中学1年生の数学が図形に入りました。夏ごろから一次方程式、比例・反比例と授業を進めてきていて、どちらも頭を使う単元でした。このところ作図の問題にとりかかっているため、生徒たちは頭よりも手を動かすことが多くなっています(もちろん頭を使うことには変わりありません)。
説明をした後に問題に取り組む生徒たちの表情を見ていると、何だか嬉しそうに問題を解いているように見えます。「作図は、好きか?楽しそうだけど。」と尋ねると「はい、楽しいです。」と嬉しい返事が返ってきました。「将来設計の仕事とか向いているんじゃない?」と再び問いかけると「いや、不器用なので、ちょっと…。」と自信の無さそうな返事が返ってきました。「今どきはコンピューターを使って設計するんだよ。もちろん手で書ける知識と技術があったうえでコンピューターを使って設計するのが良いのだろうけど。」と話をすると、少し嬉しそうにしていました。
残念ながら私はコンピューターは多少使えてもCAD等の知識がないためそれ以上話をしてあげることができませんでした。しかしながら、設計と言う仕事があること、今学んでいることが多少なりともつながるかもしれないと言うことを知ってもらえたかなとは思っています。
子供たちと話をしていて将来の夢をはっきりと答えられる生徒はかなり限られます。少しずつでも将来の仕事について興味を持てるような話題を折を見て取り上げることは良いきっかけになるかもしれません。今後少し意識して将来の仕事につながるような話をしていこうと思っています。