東証大引け 続落 米金利低下でバリュー株に売り、決算銘柄を物色
国内株概況
2023年11月8日 15:27 (2023年11月8日 15:38更新)
8日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比105円34銭(0.33%)安の3万2166円48銭で終えた。米長期金利が低下し、買い持ち高が積み上がったバリュー(割安)株を売る動きが相場の重荷となった。一方、前日の米ハイテク株高を支えに、日経平均は朝方には上昇する場面もあった。決算を発表した銘柄の個別物色が中心で、相場の方向感は乏しかった。
米金利の先高観が後退し、これまで堅調だった銀行や保険など金融株に売りがかさんだ。中国景気の減速懸念から7日のニューヨーク原油先物相場が下落し、石油関連株の売りも目立った。午後に機械や鉄鋼など景気敏感株が弱含み、株価指数先物への売りが次第に優勢となると、日経平均の下げ幅は一時200円を超えた。
7日の米債券市場で長期金利が低下し、10年物国債利回りは4.56%だった。これを受けて同日の米株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が0.89%高で終えた。東京市場でも半導体関連などハイテク株への買いが相場の支えとなり、日経平均は午前に上げ幅を200円超に広げる場面があった。
前日に決算を発表した任天堂が買われ、きょう発表した川重が売られるなど個別銘柄の物色は活発だったが、相場全体の方向感を定めるほど株の持ち高を一方向に傾ける動きは目立たなかった。
東証株価指数(TOPIX)は続落した。終値は前日比26.96ポイント(1.16%)安の2305.95だった。JPXプライム150指数も続落し、2.39ポイント(0.23%)安の1019.54だった。
東証プライムの売買代金は概算で4兆8165億円、売買高は22億1730万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1227。値上がりは404、横ばいは28銘柄だった。
東海カやソフトバンクグループ(SBG)、トヨタが下げた。一方、横河電やエーザイ、リクルートは上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年11月8日 15:27 (2023年11月8日 15:38更新)
8日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比105円34銭(0.33%)安の3万2166円48銭で終えた。米長期金利が低下し、買い持ち高が積み上がったバリュー(割安)株を売る動きが相場の重荷となった。一方、前日の米ハイテク株高を支えに、日経平均は朝方には上昇する場面もあった。決算を発表した銘柄の個別物色が中心で、相場の方向感は乏しかった。
米金利の先高観が後退し、これまで堅調だった銀行や保険など金融株に売りがかさんだ。中国景気の減速懸念から7日のニューヨーク原油先物相場が下落し、石油関連株の売りも目立った。午後に機械や鉄鋼など景気敏感株が弱含み、株価指数先物への売りが次第に優勢となると、日経平均の下げ幅は一時200円を超えた。
7日の米債券市場で長期金利が低下し、10年物国債利回りは4.56%だった。これを受けて同日の米株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が0.89%高で終えた。東京市場でも半導体関連などハイテク株への買いが相場の支えとなり、日経平均は午前に上げ幅を200円超に広げる場面があった。
前日に決算を発表した任天堂が買われ、きょう発表した川重が売られるなど個別銘柄の物色は活発だったが、相場全体の方向感を定めるほど株の持ち高を一方向に傾ける動きは目立たなかった。
東証株価指数(TOPIX)は続落した。終値は前日比26.96ポイント(1.16%)安の2305.95だった。JPXプライム150指数も続落し、2.39ポイント(0.23%)安の1019.54だった。
東証プライムの売買代金は概算で4兆8165億円、売買高は22億1730万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1227。値上がりは404、横ばいは28銘柄だった。
東海カやソフトバンクグループ(SBG)、トヨタが下げた。一方、横河電やエーザイ、リクルートは上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕