東証大引け 大幅続落し714円安 米金融引き締め警戒、半導体関連に売り
国内株概況
2022年10月11日 15:17
11日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落し、前週末比714円86銭(2.64%)安の2万6401円25銭で終えた。前週末発表の9月の米雇用統計が労働需給の引き締まりや平均時給の高止まりを示し、米連邦準備理事会(FRB)が大幅な利上げを続けるとの見方があらためて広がり、売りを促した。
香港などアジア株安も投資家心理の重荷となり、日経平均は午後に入って下げ幅を700円超まで拡大した。米政権による中国への半導体輸出の規制強化を受けて東エレクなど半導体関連に売りが優勢だった。米長期金利の上昇につれて、エムスリーなどグロース(成長)株にも売りが強まった。
新型コロナウイルスの水際対策の緩和を受けて百貨店や、陸運株は上昇した。もっとも、中国本土では新型コロナの感染再拡大が伝わっており、「中国からのインバウンド(訪日外国人)需要回復はまだ織り込めない」との見方から、関連銘柄も上値では利益確定売りに押された。
東証株価指数(TOPIX)は続落し、前週末比35.56ポイント(1.86%)安の1871.24で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆1594億円。売買高は12億9646万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1594と、全体の約87%を占めた。値上がりは211、変わらずは31銘柄だった。
ファストリ、ファナック、アドテスト、日電産が下落した。一方、日産化、イオン、高島屋、JR東日本が上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2022年10月11日 15:17
11日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落し、前週末比714円86銭(2.64%)安の2万6401円25銭で終えた。前週末発表の9月の米雇用統計が労働需給の引き締まりや平均時給の高止まりを示し、米連邦準備理事会(FRB)が大幅な利上げを続けるとの見方があらためて広がり、売りを促した。
香港などアジア株安も投資家心理の重荷となり、日経平均は午後に入って下げ幅を700円超まで拡大した。米政権による中国への半導体輸出の規制強化を受けて東エレクなど半導体関連に売りが優勢だった。米長期金利の上昇につれて、エムスリーなどグロース(成長)株にも売りが強まった。
新型コロナウイルスの水際対策の緩和を受けて百貨店や、陸運株は上昇した。もっとも、中国本土では新型コロナの感染再拡大が伝わっており、「中国からのインバウンド(訪日外国人)需要回復はまだ織り込めない」との見方から、関連銘柄も上値では利益確定売りに押された。
東証株価指数(TOPIX)は続落し、前週末比35.56ポイント(1.86%)安の1871.24で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆1594億円。売買高は12億9646万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1594と、全体の約87%を占めた。値上がりは211、変わらずは31銘柄だった。
ファストリ、ファナック、アドテスト、日電産が下落した。一方、日産化、イオン、高島屋、JR東日本が上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕