桜乃記-さくらのき-

九州に住む、しがない若手サラリーマンが書きつらねた現代の随筆。
日本名刺研究会(会員数2名)の代表でもあります。

最強の格闘技とは~③結論編~

2007-05-05 | スポーツ

さて、いろんな要素を勘案してきました。
いよいよ「最強の格闘技とは~③結論編~」です。

発表します!
最強の格闘技は….



「空手」!


と空手を習っている僕は言いたいところですが、厳正なる審査によってはじき出された答えは…



「相撲」です。

確かに総合格闘技において、曙や戦闘竜は強いとは言えませんがそれは柔らかいマット上での話。
やはり路上での闘いの場合は地面がアスファルトというのを最大限に生かせる格闘技だと思いますね。
そしてなんと言っても体格というのも大きなアドバンテージですし。

ということで、私の考える最強の格闘技は相撲ということになりました。
パンパカパーン☆



ただ、相撲以外の格闘技をやっている方々は最強でなかったからといって、気を悪くなさらないで欲しいです。
あくまで僕が設定した条件下では相撲が最強であろうというだけですので。


例えば相手がなんと短刀を持って自分が丸腰の場合では、動体視力の良いボクサーが他の格闘技の場合に比べ有利です。
逆に相撲取りは、狙われる表面積が広いため短刀を避けるのが難しいでしょうから。

また、ひとりで多人数を相手する場合では、組技系より、一撃の時間が早い打撃系の方が有利となるでしょうしね。


さて、あなたの考える最強の格闘技はどれになったでしょうか。

最強の格闘技とは~②考察編~

2007-05-05 | スポーツ
さて、「最強の格闘技とは」の今回第二回目では様々な要素を鑑みて、結論編につなぎたいと思います。
考察する要素としては以下の4つの側面です。

Ⅰ.体格面
Ⅱ.環境面
Ⅲ.用具面
Ⅳ.ルール面

一つずつ見ていきましょう。



Ⅰ.<体格面>

まず不利なのは、合気道、少林寺拳法、ボクシングなどです。
なぜならば、体格差で押し切られるからです。
技術のないボブサップが、K-1でホーストに二度も勝利したり、PRIDEで柔術マジシャンのノゲイラを後一歩というところまで追いつめたのも、リーチ、体重、筋力などの体格差があったからです。
体格差が大きいと、技術を使う以前に圧力で押し切られてしまうんですね。

合気道は、一般人と変わらない体格です。
少林寺拳法をやっている人も、ごついとまでは言えません。
ボクサーに至っては、鍛え込んでいるとは言え、平均像の体重はどんなに重く見積もっても60kgそこそこでしょう。
対して柔道家は80kgを確実に超えてきます。
体重がここまで違うと、不利という他ありません。

逆に体格面で有利なのはなんと言っても相撲です。
平均身長185㎝、体重も130㎏は下らないでしょう。
次に柔道、さらに空手と続くでしょうか。


Ⅱ.<環境面>

次に、路上という環境面から考察してみましょう。

明らかに強いのは柔道です。
総合格闘技の場合、柔道家は例え投げが決まっても、下はマットのためにダメージを与えるには至りません。
しかし路上の場合では、柔道家は相手を投げればアスファルトに叩き付けて勝負ありです。

また意外に強いと思われるのが、レスリングでしょう。
レスリングは、相手の両肩を1秒以上マットにつけることで勝敗を決します。
まあ要は、相手を転ばせればよいわけです。
転ばすのが上手いというのは、路上では大きなアドバンテージです。
アスファルト上に相手を転がしただけで多大なダメージを与えられますから。

相撲取りは突っ張りを多用すれば、相手を吹っ飛ばすことが出来ます。
リング上ではロープが威力を吸収し、そこまで大きなダメージには至りませんが路上では違います。
繁華街では店などが建ち並んでいるため、突っ張りで相手を建物にぶつけて大ダメージを与えることが出来ます。
加えて、上手投げ等の投げ技も使いこなせます。


Ⅲ.<用具面>

靴の面では、蹴り技を使う選手は不利な気がしますね。
靴を履くことの欠点を挙げると
・蹴り足が若干重くなり、スピードが落ちる
・下段、中段への蹴りを出したときに、靴をつかまれて転ばされる恐れが大きくなる。
などです。
よって、打撃系のキックボクシング、空手、テコンドーなどは、普段の競技時よりは足技を自由には扱えないでしょう。

グローブ面でかんがえると、普段グローブをつけている格闘技は感覚が違うので、若干ですが不利でしょう。
素手だと打撃を当てたときの感触が違いますし、指などは骨折もしやすくなります。

また服の面では、普段競技が着衣の格闘技の方が有利になりますね。
例えば柔道、柔術、少林寺拳法などは相手の道着の利用法を熟知しています。
今回の場合は服装がパーカーですが、このパーカーを利用して技をかけられます。

防具面で考えると、普段防具着用の格闘技はとまどうかも知れませんね。
いつもは防具に守られているのが、今回は当然防具一切無しなので、恐怖心が増幅されるでしょう。


Ⅳ.<ルール面>

ルール面で言えば、今回のルールに近いものが一番有利になることが当然です。

今回のルールは、肘打ちも可ですからキックボクサーは有利ですね。
肘というのはそもそも固いところなので、接近戦で相手に大きなダメージを与えられます。
加えて、拳のように骨折というのはなかなか起こりにくいので何発でも遠慮なく繰り出せるんですよね。

また、金的も可なので、蹴り技を使う格闘技は真っ先にここを狙う気がしますね。
よって、キックボクシング、空手、日本拳法、少林寺拳法などは有利でしょう。




以上のように今回は、様々な要素から最強に近いのはどの格闘技かを考察していきました。

次号、「最強の格闘技とは~③結論編~」では、いよいよ私の考える最強の格闘技を発表したいと思います。

最強の格闘技とは~①条件設定編~

2007-05-05 | スポーツ
数ある格闘技の中で、最強の格闘技とは何でしょうか?
男なら誰しも気になるテーマだと思うのですが。

書き終わるとかなり長くなってしまったので、上記の事をテーマに記事を三編に分割してお送りしましょう。

第一回は「最強の格闘技とは~①条件設定編~」です。



さて、格闘技はざっと思い付いただけでも以下のように多くの種類があります。(総合格闘技は除く)

・組技系       柔道、柔術、レスリング、合気道、
・打撃系       ムエタイ、ボクシング、テコンドー、空手
・打撃&組技系   相撲、日本拳法、少林寺拳法

今回はこの中から最強を決めたいと思います。


しかし最強を決めるというのは実は非常に難しい作業です。

まず最強を決するために条件を設定しなければなりません。
たとえばマットの上で闘うのか、狭いバーの店内で闘うのかによって、格闘技同士の有利不利が違いますね。
よって、なるべく平等な条件を設定して結論を導こうと思います。

決めるべき条件はいろいろありますがまとめると、

① 周りの状況
② 用具
③ 勝敗
④ その格闘技の誰が闘うのか

の④点でしょうか。
以下順にどんどん設定してみましょう。


①周りの状況
そこで、ここでは状況をもっとも一般的であろう繁華街の路上ということにします。
勿論下はアスファルトです。
蹴りも自在に出せる十分なスペースがあり、状況は1対1です。


②用具
格好は上半身裸でなく、勿論着衣です。
上から、パーカー、ジーンズ、スニーカーということにします。
むろん素手で、武器使用不可です。


③勝敗
関節技による一本か打撃によるK.O、または多量の出血や戦意喪失等の戦闘不能状態で勝敗が付くとします。
なるべく実戦のケンカに近づけるために頭突き、金的、肘による攻撃は認めます。
ただ、目突き、かみつき、指への攻撃など、非人道的行為は不可とします。

もちろんその選手のバックボーンでは禁じられた技も、上記の範囲内でなら使用可です。
つまりたとえばボクサーがキックを使ってもいいということです。


④ その格闘技の誰が闘うのか
これが一番大きな問題でしょう。

「その競技のトップアスリート同士が闘う」ようにすればいいという意見もあるでしょう。
しかしそれでは競技人口の多い格闘技が圧倒的に有利となってしまいます。
よって、トップアスリート同士では比べずに、その格闘技をやる人の平均像同士で比べてみましょう。

さらに、人種による特性の違いを排除するために、人種を日本人とします。
よって、「その格闘技をやる日本人男子の平均像同士でどちらが強いのか」を考えることにしましょう。

なお、ムエタイ(タイが本場)をする日本人というのはほとんどいないと思われるので、ルールが似通っているキックボクサーで代替し、比べてみることとします。



さて、以上①から④まで条件を決め終わりました。
次の記事、「最強の格闘技は何か~②考察編~」では、その格闘技をやっている平均像同士で、さまざまな要素を考慮しつつ強さを比較してみることにします。