
アトラクションが始まるまでの間、テオ・ヤンセン展の会場から出て未来館のショップに飛び込みました。それなりの「テオ・ヤンセン・グッズ」を期待したのです。それほど品数は多くなかったのですが、ありました。会場で見たAnimaris Rhinocerosの重厚さに惹かれて、このペーパークラフトを買ってしまいました。
このモデルの良い点は、機構に組み込まれているトラスが見えることです。三角形が二つ、これらは形を変えることがありません。600円。
でも、やはりメカ好きには堪らないのがこのTシャツでしょう。1500円。

ヤンセンさんの機構の設計図がTシャツにプリントされているからです。クリックすると拡大されて寸法を読むことが出来るでしょう。単位はcmでしょうね。
数年前にこの機構に驚かされて、自分のPC上で動かしたくなりました。でも寸法が分からないので、以下の動画を再生・一時停止してスクリーンコピー、これをプリンタで出力しました。
低解像度の絵を物差しで計測しました。このいい加減なデータでもそれなりの動きが見られて満足でした。
Tシャツを手に入れる前に、KADOTAさんのブログからこの正しいプロポーションを知ることが出来ましたが、このTシャツは持っているだけでも嬉しい。以下がオリジナルのデータで描いた「テオ・ヤンセン機構」です。

Tシャツではクランクが時計方向に回転していますが、私のPCではクランクをこの方向に回転させるのは面倒なので、画像を左右反転させています。しかし、線分の名前はTシャツと同じです。YouTubeの関連動画で見るこの機構はオリジナルのプロポーションで描かれていない作品が多いようです。
赤い線分mがクランクで、中心が黒い線分aから7.8ずれています。黒い線分aとlがこの機構の固定節です。クランクmが回転し、これにj(連結節)とb(揺動節)からなるてこクランク機構が構成されます。さらにmはk(連結節)とc(揺動節)と共にクランク機構を作っています。2重のてこクランク機構になっています。これにトラスが2個付き、両者をリンク機構(cdfg)が結んでいます。
しかしこの機構の自由度は1で、クランクmの回転角度によって一意に決定されます。
最下端の赤い軌跡がテオさんが求めたい動きでした。この軌跡を代数的に求めるのは難しいでしょうね。wxMaximaで計算出来るでしょうか?
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このモデルの良い点は、機構に組み込まれているトラスが見えることです。三角形が二つ、これらは形を変えることがありません。600円。
でも、やはりメカ好きには堪らないのがこのTシャツでしょう。1500円。

ヤンセンさんの機構の設計図がTシャツにプリントされているからです。クリックすると拡大されて寸法を読むことが出来るでしょう。単位はcmでしょうね。
数年前にこの機構に驚かされて、自分のPC上で動かしたくなりました。でも寸法が分からないので、以下の動画を再生・一時停止してスクリーンコピー、これをプリンタで出力しました。
低解像度の絵を物差しで計測しました。このいい加減なデータでもそれなりの動きが見られて満足でした。
Tシャツを手に入れる前に、KADOTAさんのブログからこの正しいプロポーションを知ることが出来ましたが、このTシャツは持っているだけでも嬉しい。以下がオリジナルのデータで描いた「テオ・ヤンセン機構」です。

Tシャツではクランクが時計方向に回転していますが、私のPCではクランクをこの方向に回転させるのは面倒なので、画像を左右反転させています。しかし、線分の名前はTシャツと同じです。YouTubeの関連動画で見るこの機構はオリジナルのプロポーションで描かれていない作品が多いようです。
赤い線分mがクランクで、中心が黒い線分aから7.8ずれています。黒い線分aとlがこの機構の固定節です。クランクmが回転し、これにj(連結節)とb(揺動節)からなるてこクランク機構が構成されます。さらにmはk(連結節)とc(揺動節)と共にクランク機構を作っています。2重のてこクランク機構になっています。これにトラスが2個付き、両者をリンク機構(cdfg)が結んでいます。
しかしこの機構の自由度は1で、クランクmの回転角度によって一意に決定されます。
最下端の赤い軌跡がテオさんが求めたい動きでした。この軌跡を代数的に求めるのは難しいでしょうね。wxMaximaで計算出来るでしょうか?
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Tシャツの他に機構の模型も売っています。「大人の科学」版は来年の発売ですが、ここで購入すれば一足早く遊べます。2500円でした。他に本とDVDもあります。
会期中にいけるかな。
12月から2月は年度末で多忙を極めるとおもいますが、何とか時間をやりくりして上京してください。きっと楽しめますし、得るものが多いと思います。
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/02/02/1585.html
中高生たちがテオ・ヤンセン氏にお会いして、作品をつくるという番組に協力していました。下記で放映されます。
風を食べる生物(仮) ~生命を創る男 テオ・ヤンセンの挑戦~
BShi 1月1日(土) 午後5:00~5:59
http://www.nhk.or.jp/bs/genre/hobby_7later.html
昨年のテオ・ヤンセン展の詳細な記事の紹介、まことにありがとうございます。未来館の展示室の出口に機構を動かすイラストがありましたが、簡単すぎて分かりませんでした。この記事でもまだまだです。
ヤンセンさんも観客も彼の作品を「生き物」と看做していますが、工学的にはやはり機械ですね。だから作れるのです。
正月の放映を楽しみにしています。こちらのお知らせもありがたいです。
実業高校の教員をしています。
興味深い内容のブログが多く、いつも
楽しみにしています。(クロソイド、凹んだ5角形の充填等)
テオ・ヤンセン機構をGRAPESでシミュレーションしてみました。
http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~tomodak/clip1982376/tomodakclip.cgiにある
「テオ・ヤンセン機構の交点関数 投稿者:樫木秀樹 投稿日:2010/12/16(Thu) 23:13 No.1465」
ファイル名 1469.gpsです。
GRAPESというフリーの関数グラフソフト上で動きます。
関数を図化するソフトとしてGRAPESは名前だけは知っていました。これからインストールして樫木さんの成果を確認したいと思います。
この話題は機構学の視点からもう少し突っ込んでみたいと思っていますので、続を書く予定にしています。
来年もごひいきにお願いします。