【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフクラブ◇重心位置と「力み」

2019年01月24日 23時06分28秒 | ゴルフ



ゴルフクラブ、クラブヘッドには
重心位置 というのが存在します。

これは ヘッド重量の中心点・軸点ということで
それは それにつながるシャフトの延長線上ではなく
ずれたところに位置しています。

この「ずれた」というのは
実はスイングにとっては とても大切で
ずれているから スイングがよりしやすくなる
というか、スイングの形そのものが形成されるのです。

ですが、現代 主流になっているスイング論は
その「ずれた」位置にある重心位置を邪魔者
として扱うスイングです。
が 故に軽いヘッドになり、
それを感じにくい、イエそれを感じられないシャフトの硬さ
にするのだと思います。
確認はしてませんが、日本のそこそこ有名なプロが
ごく最近 重心位置のずれていない
重心距離ゼロのクラブを発売したそうですが、
ああ この人はスイングも
ゴルフクラブもわかっていないんだなぁ と
非常に残念に思いました。



ま それは兎も角
この重心位置のずれをどう使うかが
スイングとも言えます。

自分のクラブの扱いの中で
シャフトに対し 重心位置をどこに位置させているか
によって 次の動作が決まっていくものです。

知っての通り スイングは自分の思い描いている動作
だけでは済みません。
その自分の動かしている(正確には移動させている)
そのクラブの位置やクラブ、クラブヘッドの姿勢が
作り出す不可抗力
その半々の関係、もしかすると不可抗力の方が
結果的にはスイングに作用する要素としては
多いかも知れないくらいです。

思い描いているスイング自体が間違っている可能性も
否めないのは否めないのですが
まずは その重心位置がどのように次の位置へ誘うか
ちゃんと感じておく必要があります。

よく言う 自分の行きたい(移動~動作したい)方向 と
クラブの行きたい方向が 出来るだけ同じ~近似値
であることが理想的です。
自分の行きたい方向とクラブの行きたい方向に
「ずれ」がある時、クラブは必要以上に重くなりますから
「力み」が発生します。
これが力みの原因です。
力んでいるスイングというのを解決するのは
力まないこと、ではなく
力むようなクラブ位置や姿勢を作らないことにあるので
それを修正しない限り、力むな!と言っても
何も解決しません。
力まなければ打つことが出来ないから(必然) です。

まあ 根本的に
その重心位置だけでなく
ヘッドの重量を グリップからヘッドへの 外への
遠心力として使っている限り
どのような位置や姿勢であっても
「力み」は発生します。
遠心力とは外への膨らむ「チカラ」ですので
それは動作や移動の負荷にこそなれ
推進力の阻害要素ですので、力まざるを得ません。
クラブは重くなるわけですね。

失礼な言い方かも知れないのですが
遠心力が打撃のエネルギーの源 だと考えている限り
長い棒の先に重さの集中した「ゴルフクラブ」という
構造物を上手に使える筈もありませんし、
まして そのヘッドの重量の中心点がずれている
重心位置という存在を有効利用できる筈もありません。
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ボールは『押して』どかせるのです

2019年01月24日 22時58分32秒 | ゴルフ


コチラの記事の続き になります。



ボールはフェース面で下・地面に抑えるイメージ
これとは少々異なってしまうのですが、

上手く クラブを扱えない方の共通点 は
やはり 『ボールを弾いて打ってしまうコト』 に思えます。


ヘッドの移動速度よりも ボールの方が速く移動するのは
ボール速度の方が速いのは
それは 単にロフト角度の作用 なのです。

おはじきを弾くように ヘッドをボールにぶつけて
弾いて打つから そうなるのではないのです。

まった 同じ方法で打っても
ロフト角度の違いから ボールの方が遅く成ったり 速く成ったり
するに過ぎません。



 ヘッド速度とボール速度は対比
〇ロフト 10度のクラブでは  1.4
〇ロフト 30度のクラブでは  1.2
〇ロフト 50度のクラブでは  1.0以下
この数値を 巷では「ミート率」と呼んだりしますが、
数値だけで言うと この数値が一番高くなるのは
何を隠そう ロフトの一番少ない パター なのです。

✊アプローチなどで 二度打ちの出るメカニズムは
ロフトの大きなコトによる ボール速度の遅さ に加え
ボールの移動に角度が付くので 実質水平移動が少なく
ヘッドが ボールに追いついてしまうコトにあります


ボールをヘッドで『押して』打つ のと
ボールをヘッドで『弾いて』打つ のでは
ショットの仕方が変わってきます。

ボールを押して 打とうとする場合、ボールは 質量 の塊です。
ですので それに対して 体も自然に 出来るだけ大きな重さ
大きなモーメントを使って 👉つまり体を動かしながら
グリップの移動を断続的にしながら インパクトを迎えます。

一方、ボールを弾いて打とうとする場合、
ボールは質量というよりも、その見た目の形状であったり 大きさ
であったりするのだと思います。
弾いて打ちますから からだやグリップは 基点 として
どこかで止め、その慣性や惰性で ヘッドとボールをぶつけるコトになります。

おそらく これが ヘッドがグリップを追い越す
ヘッドローテーション、フェースの返し の元 になっているもので
それらは その打ち方の「後付け」の理屈と思われます。

スイングと言う動作とクラブの構造を考えると
ショットは 放っておけば 上から打ち、インサイドから打ち
ボールには左回転が入り易くなります。 
からだを回すコト によって グリップを移動させる
その結果、ヘッドが移動してボールを打つ というコトであれば
下から打つ、アウトサイドイン は存在しません。
よって 弧の大きさ の違いや個々の人による加速タイミング
などを除けば スイング軌道の差は 身長や構え、クラブの長さの違いに過ぎず
何種類もの スイング軌道の種類は存在しえないのです。

まして インサイドアウトとアウトサイドインの共存 や
ボールを下から打つ は 理屈上あり得ないのです。

しかし ボールを弾いて打つ のであれば
必ず ショット・・・インパクトは クラブ、特にヘッドしか動いておらず
それは 基点になる止まる体やグリップによって
無限な種類の軌道を作り出すことが可能です。
だから スイング軌道論争 になったりするのです。


おそらく この非常に基礎的なイメージが破壊されない限り
技術論や理屈では スイングはまったく変化を見せないと思います。
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