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祝60歳 キアヌ・リーブスの“いい人”説はまだある! ハリウッドきってのナイスガイなエピソード5選 9/7(土) 20:31配信

2024-09-08 04:17:37 | 日記
祝60歳 キアヌ・リーブスの“いい人”説はまだある! ハリウッドきってのナイスガイなエピソード5選
9/7(土) 20:31配信




ELLEgirl
ハリウッドきってのナイスガイ、キアヌ・リーブスが、2024年9月2日で60歳に! そんな彼のいい人エピソードはこれまでたくさん発掘され、語り継がれてきた。でもその一方で来年デビュー40年、映画『スピード』や『マトリックス』シリーズなど数多くのヒット作を持つのに、俳優としては知られていない事実もたくさん! そこで今回は俳優キアヌにクローズアップ。素顔がわかるエピソードをお届けしたい。そこからもキアヌのいい人っぷりが伝わってしまうのがすごいところ。


【写真】NO.1イケオジは誰? キアヌほか、90年代イケメンハリウッド俳優たちの今&昔


映画のためなら給料は後回し



1997年には『ディアボロス/悪魔の扉』でアル・パチーノ、2000年には『リプレイスメント』でジーン・ハックマンと、立て続けに大物俳優と共演したキアヌ。大物へのギャラにお金がかかったのかどうかは定かではないけれど、制作中にプロデューサーから「他の俳優たちを確保するための予算がない」「ギャラの支払いが遅れる」と聞かされたキアヌはそれを快諾。「それだけでいいの? もちろんいいよ! 他にやるべきことは? もしあるならやるよ!」と答えたとか。


(写真は『ディアボロス/悪魔の扉』のプレミアで)


親友リヴァー・フェニックスに脚本をデリバリー
Aflo


1991年に出演した『マイ・プライベート・アイダホ』はキアヌの初期の代表作の1つ。監督はインディーズ系映画で活躍してきたガス・ヴァン・サントだった。監督はこの作品の脚本を何十年も前に書き上げていたけれど製作費を出してくれる映画会社が見つからず、制作できないでいた。この脚本を手に入れたキアヌは一目惚れならぬ一読惚れ。親友のリヴァー・フェニックスと演じたいと考え、すぐにバイクで1,600キロを走ってリヴァーにこの脚本を見せにいった。スター俳優2人が「やりたい」と言ったことで予算も確保、無事に制作されることに。キアヌの熱意と行動力で生まれた名作と言えそう。


ウィノナ・ライダーと結婚?
Getty Images


1992年の大ヒット作『ドラキュラ』で主人公のジョナサンを演じたキアヌ。作品にはジョナサンがヒロインのミナと結婚するシーンが出てくるが、出てくる司祭は本物。ミナ役のウィノナは誓いの言葉も最後まで言ったことを雑誌のインタビューで暴露、「だから私とキアヌは結婚しているかも知れない」と話した。キアヌもその後あるインタビューで「神の目から見たら結婚していると思う」。


能力に差はないのに給料が7.5倍 『アメリカはなぜ日本より豊かなのか?』野口悠紀雄がアメリカの強さの源泉を解説した一冊が初登場1位[新書ベストセラー]

2024-09-08 04:07:47 | 日記
能力に差はないのに給料が7.5倍 『アメリカはなぜ日本より豊かなのか?』野口悠紀雄がアメリカの強さの源泉を解説した一冊が初登場1位[新書ベストセラー]
9/7(土) 6:00配信








Book Bang
『アメリカはなぜ日本より豊かなのか?』野口悠紀雄[著](幻冬舎)


 9月3日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『アメリカはなぜ日本より豊かなのか?』が獲得した。
 第2位は『放送禁止。「あさ8」で知るニュースの真相』。第3位は『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』となった。


 1位に初登場の『アメリカはなぜ日本より豊かなのか?』は一橋大学名誉教授で経済学者の野口悠紀雄さんの新著。同書で野口さんは先端分野に強く賃金も高いアメリカと、世界から取り残され衰退が進む日本の現状をあげ、「国民の能力に差はないのに、国の豊かさとなると、なぜこれほどの違いが生じてしまうのか?」と嘆く。そしてアメリカの豊かさの源泉は「異質なものへの寛容と多様性の容認」にあると述べる。古い産業構造にしがみつく日本と、移民の力を活かしイノベーションを何度も起こしてきたアメリカ、両国の社会システムや文化の違いを具体的にあげながら、日本が豊かさを取り戻すために必要な施策について語っている。またアメリカの強さの源泉である「寛容性」を否定するトランプ前大統領が復活した場合のシナリオについても言及されている。


1位『アメリカはなぜ日本より豊かなのか?』野口悠紀雄[著](幻冬舎)


国民の能力に差はないのになぜ給料が7.5倍!?その理由を知れば、日本は現状から抜け出せる! アメリカと日本の国力の差は、縮まるどころか広がる一方だ。いまや一人当たりGDPでは2倍以上の差が開き、専門家の報酬はアメリカのほうが7.5倍高いことも。国民の能力に差はないのに、国の豊かさとなると、なぜ雲泥の差が生じるのか?  その理由は「世界各国から優秀な人材を受け入れ、能力を発揮できる機会を与えているかどうかにある」と著者は言う。実際に大手IT企業の創業者には移民や移民2世が多く、2011年以降にアメリカで創設された企業の3分の1は移民によるものである。日本が豊かさを取り戻すためのヒントが満載の一冊。(幻冬舎ウェブサイトより)


2位『放送禁止。「あさ8」で知るニュースの真相』百田尚樹[著]有本香[著](飛鳥新社)


地上波では100%放送禁止のニュース解説! 大人気ネット番組「あさ8」を書籍化! 「『あさ8』に忖度は一切ありません。テレビが取り上げないニュースも堂々と取り上げますし、テレビの解説者が絶対に言わないこともはっきり言います。もし、私たちの発言が地上波テレビで流れたら、それだけでニュースになるでしょう。この本のタイトルが『放送禁止。』となっているのは、そういう理由です」(百田氏「まえがき」より)「『放送禁止。』の精神とは、エロ・グロ・ナンセンスのような類ではなく、偽善的な地上波放送が怖がって触れない、真に重要な問題に深入りするチャレンジ精神です」(有本氏「あとがき」より)「報道しない自由」を行使するメディアに宣戦布告する! (飛鳥新社ウェブサイトより)


『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆[著](集英社)


3位『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆[著](集英社)


「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは? すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。(集英社ウェブサイトより)


4位『吾妻鏡 鎌倉幕府「正史」の虚実』藪本勝治[著](中央公論新社)


5位『老後ひとり難民』沢村香苗[著](幻冬舎)


6位『新型コロナは人工物か?  パンデミックとワクチンをウイルス学者が検証する』宮沢孝幸[著](PHP研究所)


7位『ゼロから12ヵ国語マスターした私の最強の外国語習得法』Kazu Languages[著](SBクリエイティブ)


8位『老いるが勝ち!』和田秀樹[著]石橋俊澄/構成・文[著](文藝春秋)


9位『「いい人」の本性』飯山陽[著](飛鳥新社)


10位『自民党の大罪』適菜収[著](祥伝社)


〈新書ランキング 9月3日トーハン調べ〉


協力:新潮社 Book Bang編集部


Book Bang編集部



腎臓が悪いときに現れる"7つ"のサイン?-腎臓の働きから分かりやすく解説! おがちゃん先生整体師 9/7(土) 18:15

2024-09-08 03:46:15 | 日記
腎臓が悪いときに現れる"7つ"のサイン?-腎臓の働きから分かりやすく解説!


おがちゃん先生整体師
9/7(土) 18:15
ご覧頂きありがとうございます。


おがちゃん先生です。


今回は「腎臓が悪いときに現れる"7つ"のサイン」というテーマで解説していきます。


今回の目次
腎臓ってどんな臓器?
腎臓は誰でも悪くなりやすい?
腎臓が悪いときに現れる"7つ"のサイン?
腎臓を守る生活習慣
動画で解説!
【1】腎臓ってどんな臓器?
腎臓は、腰の辺りに左右1つずつある臓器です。


長さは縦約10cm、横幅約5cmほどで、ソラマメのような形をしています。


細かくみていくと、右の腎臓の方がやや低い位置にあります。


腎臓の主な働きは「尿をつくる」ことです。


他には下のような働きもあります。


レニンを分泌して「血圧の調節」
エリスロポエチンを分泌して「赤血球の産生を促進」
ビタミンDの活性化
pHの調節(酸性・アルカリ性のバランス)
【2】腎臓は誰でも悪くなりやすい?
腎臓にある毛細血管は、薄い構造にもかかわらず、比較的高い圧力で血液が流れてきます。


このように常に負担がかかっているため、誰でも加齢とともに機能が低下しやすいです。


しかし、腎臓が悪くなる原因は、もちろん「加齢だけ」ではありません。


特に「高血圧」や「高血糖」は腎臓への負担が増えるため腎機能低下に拍車がかかります。


【3】腎臓が悪いときに現れる"7つ"のサイン?
腎臓が悪くなったとしても、自覚症状が現れにくいことが多いです。


しかし、進行すると次のような症状が現れることがあります。


①尿の量の異常(頻尿)
腎臓の機能が低下すると、尿をつくるときに正常に濃縮をすることができません。


例えば、夜にトイレで頻繁に起きてしまう(夜間頻尿)ことがあります。


※腎機能が"急激に"低下した場合は、逆に尿が出なくなってしまうこともあります。


②尿の成分の異常(血尿・蛋白尿)
尿に血が混ざる「血尿」がみられることがあります。


ただし、血尿は目で見てもわからなくて(顕微鏡的血尿)、尿検査でやっとわかることもあります。


③むくみ(浮腫)
体内に必要なタンパク質が尿としてたくさん排泄された状態を「蛋白尿」といいます。


これにより血液中のタンパク質(アルブミン)が不足すると、水分バランスが乱れて、むくみが起こります。


④腎性貧血
腎臓から分泌される「エリスロポエチン」の分泌が低下すると、赤血球が減少します。


赤血球が減ると、酸素の運搬能が低下するため、貧血が起こりやすくなります。


⑤出血傾向
出血傾向は「出血をしやすい状態」で、具体的には、あざができやすい・鼻血が出やすい・歯茎から血が出るなど。


腎機能が大きく低下すると、血小板の機能が低下することで出血傾向となります。


⑥かゆみ・だるさ
腎機能が大きく低下すると、尿毒素が蓄積します。


尿毒素が蓄積することで、全身のだるさや、神経が刺激されてかゆみが生じることがあります。


例えば、足がむずむずとして落ち着かない「レストレスレッグス症候群」となることもある。


⑦心臓の調子が悪くなる
腎臓と心臓が共に影響し合います。


腎臓が悪くなると、ナトリウムの排泄が低下して、高血圧を招いてしまい、心臓への負担が増えてしまいます。


※他にも尿毒素が蓄積することで、眼・免疫系・消化器系・骨などに悪影響を及ぼすこともありますが、代表的なものはこちらの①〜⑦です。


【4】腎臓を守る生活習慣
前述したように、腎臓は加齢ととも機能が低下しやすいです。


そのなかで、腎臓への負担を減らすためには、下のようなことを意識することがおすすめです。


塩分を摂り過ぎない(高血圧の予防)
よく噛んで、早食いをしない(高血糖の予防)
脱水に注意して、適切な水分補給を心がける
肥満の解消
脂肪を摂り過ぎない(尿路結石や脂質異常症の予防)
禁煙
サプリメントの過剰使用は避ける
尿酸値が高くなり過ぎないようにするなど
「尿酸値が高い」というと、指の関節が痛くなる「痛風」というイメージありますが、腎臓にも悪影響を及ぶすことがあります。


【5】動画で解説
下の動画でも解説しておりますのでぜひご覧ください!




最後までご覧頂きありがとうございました。
参考になりましたら「学びがある」「わかりやすい」「シェア」などのリアクションをして頂けると励みになります!


おがちゃん先生


整体師
身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/JSTAS認定整体師/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師


生物を「陸上に進出させた」最大の原因…じつは「すでに、肺があったから」という納得の理由 9/7(土) 6:09配信

2024-09-08 02:58:27 | 日記
生物を「陸上に進出させた」最大の原因…じつは「すでに、肺があったから」という納得の理由
9/7(土) 6:09配信


現代ビジネス
陸から海へと戻った生物たち



私たちの大昔の祖先は魚類で、水中に棲んでいた。しかし、おそらくデボン紀後期(約3億8300万年~3億5900万年前)に陸上に進出したと考えられている。その理由を考える前に、少しだけ逆の例を考えてみよう。それは、陸上生活に適応した後で、ふたたび水中生活に戻った動物だ。





陸上から水中に戻った動物はたくさんいる。クジラやイルカがよく知られているが、海牛類のジュゴンやマナティーもそうだし、絶滅した動物でいえば、首長竜や魚竜なども陸上生活から水中生活に戻った爬虫類である。


ところが、これらの動物は、すべて肺を使って空気呼吸をしている。完全に水中で生活しているのに、どうして魚類のように鰓を使って呼吸しないのだろうか。


もしかしたら、生物には豊かな多様性があるからかもしれない。水中生活をしている動物には、鰓で呼吸するものもいれば、肺で呼吸するものもいる。それが多様性というものかもしれない。でも、それも変な話である。それなら、陸上生活をしている動物の中にも、肺で呼吸するものだけでなく、鰓で呼吸をするものがいてもよさそうだ。


洗面器の水に顔を浸ける「鰓呼吸人」
あなたが友人と話をしているとしよう。しばらくすると、その友人は、少し苦しそうな顔をし始めた。


「ちょっと洗面所を貸してくれるかい? 息が苦しくなってきたからね」


そういうと、友人は洗面所に行って、洗面器に水を溜めると、おもむろに顔を水に浸した。1分ほどそうしてから、顔を上げてニッコリと笑った。


「あ~、苦しかった。でもこれで、しばらくは大丈夫だ。空気中に住んでいるのに、鰓呼吸しかできないっていうのも不便なものだね」


でも、おそらくあなたの友人の中に、こういう人はいないだろう。陸上生活をしていながら鰓で呼吸する動物はいないのだ。


その理由の一つは、水中より空気中の方が酸素が多いからである。そのため、鰓で呼吸するよりも、肺で呼吸する方が、大量の酸素を取り込むことができる。これが、水中生活をしながら肺呼吸をする動物はいるのに、陸上生活をしながら鰓呼吸をする動物はいないことのおもな理由と考えられる。


我々の祖先はなぜ陸上へ進出したのか
ポリプテルス。ポリプテルス目以下、1科2属17種がアフリカに分布する淡水魚である photo by gettyimages


さらにいえば、水中に棲んでいる魚類の中にも、鰓呼吸に加えて肺呼吸をする魚がいる。キンギョやコイなどがその例である。


キンギョやコイは、水中の酸素が少ないときには、水面まで上がってきて口をパクパクさせて空気呼吸をすることが知られている。また、魚を空気中で飼う実験も行われている。それは、2014年にカナダのエミリー・スタンデン博士らが行った研究だ。


ポリプテルスという、比較的肺が発達している魚がいる。そのポリルテルスを、底に濡れた小石だけが敷き詰めてある、水を入れない水槽で飼育したのである。


濡らした小石の上で飼った理由は、体を乾燥させないためらしいが、ポリプテルスの体は完全に空気中に出ていたので、鰓は使わずに肺で呼吸していたことになる。そういう状態で何ヵ月も飼っているうちに、胸鰭を使ってうまく歩く(少なくとも頭部を持ち上げて歩く)ようになったという。


*関連記事:「魚には肺もある」その意外な進化の理由。なんと、空気中で8ヵ月生きた魚もいます


以上に述べたように、動物は、水中から陸上へは比較的進出しやすいと考えられる。少なくとも、呼吸に関しては、鰓呼吸より肺呼吸の方が有利なのである。


とはいえ、これだけでは、私たちの祖先が水中から陸上へ進出した理由としては不十分だろう。水中から陸上へ進出するときには、呼吸というアドバンテージがあることを頭の隅に起きながら、私たちの祖先がなぜ上陸したかを考えていくことにしよう。


上陸は、水中に居続けるため
干潟をヒレを使って移動するムツゴロウ photo by gettyimages


古くからある有名な説に、動物は水中に居続けるために仕方なく上陸した、というものがある。デボン紀の地球の一部には季節があり、季節によっては水溜まりが干上がることもあった。


そういうときに、陸上を何とか歩けるものは、新たな水溜まりを見つけるために、水溜まりを出て陸に上がったというのである。


もしも水溜まりの中にいた動物が、タイやマグロのような魚だったら、この説はナンセンスに思える。いくら頑張ったところで、タイやマグロが陸上を歩くことは不可能だからだ。しかし、魚の中には、シーラカンスのように、体から直接ヒレが出ているのではなく、体から短い肢のようなものが出て、その先にヒレが付いている魚もいる。


さきほど、空気中で飼育された話をしたポリプテルスもそうである。こういう魚の中には、陸上を歩いて移動することができるものもいるかもしれない。


とはいえ、現在では、この説は人気がない。現生の動物を見るかぎり、干上がりつつある水溜まりにいる動物は、その水溜まりに居続ける傾向があり、新天地を求めて水溜まりを出ることはないからだ。また、ヒレから肢への進化は水中で起きたことが今では分かっており、陸上を歩くために肢が進化した可能性は低い。肢は水底を歩いたり、浅瀬で水面から頭を出したりするときに使われたようだ。



食料を求めて上陸した?
デボン紀は、植物が陸上に広がっていった時代だった photo by gettyimages


デボン紀は、植物が陸上に広がっていった時代である。初めて森林と呼べるようなものが現れ、陸上の景観には緑色が増えていった。そして、植物を追いかけるように、私たちの祖先よりも一足早く陸上に進出した小動物も、分布を広げていった。


植物の化石とともにクモやダニや昆虫の祖先の化石が見つかるし、植物が繁茂していた湿地にはヤスデやカタツムリの祖先などが棲んでいたのである。


おそらく私たちの祖先は、植物を食料とはしていなかったが、小動物は食料としてたいへん魅力があっただろう。そういう食料を求めて、浅瀬から岸部に進出し、短時間なら陸に上がることもあったのではないだろうか。


そして、岸部から離れれば離れるほど多くの食料が手に入ったのであれば、陸上生活に適応するように進化が進んでいったとしても不思議はない。上陸した理由の一つが食料の確保であった可能性は高いと考えられる。


子どもを残すために上陸した?
現在のヒキガエルなども、捕食者の少ない小さな池や溝などに卵を産むことが多いようだ photo by gettyimages


上陸する前の私たちの祖先は、魚類や両生類だった。それらの卵や子どもは非常に弱く、大人になる前にほとんどが食べられたりして、死んでしまっただろう。そのため、卵や子どもの生存率を上げるような変化は、自然淘汰によって強力に選択されて、進化したと考えられる。


孤立した水溜まりは、そのような自然淘汰が働く条件を備えている。卵や子どもを食べる捕食者は、たいてい海や川にいて体が大きい。そういう捕食者が浅瀬に来ることは少ないだろうし、海や川から隔離された水溜まりには、まず来ることができない。


そのため、たとえ1メートルぐらいの短距離であっても、海や川から離れたところにある水溜まりに卵を産めば、子どもの生存率は高くなったに違いない。現在のヒキガエルなども、コイなどのいる大きな池にはあまり卵を産まず、小さな池や溝などに卵を産むことが多いようだ。


ただし、食料を求めて上陸したとか、子どもを残すために上陸したという説は、やや反則気味ではある。


なぜなら、食料があれば生存に有利になるのは当然だし、子どもが残せれば繁殖に有利になるのも当然だからだ。自然淘汰は、生存や繁殖に有利になるように生物を進化させるので、何らかの進化が起きたときに、その理由として「生存に有利になるから」とか「繁殖に有利になるから」といっておけば、たいてい正解になるのである。


消化効率を上げるために上陸した?
いわゆる「ひなったぼっこ」をするカメ。両生類や爬虫類では、食事の後に日光浴をするということが多いという説がある photo by gettyimages


少し変わった説としては、消化を助けるために上陸したというものがある。現在の両生類や爬虫類の多くは、食事の後に日光浴をするらしい。それは体温を上げて消化を進ませるためだと解釈されている。


また、一部の魚も、食物を消化しているときに、水面から背中を出して日光浴をするという。ちなみに、蚊の中には魚から吸血する種がいるが、そういう蚊は魚が水面から背中を出しているあいだに吸血することが知られている。


陸上に進出したころの私たちの祖先は変温動物だったと考えられるので、陸上で日光浴をすれば消化を助ける効果はあっただろう。そういう意味では、この説は正しいかもしれない。


とはいえ、さすがに消化のためだけに上陸したとは考えにくい。上陸したおもな理由は他にあるのだが、いったん上陸してみると消化を助ける効果もあったということではないだろうか。つまり、消化効率が上がったとしても、それは上陸に伴う付随的な効果だった可能性が高いということだ。


私たちの祖先が上陸した理由は、たぶん一つではないのだろう。いくつかの理由が複合的に作用した結果なのだろうが、その最大のものが、すでに水中にいる段階で肺が進化していたことなのは間違いないと考えられる。進化の道筋は、私たちの直感とはしばしば食い違うようである。


更科 功(分子古生物学者)



中国経済、消費縮み「価格破壊」 激安店に殺到、高級酒も下落 2024/09/07 16:07共同通信

2024-09-08 02:36:44 | 日記
中国経済、消費縮み「価格破壊」 激安店に殺到、高級酒も下落
2024/09/07 16:07共同通信





ディスカウント店「好特売(ホットマックス)」に積み上げられる商品=8月、北京(共同)


(共同通信)


 【北京共同】中国経済に「価格破壊」の波が押し寄せている。不動産バブルは去り、景気の冷え込みが消費者の懐を直撃。激安店に人が殺到し、日用品から火鍋、高級酒「茅台(マオタイ)酒」まで価格下落が進む。かつて日本も苦しんだデフレ圧力の暗雲が社会を漂う。


 「ようこそ特売天国へ」。北京にあるディスカウント店「好特売(ホットマックス)」の店内はカラフルなポップ広告が随所に飾られ、日本の「ドン・キホーテ」を思わせる。賞味期限が迫った食品や在庫処分の日用品が並び、最大9割引きという激安ぶりが人気だ。


 値下げの波は外食産業にも広がる。火鍋チェーン大手「海底撈(ハイディラオ)火鍋」。店内に無料のネイルサロンを設けるなど充実したサービスを売りに事業を拡大してきたが、景気悪化で集客力が低下。新たに格安店「シャオハイ火鍋」を立ち上げた。


 最近の中国の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の伸び率がゼロ近くで推移し、「失われた30年」と呼ばれる長期停滞を経験した日本の二の舞いを懸念する声が日増しに強まる。