昨日の社会の授業では、ヨーロッパに続きアフリカについて学びました。ナイル川、サハラ砂漠やオアシスなどの資料を見せると、パソコンの画面越しに生徒たちが少し身を乗り出して興味深げに覗いているのが伝わってきます。プランテーションなども単に文字で「大規模農場」と教えるよりも写真を見せながら伝えた方が生徒たちにはよく伝わっているようです。
さらに、テキストで取り扱われているスラムについて何点かの写真を生徒たちに示すと、彼らの笑顔が消えました。スラムという場所があることはもちろん知っていると思います。しかし、実際にスラムにはどのような生活があるのか、どんな住居でどんな食事をし、どのような衣服を身にまとっているのかはあまり知らなかったはずです。それをたった数点の写真を通してでも知ることができ、多少なりとも衝撃を受けたのではないかと思います。私自身もオンライン授業を行うようになって資料を準備するたびに新しい知識を得ている気がします。
対面授業には対面授業の良さがあると同時に、オンライン授業にはオンライン授業の良さがあることを再認識しています。今日も社会の授業があります。どんな資料とともに生徒たちに色々な話をすることが楽しみです。