣性に対し、動作が逆方向になったからで
しかも 概ね その写真の写している方向では
そのしなりは トゥ~ヒール方向 であって
横しなりやひねり ではありません。
フォローも同じです。
重さには運動を続けようとするチカラ、
そこに留まろうとするチカラ というのがかかります。
(そこに留まろうとする力も運動を続けようとする力の一部の形態です)

シャフトのしなり の問題だけではありませんが、
インパクト直後の画像などは
その時間帯は 既に打ち手は左を向いています。
体の正面から説明し、左を向けば
当然、ヘッドの方が飛球線方向に出ている『ように』
見えるの過ぎません。
ヘッドがグリップを追い越したのではないのです。
単なる見え方の違い、見る方向の違い に過ぎないのです。



シャフトの本来の機能は
ヘッドの重さ、そしてそのヘッドの形状
つまりヘッド内での重量のある場所、
それらが及ぼす影響をグリップに伝える役割で、
スイングはそれを使って
グリップを移動させていくモノです。
当然ですが、グリップを移動させればクラブ…
ヘッドも移動します。

重さ と言う兎角、そこに残ろうとするチカラのせいで
体の回転から取り残されがちなクラブ、グリップ、ヘッドを
クラブの上下が逆転した状態、
クラブの重さがグリップのかかっている状態を利用して
その重さでグリップを動かす のを
促進するのがシャフトの役割です。

ですので 柔らかいシャフト程、その促進能力が高く、
重いヘッド程、その促進能力が高くなり、
体の回転に遅れず 早い段階で
インパクトポイントで グリップを、クラブを、
いざなうことが出来る と言う発想が
弊社のクラブデザインのグランドコンセプトです。

体が、胴体が、骨盤が右(左)を向いている時間は
限られていますから、早い段階でインパクトポイントに
グリップを到達、もしくは通過させられれば
上から打つ、インサイドから打つ というのを
動作や行為でなく、無意識で達成し易いですし、
そうなれば クラブやヘッドの重さだけでなく
自分の体や腕の重さも打撃に利用できます。

やることを減らして、無くして、
破壊力をより簡単に創出するチャンスが
『時間進行』をくずさなければ生み出しやすい
というのが大変大きなメリットです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする