宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

ミュシャ・スラブ叙事詩展・草間彌生展

2017-03-08 18:12:40 | 美術

今日から始まった「ミュシャのスラブ叙事詩展」を見に国立新美術館に行ってきました。

ウィークデイにもかかわらず切符売り場は長蛇の列。話題の展覧会なのです。
とにかく高さ6m幅8mという超大型の絵画で、それがなんと20枚も揃って一気に展示されているのです。
20点も揃っての展覧会は世界でも初めてだそうです。
いざ入ってみると天井までの絵画がぐるりと・・・。上の方はよく見えないのではと主人は双眼鏡を持参しました。
絵画の内容はチェコスロバキアの誕生の歴史絵。スラブ民族の苦難と栄光が描かれています。一枚ごとに歴史が詰め込まれているのですが、私にはちょっと難しいストーリ。
とにかくこのような特大の絵を17年かかって描き上げたミュシャはすごい!と思います。
ミュシャと言えば《ジスモンダ》のようなリトグラフばかりをイメージしていましたが、こんな壮大なスペクタクル絵画も描いたということ、尊敬です。

ついでに《草間彌生展》も見ました。88歳の今も現役の画家。水玉模様を根気よく彩りよく描いた個性的なアーチスト。絵画ばかりでなくオブジェもあります。珍しく部分的に写真を撮っても良い展覧会でしたのであちこちでカシャカシャと音がしていました。

外の樹木の幹にも水玉模様の布が巻かれていたのにも凝りようにビックリしました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャセリオー展

2017-03-05 20:45:41 | 美術
暖かな日曜日、上野の国立西洋美術館へ「シャセリオー展」を見に行ってきました。桜はまだですが、暖かさにつられてか上野公園内は人、人、人です。

シャセリオーは19世紀フランスのロマン派の画家です。はじめは新古典派のアングルに師事、しかしだんだんロマン派へと変わっていきます。神話を題材にしたもの、肖像画、オリエンタリズムの絵など結構沢山出展されていました。

シャセリオーは私にとってはあまりなじみのない画家でしたが、1人の画家に絞っての展覧会なので画風の変遷が分かりました。やはりチラシに載っている《カバリュス嬢の肖像》が素晴らしいと思いました。残念なことにシャセリオーは37歳という若さで亡くなりました。

ところで、今回入場するところで、女性に声を掛けられました。何と姪が係りとしているではありませんか。主人と私はびっくり!
アルバイトをしているのだそうです。黒いスーツ姿だったので声を掛けられなければわからないところでした。思わず記念に写真をパチリ・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする