宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

母の日

2017-05-14 12:30:16 | 日記

母の日にデンドロビュームの鉢が届きました。
早速玄関の棚に置いて感謝しながら眺めています。
また、ヘアブラシと虫よけのスプレーーも貰いました。
我が家は蚊や虫が多いのでこれからの庭仕事・草むしりの時などに役に立ちそうです。
ヘアブラシは大きいサイズで髪の毛が少なくなった私には大きすぎるかもと思いましたが、使ってみると地肌触りがとても柔らかいです。
説明書を読むと頭髪のマッサージにも良いとか。確かにパッティングしてみたり、マッサージしてみるとクッション性があり大変気持ち良いです。
これで少しは髪が薄くなるのが防げそう…

若い人はいろいろと新しい商品に敏感で、よいものを探してくれます。
気を遣ってくれたことがとても嬉しかったです。
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初風炉は茶箱で

2017-05-10 20:09:49 | 茶道


連休も終わり平常な日々に戻りました。
今月から風炉で、茶箱の稽古をしました。

風炉は昔の手あぶりに鉄瓶をのせ、卯の花・和敬点・雪・月・花それぞれの点前を練習しました。
丁度入門者もいたので盆略点前も。

鉄瓶のお湯はすぐ熱くなってしまい、お湯の管理に気を付けなければなりません。

いつか研究会で薄茶がとても熱くなってしまったらしく「お熱いですからごゆっくり」と亭主の声掛けに業躰先生が「熱いお茶など出すものではない」とのお言葉があったことを思い出しました。
「料理は塩梅」「お茶は湯相い」ともおっしゃってました。

稽古の時、お釜のお湯が沸きすぎてしまって、京焼のお茶碗で点てたお薄が、手に持つのも熱くなってしまうことがあります。特に天目茶碗のこすすぎの時熱いと大変、確かに湯相いは大切です。水指の蓋を予め開けておくのも湯相いを調整するためですね。
お濃茶では熱いお湯の方がおいしく、お詰めまで温かいお濃茶を頂くことができます。

茶箱では水指が置いてないので、点前をする前に湯相を見て水をさしたりして整えておくことが大切ということをあらためて実感しました。
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「茶の湯展」 NHK日曜美術館

2017-05-08 19:13:46 | 茶道
NHK「日曜美術館」で「茶の湯」展が取り上げられました。
熊倉功夫氏と森万里子氏がゲストでした。以下、番組で述べられた事で印象深かったことを記します。

室町時代には中国から入って来た唐物の軸や天目茶碗、花瓶、茶入などを飾り愛で楽しんでいました。実際には使わず、美術品とされていました。油滴や曜変天目が美しいまま残ったのはこのためだったのですね。

それが村田珠光が、珠光天目として実際に使い始めたのです。”使ってこその道具”という意識。
生活の中に茶を取り込む茶の湯が始まりました。

利休時代になると狭い茶室が造られました。今までは床に唐物の画を掛けていたのを 禅の心がけを書いた禅僧の偈・法語など《書》が掛けられるようになりました。
又茶の湯のために樂に茶碗を作らせ国焼き茶碗が登場します。《俊寛》という銘の黒楽等個性をそぎ落とした緊張感のある茶碗です。

戦国時代では殺し合いをして領土を広げるという何とも血なまぐさい時代です。戦場から帰るとき戦士は精神的に異常だった…そこで茶室で茶を飲んで心を落ち着かせ自己の心を見つめ治してから平常の戻ったのではないかということです。
茶の湯・狭い茶室はそういう精神性の空間であったようです。

織部の時代になると”ならひなきを極意とす”として自由奔放な茶道具が出てきます。水指《破れ袋》織部のひしゃげた茶碗、個性的な模様など出てきます。織部は実験的なアーチスト。


明治時代になると西欧化で日本文化が斜陽したところを財界人が茶道具名品を買いあさりそれら名品を文化人や財界人に披露かたがた茶会をすることが流行りました。今でいうゴルフ外交のように、そういう方々の社交場だったと云われます。

このような歴史を辿っていざ現代はどうでしょう?
IT時代で顔と顔を合わせてコミュニケーションをとること少なくなり、PCに向き合っての仕事が多く疲れる時代です。
静かに自分を見つめる時間を持つには茶の湯がとても良い空間なのではないか。IT企業の中に社内でお茶を静かに飲む空間があるところも紹介されました。

また、利休も織部もその時代時代の現代アーチストであったというお話もありました。・・・確かに・・
例えば、二畳の極小茶室「待庵」も、織部のひしゃげた茶碗も当時の人をびっくりさせたことでしょう。
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こどもの日

2017-05-05 20:37:39 | 日記

今年の連休はお天気にめぐまれました。
こどもの日の今日、庭に椅子を持ち出して隣の長男一家とお十時を楽しみました。急遽考えたのでクッキーと梅昆布茶。
昆布茶は孫の大好物な飲み物。

庭の花の名前を教えたり、主人が「こいのぼり」や「せいくらべ」を歌ったりして孫を喜ばせました。「せいくらべ」の歌は孫や息子お嫁さんは知りませんでした。♬やっと 羽織の紐の丈 ♬という歌詞は確かに今の子供には通じないかもしれません。
昔は我が家も柱が沢山あって、その中の一本に子供たちの背の高さを印つけたものです。この頃の家は柱もないかも・・
子供は毎年ぐんぐん背が伸びるので去年からどれくらい伸びたか測るのが楽しみなことでした。
今はそういう風習もないようですね。

そういえば昔はこいのぼりを立てる家も結構あったようでしたが、今は都会では全く見られません。その代り公共的な場所にまとめてなん十匹ものこいのぼりを泳がせて、みんなで楽しむようになりました。

皆でたわいもない話をしながらお十時を戸外で楽しむ・・・・ささやかですが平和で幸せな時間でした。
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兜飾り

2017-05-03 07:19:26 | 日記

風薫る5月になりました。

端午の節句の時季です。我が家は孫は皆女の子ですのでちょっと縁遠いですが、兜は毎年飾ります。
これは私が長男を生んだとき実家が喜んで贈ってくれたものです。
太刀と弓もあって、長男は小さい時にその太刀を抜いたりして遊んでいたのを思い出します。

いま、長男の家はそんなに広くないので兜は我が家に置いたままです。

お雛様や、兜は贈ってくれた人の気持ちを感謝する意味で毎年飾ることは大切だと思います。
飾って眺め、孫のために贈ってくれた両親の気持ちを改めて思い感謝し、息子が健康で仕事に頑張れるよう祈ってます。

女の子の孫が将来(まだまだ先ですが・・)男の子を生んだときには是非この兜を役立てもらいたいものです。
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