271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

懐かしいイチゴ(ダナー)

2014-05-06 06:30:58 | 博物
今年は2月の豪雪で当てにしていたイチゴ農家のハウスが雪に潰され材料の調達がままなりません。それではと思って、自作を試みることにしました。たまたま訪れた国道50号にある大きな園芸店でダナーというクラシックなイチゴの苗を見つけました!この店では春紅玉、グラニースミス、ブラムリーのような私好みのマニアックな苗も販売しています。
イチゴのジャムを作り始めた頃は生産者さんのハウスに行って薦められる品種を購入していましたが、ジャムの材料に求められる品質が分かってくるに従って、それが生食用とはちょっと違うことに気がつきました。大粒で糖度が高い必要はないのです。昔のイチゴは小さくて酸っぱく、潰して練乳をかけて食べたものです。このイチゴがダナーだったに違いありません。

70年代までイチゴを食する時の必須アイテムがイチゴスプーンでした。現在のイチゴは糖度が高いので練乳などお呼びでない。そしてこのスプーンも絶滅危惧種となっています。我が家のキッチンを探し回ってやっと2種、3本を探し出しました。
5月3日、件の園芸店の閉店直後、無理を言って店を開けてもらいダナーの苗を12株購入しました。帰宅して窓際に苗を置くと、内猫(エレニ)が興味を示し花を食べ始めました。困った猫です。

即座に苗を別室に移動し、プランターに移植したのは翌日です。しかし園芸には暗いし、全く自信がありません。今回は自家用で少し、ランナーで株を増やせれば上出来としましょう。

花も咲いて実も付き出したので受粉のお手伝いも必要らしい。林檎や梨の農家の話では結構な手間です。絵筆で撫で回してやってみましょう。普通はミツバチを借りるらしいけれどハナアブを使う賢い人もいます。


アブといってもハナアブ(Hoverfly)はハエ(Fly)の仲間で、幼虫はかなりグロテスクです。

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(05/07追記)ハナアブの幼虫の動画を追加します。


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