東証大引け 4日ぶり反落 米ハイテク株安や円安一服が重荷
国内株概況
2022年10月27日 15:21
27日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、大引けは前日比86円60銭(0.32%)安の2万7345円24銭だった。前日の米ハイテク株安や円安・ドル高の一服を背景に、運用リスクを回避する目的の売りが優勢だった。一方、米長期金利の低下を背景としたグロース(成長)株への買い意欲は根強く、日経平均を下支えした。
東京外国為替市場で1ドル=145円台前半まで円高・ドル安が進み、トヨタなど主力の輸出関連株が売りに押された。米金利の低下で銀行株も軟調だった。日経平均は足元で上昇基調にあったため、利益確定売りも出やすかった。
半面、米株価指数先物が堅調に推移したため、日経平均の下値は限られた。短期資金による日経平均への寄与度の高い銘柄への買いも継続し、午前には小幅ながら上げに転じる場面もあった。午後は相場の強弱感が拮抗するなか、米アップルなどの決算発表を見極めたいとの雰囲気もあって、積極的な売買は手控えられた。
東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反落し、12.65ポイント(0.66%)安の1905.56で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆6894億円。売買高は10億7864万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1273と、全体の約7割を占めた。値上がりは484、変わらずは80銘柄だった。
前日に決算発表したキヤノンが大幅安となった。三菱UFJも安い。一方、東エレクやファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株の一角が上昇した。原油高を受けてINPEXなどエネルギー関連が上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2022年10月27日 15:21
27日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、大引けは前日比86円60銭(0.32%)安の2万7345円24銭だった。前日の米ハイテク株安や円安・ドル高の一服を背景に、運用リスクを回避する目的の売りが優勢だった。一方、米長期金利の低下を背景としたグロース(成長)株への買い意欲は根強く、日経平均を下支えした。
東京外国為替市場で1ドル=145円台前半まで円高・ドル安が進み、トヨタなど主力の輸出関連株が売りに押された。米金利の低下で銀行株も軟調だった。日経平均は足元で上昇基調にあったため、利益確定売りも出やすかった。
半面、米株価指数先物が堅調に推移したため、日経平均の下値は限られた。短期資金による日経平均への寄与度の高い銘柄への買いも継続し、午前には小幅ながら上げに転じる場面もあった。午後は相場の強弱感が拮抗するなか、米アップルなどの決算発表を見極めたいとの雰囲気もあって、積極的な売買は手控えられた。
東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反落し、12.65ポイント(0.66%)安の1905.56で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆6894億円。売買高は10億7864万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1273と、全体の約7割を占めた。値上がりは484、変わらずは80銘柄だった。
前日に決算発表したキヤノンが大幅安となった。三菱UFJも安い。一方、東エレクやファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株の一角が上昇した。原油高を受けてINPEXなどエネルギー関連が上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕