このところ本当に慌ただしく、ブログの更新ができていませんでした。
もう先々週のことになりますが、夜明けのハイキングに行ってきました。ここ数年は、電車の遅延や電車がシカと接触するなどのトラブルがありましたが、今年は何事も無く、無事に御嶽駅につき、その後も順調でした。おかげで山頂にも例年より早めに到着し、ゆっくりと休憩できる、と思ったのですが…。
山頂の休憩場所にはトイレが設置されています。駅のトイレ、ケーブルカーの入口のトイレ、御嶽神社の入口付近のトイレ、すべてに手が入りきれいになっていたものの、この山頂のトイレはまだ手が入っていませんでした。女子生徒がトイレに行きたいのだが、虫もいるし汚れているのでどうしてもこのトイレには入りたくないと私に言ってきました。見に行ってみると、確かに入口から入りにくい雰囲気があります。そこで予定を早め、神社での合格祈願を早々に済ませ、きれいなトイレに向かいました。
進行が早まったので、電車の時間を見ながら川で生徒たちを遊ばせることができるな、と考えながら山道を降りている最中でした。「先生、ストップ!」後ろから声がしました。靴紐がほどけたか、遅れてしまった生徒がいるのか、事情が分からないまましばらく待っていると、「塾長、早く来てください!」の声がしました。戻ってみてみると、男子生徒が足がつり、動けなくなっています。現在医療系の学部に通っている創研塾のOBが帯同してくれていましたので、応急処置をお願いしました。私の間隔では、5分から10分も休めば治るかな、と思っていたところいっこうに治る気配がありません。
帰宅後の予定がある生徒もいるため、全員をここで待たせるわけにもいかず、そのOBに足がつってしまった生徒と一緒にいてくれるように頼み、私は他の生徒たちを引率していったん小作駅まで戻ってきました。
現場にいるOBからまだ動けない状態であるとの報告があり、救急車の要請も考えながら、現場に戻ることにしました。現場に戻る途中、多少動けるようになったとの連絡が入ったので、ケーブルカーを使って下山できるかチャレンジしてもらうことにし、私はケーブルカーの駅まで送迎車で向かいました。
結局、足がつった生徒は何とか頑張ってケーブルカーの駅までたどり着けたので、あとはケーブルカーと創研塾の送迎車を使って自宅まで送り届けることができました。
実はこの付き添ったOBには創研塾OGで現在看護師として活躍している姉がおり、彼女からもこのような場合の対応について情報を得ることができました。どうやらコロナによる運動不足、山に登ったことによる疲労、軽い熱中症などの複合要因によって足がつってしまったのだと思います。
さらに実は、このOBには同じく創研塾OGの妹もおり、この妹にも今回帯同してもらって色々と協力してもらいました。今年のハイキングはこの三姉弟に本当に助けられました。思い返せば、一昨年はご家族総出でピンチを救っていただいたこともありました。
創研塾はスタッフや生徒だけでなく、OBOGや保護者のご家庭など多くの方に支えられていることをあらためて実感したハイキングとなりました。本当にありがたいことです。