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米PPI、10月は予想外に低下-2020年4月以来の大幅な下げ 2023年11月15日 22:37 JST 更新日時 2023年11月15日 23:46 JST ブルームバーグ

2023-11-15 08:03:28 | 日記

米PPI、10月は予想外に低下-2020年4月以来の大幅な下げ
Reade Pickert
2023年11月15日 22:37 JST 更新日時 2023年11月15日 23:46 JST ブルームバーグ

前月比で0.5%低下、市場予想の全てを下回る-予想中央値0.1%上昇
ガソリン価格が前月比15.3%低下、サービス価格は横ばい



Cookware production at a factory in South Pittsburg, Tennessee, US. Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

10月の米生産者物価指数(PPI)は市場予想に反して前月比で低下。低下幅は2020年4月以来の大きさとなった。インフレ圧力が経済全般で和らぎつつある兆候が新たに示された。
キーポイント

PPIは前月比0.5%低下
ブルームバーグ調査のエコノミスト予想全てを下回った-予想中央値は0.1%上昇
9月は0.4%上昇(速報値0.5%上昇)
前年同月比では1.3%上昇
市場予想は1.9%上昇
9月は2.2%上昇

  前月比での低下は、主にガソリン価格の下落を反映している。

  食品とエネルギーを除くコアPPIは前月比横ばい。前年同月比では2.4%上昇と、21年1月以来の小幅な上昇率にとどまった。

Core PPI Inflation Lowest Since 2021 | Drop in gasoline prices also drags headline figure down
上段:米PPI(前月比)、下段:前年同月比でのPPIとコア指数
出所:米労働統計局

  前日に発表された10月の米消費者物価指数(CPI)は、総合指数が前月比横ばい、コア指数は市場予想に反して伸びが鈍化し、米追加利上げ観測が後退した。

米CPI、10月はコアと総合ともに鈍化-追加利上げ観測が後退

  10月のPPI統計では、ガソリン価格が前月比15.3%低下。財価格低下の80%強はガソリンの値下がりによるものだった。サービス価格は横ばい。それ以前は6カ月連続で上昇していた。

  その他の項目では、医療分野の多くや航空サービスが上昇した一方、衣料小売りやポートフォリオ管理での低下が目立った。

  変動の大きい食品とエネルギー、貿易サービスを除いたPPIは前月比0.1%上昇と、5カ月ぶりの低い伸びとなった。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Producer Prices Decline by Most Since April 2020 on Gasoline(抜粋)、US Oct. PPI Fell 0.5%, Below All Estimates(抜粋)
(統計の詳細をさらに追加して更新します)

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米国株、ダウ続伸し489ドル高 市場予想下回るCPI受け買い広がる ナスダックは反発 米国・欧州株概況 2023年11月15日 6:24

2023-11-15 08:03:28 | 日記
米国株、ダウ続伸し489ドル高 市場予想下回るCPI受け買い広がる ナスダックは反発
米国・欧州株概況
2023年11月15日 6:24

【NQNニューヨーク=稲場三奈】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比489ドル83セント(1.42%)高の3万4827ドル70セントと、9月中旬以来の高値で終えた。朝発表の10月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回り、米追加利上げ観測が一段と後退したことで買いが広がった。

10月のCPIは前月比で横ばいと、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(0.1%上昇)を下回った。エネルギー・食品を除いたコア指数は0.2%上昇し、市場予想(0.3%上昇)以下だった。コア指数の前年同月比の上昇率は4.0%と、市場予想(4.1%)を下回った。インフレの鈍化を示す内容で、米連邦準備理事会(FRB)が高い政策金利を長く維持するとの見方が薄れた。

市場では、「このところの株高を一段と支える良い内容だった」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との声があった。シカゴ連銀のグールズビー総裁も14日午後に米経済団体が開いたイベントで、10月のCPIは「なかなか良い」と話し、インフレ目標達成に向けてゆっくりだが確実に進んでいるとの見方を示したと伝わった。

米債券市場ではCPIの発表後に長期金利が大幅に低下(長期債価格は上昇)し、4.4%台前半まで下がる場面があった。株式の相対的な割高感が薄れたのもハイテク株を中心に株式相場の追い風となった。米景気の大幅な悪化が避けられるとの観測から、化学のダウや建機のキャタピラーといった景気敏感株にも買いが入った。

その他の個別銘柄では、製薬のメルクやソフトウエアのマイクロソフトも上昇。ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株も買われた。市場予想を上回る四半期決算を発表したホームセンターのホーム・デポは5%高で終えた。一方、医療保険のユナイテッドヘルス・グループと保険のトラベラーズは売られた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。前日比326.638ポイント(2.37%)高の1万4094.381と、8月上旬以来の高値で終えた。決算発表を控えアナリストから強気な見通しがあった画像処理半導体のエヌビディアは10日続伸した。電気自動車のテスラやネット通販のアマゾン・ドット・コムも上げた。