271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

クロソイド(滑り台にも好適な曲線 その2)

2007-08-30 21:51:11 | 遊具
ブログを書くときは自分では良く知っている積りの知識であっても一応は調べます。礼儀だと思っています。Wikipedia日本版にはしばしばお世話になっています。自然科学や技術に関する記事は概ね信用できると評価しています。 百科事典というのは新しい理論や技術が普及し始めた頃に書かれた記事が内容豊富で読んでも面白いものです。我が家にも亡父が出征するときに家族に頼んで買い揃えた平凡社の百科事典が納戸のどこか . . . 本文を読む
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クロソイド(滑り台にも好適な曲線 その1)

2007-08-29 10:08:49 | 遊具
滑り台の線形にクロソイドを採用しようというきっかけは今となっては定かではありません。道路技術者のための『クロソイドハンドブック』や数冊の参考書を読んだはずです。同時に小林昭七さんの『曲線と曲面の微分幾何』にも没頭していました。この知識がクロソイドを滑り台に応用するための決定打となります。 クロソイドが道路の線形として使われるようになったのは戦前のドイツのアウトバーン(Autobahn)であること . . . 本文を読む
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同じ本を2冊持っている(その5-3)

2007-08-24 22:43:46 | 読書
今日は空間曲線の話ですが、数式を使わずに、絵で直感的に進めたいと思います。前回の説明では平面曲線で単位接線ベクトルをe1、単位法線ベクトルe2を定義しました。曲線を定義するには曲線の長さをパラメータとして採用すると便利であることも述べました。 空間曲線でも同様で曲線Pは長さをパラメータとして、x=f(s),y=g(s),z=h(s)のように書け、少なくと2回は微分可能とします。平面曲線の場合は曲率 . . . 本文を読む
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同じ本を2冊持っている(その5-2)

2007-08-21 14:14:17 | 読書
微分幾何は力学との関連が強いことは後になって知りましたが、滑り台を設計するに当って何が嬉しかったかと言うと「曲線を曲線の長さ(弧長)をパラメータとして表現すること」でした。曲線を表現するにはy=f(x)のように陽関数で表す方法、F(x,y)=0のような陰関数表示、x=f(t),y=g(t)のように媒介変数(パラメータ)で定義するやり方があります。 今、曲率がいたるとこで一定な円という単純な曲線の . . . 本文を読む
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同じ本を2冊持っている(その5-1)

2007-08-19 07:30:04 | 読書
小林昭七さんの『曲線と曲面の微分幾何』(裳華房、初版1977年)は滑り台屋の方向を決定した書籍と言えるでしょう。購入したのはラテン語の看板を掲げる老舗書店で、私の持っているのは1987年の第13版です。奥付を見ると77年から10年間に13回増刷していることが分かります。同書は元々裳華房の「基礎数学選書」の第17巻として発行されました。私が購入したのは1990年頃です。 そのころ私は滑り台の設計で滑 . . . 本文を読む
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カラスウリ(夜の花)

2007-08-16 05:42:03 | 博物
ブログで知り合ったSUBALさんの「かたちのココロ」に夜の花シリーズがあります。お仕事で帰宅が遅くなり夜しか庭の撮影が出来ないのだろうと少し同情したものです。でもそれなりに風情のある絵になっています。 昨晩は「欧米歌」のBig Pさんに日曜日に撮影した動画をDVDに焼いて届けました。そして今年最後のヘイケボタルの観察に出かけました。先月は星を撒いたように光っていたヘイケボタルも僅か4頭を認めただけ . . . 本文を読む
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欧米歌

2007-08-13 19:30:38 | 博物
ホタル友達のBig Pさんから暑中見舞いがメールで届きました。それには一枚のチラシが添付されていました。昭和22年生まれのBig Pさんと友達Dさんとは「欧米歌」と称するユニットを組んで真夏の夜を楽しませてくれるというのです。ギターの名手とBig Pさんの長女Saraさん、素晴らしい声のNathanさんも参加するのです。一家で出かけることにしました。 喫茶店でPさんの歌声を聞くのは久しぶりです。P . . . 本文を読む
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飯田圭織とΑΝΝΑ ΒΙΣΣΗ

2007-08-12 15:31:32 | ギリシャ
車に乗って一人で遠出をする時は何枚かのCDを持っていきます。同行者のいるときは遠慮しますが、一人の時は私の音楽世界に浸ることにして、普段聞けないCDもじっくり聞けるのです。 最近は冒頭の飯田圭織『パラディノメ』を最初に聞き、次にΑΝΝΑ ΒΙΣΣΗの"ω!ΚYΠΡOC"という順序がお気に入りになっています。 飯田圭織『パラディノメ』は、日本で最も充実したギリシャポップス情報が得られるナゴヤハローさ . . . 本文を読む
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でかパイ(Π)の提案

2007-08-10 20:02:40 | 幾何学
以前取り上げた森毅さんの『指数・対数のはなし』の中で、円周率πは直径と円周の比として定義されているが、半径と円周の比(2π)とした方が合理的である、と書いてありました。私もこの考えを強く支持します。ここではπの大文字Πを仮に「でかパイ」と呼ぶことにします。 直径で円周を測るというのは、工学的に見るとノギスで直径を測定することに相当します。しかし円の定義としては、中心からの距離rが一定である、これ . . . 本文を読む
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出張!なんでも鑑定団in前橋

2007-08-08 05:06:57 | 数学
3月31日のエントリー「大きな古い計算尺」で取り上げたヘンミNo.101(教授用)、これで「出張!なんでも鑑定団in前橋」に応募しました。家族からは全く理解されない代物で「みっともないから止めて!」と反対さました。でも手回し式タイガー計算機がかなりの評価額だったことを思い出していました。 . . . 本文を読む
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夏の谷川岳

2007-08-06 07:07:56 | 博物
8月の10日の直近の日曜日は毎年谷川岳に出かけます。1970年8月10日、私の高校時代の同級生が一の倉沢4ルンゼ(本谷)で遭難しました。以来、山の仲間はずっと8月の日曜日にはここに集まり、追悼のセレモニーを行って来ました。一の倉沢の駐車場にある黒御影石の案内板は私達が建立したのです。 7時30分にいつもの場所に集合し、食料を車に積み込んで出発、一の倉沢に到着したのは9時30分頃でした。今年は雪が . . . 本文を読む
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空間の最密充填(ケルビンの14面体)続き

2007-08-04 10:52:30 | 幾何学
先週に引き続き今週も出張続きでブログの更新が滞っています。私が空間の最密充填、そしてケルビンの14面体に興味を持ったのは高木隆司さんの著作『かたちの不思議』(講談社現代新書、絶版) を読んだからです。その後、高木隆司さんも訳者の一人として加わっている『生物のかたち』(東大出版会、絶版)を手に入れました。同書はダーシー・トムソン(D'Arcy Wentworth Thompson)の"On Grow . . . 本文を読む
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