コートールド美術展は20年前に高島屋日本橋店でも催されたことがあり、主人と見ていました。
今回は大学生の孫と一緒に鑑賞です。
この美術館はロンドンにあり、印象派・ポスト印象派の殿堂と言われ名画を沢山蒐集しています。卓越した審美眼で蒐集した作品はさすがです。
マネ、セザンヌ、モネ、ゴッホ、ゴーガン、ドガ、ピサロ・・・など馴染みの名画が続々と並んでいます。
特に今回私はセザンヌの絵に良い作品が沢山あったと思いました。「カード遊びをする人」や「アヌシー湖」「鉢植の花と果物」など。
マネの晩年の作品「フォリー=ベルジェールのバー」ばかりがTVの美術番組等で取り上げられています。バーメイドと鏡に映っている像との関係がおかしいとか、バーメイドの腕が長いのではないかなど議論されています。
しかしそれは専門家に任せて、私は前面の棚に並んだお酒の瓶や果物ガラスの花瓶に入っている花などの描写、そして会場の雰囲気の表現は素晴らしいと思いました。お酒の瓶のラベルにマネのサインがありました。
主人とよく行ったことのある文化会館の中の精養軒で昼食をとり、上野の山を降りたところでまたお茶をして、孫は今はやりのタピオカを、私はマンゴジュースを飲みました。
孫との会話も弾み、小さい時から美術館に連れて行ったので、鑑賞も丁寧に深くなっていると感じ嬉しいでした。