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トップは明治大。3年連続の志願者日本一となった。

2012-12-01 | 高校生~

 今年の一般入試の志願者数ランキングがまとまった。すべて私立大だ。国公立大の最多志願者は東大の1万3215人だから、ランキングのベスト10には出てこない。

 トップは明治大。3年連続の志願者日本一となった。

 埼玉の進学校の進路指導教諭が言う。

 「明治大は第一志望の生徒は多いし、早慶志望者も押さえに併願する生徒も多い。学部も幅広く設置されており、いろいろな意味で狙いやすく薦めやすい大学です」

 10年前の志願者数との比較では、トップの明治大はベスト10の中で、3万1191人ともっとも志願者を増やしている。少子化で受験生数は13%も減っているにもかかわらずである。

 この人気の背景には積極的な大学改革がある。この10年間に情報コミュニケーションと国際日本学部を新設。今年の志願者には関係ないが、来年には新しくオープンする中野キャンパスに総合数理学部の新設を認可申請中だ。入試改革にも積極的で2007年には全学部統一入試を実施し、初めて地方試験も行った。

 キャンパス整備にも力を入れ、リバティタワーなど新校舎を続々と竣工。パウダールームを設け、女子受験生を意識した戦略で、バンカラなイメージが変わってきた。2000年に志願者に占める女子の割合は25%だったが、10年は31・7%にアップ。最近では女子の人気を獲得することが、志願者増をもたらす大きな要因になってきている。

 東京の中高一貫校の進路指導教諭が言う。

 「就職に強いことも魅力です。日本を代表するような企業への就職者も多く、特に進学した女子が、就職支援が手厚いと話していました」

 一方、今年はセンター試験がやさしくなり、志願者が増えると予測されていたのが早稲田。しかし、5年連続で志願者減となり、明治との差が昨年より広がった。

 予備校の入試担当者がこう話す。

 「早稲田もこの10年で新学部を設置し、一文と二文を文と文化構想に、理工を基幹理工、創造理工、先進理工の3学部に改組するなど積極的に改革してきて、女子の志願者も増えています。ただ、最難関ですから、最近の受験生の安全志向から敬遠されているようです」

 来年、2位・早稲田の巻き返しがなるのか、明治がトップを守るのか注目だ。


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