久しぶりに炭手前の稽古をしました。
以前は30cm程の太さまちまちの炭を一箱買って、自分でノコギリでサイズに切っていました。しかしそのような炭の販売はなくなりました。
最近は組炭と言って、ちゃんとサイズに切った炭が16手前分など箱に入っているのです。しかし普段の稽古ではギッチョや割ギッチョなど途中途中で足すので別に徳用炭を買っています。炭事情も変化しています。
お手前さんには炭斗に炭を組むところからしていただきました。湿し灰は数日前に簡易に作りました。本格的に作ったことはなく前に師事いただいた先生の方法です。
下火がちょっと情けなかったのですがちゃんと決まり通りに手前をし、お香を入れると、しばらくして馥郁たる香りが…
炭手前を終え、八炉の設え・準備をしているうちに、火が赤々としてきました。せっかくなのでお釜を上げて皆様と鑑賞! 赤・黒・白‥それに湿し灰の色も加わって炉の中に小宇宙が、思わず写真を撮ってしまいました。ご銘炭です。
部屋が清められ、八畳の稽古場が気持ち良い素晴らしい神聖な場所になったかのようでした。
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