白雲去来

蜷川正大の日々是口実

伊豆高原は、寒いのだ。

2023-11-19 14:19:03 | 日記

11月17日(金)雨。

伊豆は下田に好きな料理屋がある。そのお店の入り口には「伊豆はあたたかく野宿によろし波音も」という山頭火の句碑がある。伊豆と聞くと山頭火のその句ではないが、暖かいというイメージがあるが、断食の宿のある伊豆高原は「高原」というだけあって晩秋、冬は横浜よりも寒いような気がする。また、「断食」と言うと、多くの人はお寺のような所で、「修行」を行なうと思う人が多いが、私が盟友に誘って頂いて行く「やすらぎの里・高原館」は、普通のペンションのような所だ。清潔で、かつスタッフの皆さんの接客もとても丁寧、親切である。「修行」というイメージには程遠く、ほとんどの人がウォーキングや周辺に多くあるミュージアム巡りなど、楽しみながらやっている。

朝は、「呼吸法」や「散歩」があるのだが、歳のせいにして、今回は一度も参加しなかった。9時に治療。マッサージなどをして頂いた。10時の朝食は、「人参のスムージー」一杯。あっという間に食べ、いや飲み干して、自室に戻る。散歩に出ようと思っても、外は雨。風も強い。横浜などにいると、雨や風で木々の揺れる音や、葉のこすれあう音など耳にすることがほとんどないが、宿は木に囲まれているので、そういった自然を感じることが出来る。しばらくベットで風に揺れる木の葉と雨の音を聴いていた。そういえば村上春樹の『風の歌を聴け』を読んだのはいつの頃だっただろうか。

午後から、伊豆高原駅の近くにあるTUTAYAに、DVDを借りに行く。会員になっていれば全国どこのお店でもDVDをレンタルすることが出来る。但し返却は借りたお店でしかできない。借りたのは三作品。「ワーダ、殺しの流儀」「1950鋼の第七師団」もう一本は邦画で「シャイロックの子供たち」。お店の入り口には「11月30日で閉店します」との張り紙があった。最近は、ネットフリックスやアマゾンのような配信映画が主流となっているのだろう。当然ながら返却する手間もいらない。ますます時代に遅れて行く自分を認識する。

夕食は、「野菜のすりながし味噌汁」具はありません。酒が抜けるまで2日はかかるので、今夜も眠れず、導入剤のお世話になる。※「野菜のすりながし味噌汁」。

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