先週、水曜クラスと土曜クラス共に炉開きが出来ました。
炉開きは茶人にとってはお正月です。私は色無地紋付、生徒さんにも紋付でいらした方が4,5人いらっしゃいました。
陰から陽に変わったお茶室のしつらえは、長板総荘り。瓢(ふくべ)の花入れに織部の茶碗。炉開きには「べ」の付くものを二つ三つ使うということです。もっともこの風習、利休の時代にはなく、真言密教の考えからだいぶ後になってできたらしいです。茶道には禅宗のみならずいろいろな宗教の影響を受けています。
初炭をして、別室で善哉を頂き全員そろってお濃茶を頂きました。
茶道は風炉と炉の二つの時期があり、風炉の点前を覚えたかと思うと炉になり、リセット。
炉の点前を覚えたと思うとまた風炉になり リセット。
覚えては忘れ、覚えては忘れの繰り返しですね。それで長ーく修業ができるのです。なんとうまく出来ているのでしょう!!
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